こころ豊かに生きる・人生講座

第13期人生講座「新・街道をゆく」08-A・B~平成24年12月25日(火)~

「新・街道をゆく」08-A

人生講座のスタート時間は午前11時だが、本日のリーダー半田和志さんは40分前に到着。「何か変わったことでも…」と訊ねると、「資料のチェックよ」。半田さんは何事も徹底する性格だから、担当の場合は入念なチェックを怠らない。本日の紀行は「明石海峡と淡路みち」。なぜ司馬遼太郎さんが明石海峡を渡ったのか。その謎解きからスタート。

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国生み神話によると「イザナギとイザナミは「大八島国(おおやしま)を次々と生み出した。一番目に生まれたのか「淡路島」である。ここから日本国がスタート(テキストは正しく書いてあるが、今風に表記する)。二番目は四国、続いて伊予の国、讃岐の国、阿波の国、土佐の国、隠岐の島、九州、筑紫の国、豊国、熊曾国、壱岐島、対馬、佐渡、本州。

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最終的には35の島々(神々)を生んだ。日本誕生である。淡路は漁師の国であるが、士農工商の身分制度とは枠の外で独自の文化を育んだ。テキストは3㌻にわたり、カラーで分かりやすくまとめられている(割愛)。八木の並松(なんまつ)は最盛期には見事な松が1600本もあったが、松くい虫の発生で壊滅。慶野(けいの)松原は同様に5千本が枯れた。

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半田講師は「植物への『介護の文化』が過去のものになったと指摘。さらに「自然破壊の前に精神の荒廃が進行している。国民の経済も破壊する。あなたなら何をする」と問題提起。日本の社会は資本主義さえうまくやれない病患をもっていることを、底の底まで掘り下げて考える時期に来ている。司馬さんは昭和40年代後半に指摘している。

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「新・街道をゆく」08-B

午前のクラスは宮川さんが「ノロウィルス」の疑いで、田畑さんが母の骨折でお休み。午後は岩本さんが検査、米今さんが子守でお休み。午前のクラスは昼食で、午後のクラスはカラオケで忘年会。本日のリーダーは3連続で入川さんの中国シリーズ。最終回となる「江南のみち」。日本の文化ともっとも近しい関係にある。蘇州、紹興、寧波を解説。

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中国文明の揺籃期、春秋時代の呉の中心都市として栄えた蘇州。呉は「呉音」「呉服」など、日本文化に大きな影響を与えた。入川講師は生涯学習「日本のことば」を担当しており、中国文化や漢字のも歴史など造詣が深い。「呉越同舟」「臥薪嘗胆」などの成り立ちについて明快な解説があった。テキストは3㌻で自身が江南を旅したときの写真を添付。司馬遼太郎の思いは、2千年という文明の時空を超える。

◆冬の朝 川面飛び立つ 小サギかな       藤

 めぐり合い はがきとそうじ ありがとう

 年暮れは あれやこれやと 押し迫る      竜

 総選挙 終わってみれば どう変わる

 子どもらに 教わり作る 年賀状        竹

 イブの日は 一日だけの クリスチャン

 庭に置く めしに集いし 冬雀         実

 火中栗 拾う人より 推す人も

 施設探し 心も折れて 年を越す        野

 新内閣 卆お友達の 重厚さ

 絵手紙で 拾った恋と 初日の出        原

 初雪や 一つに溶ける 山と空

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