こころ豊かに生きる・人生講座

第12期人生講座 「街道をゆく」③-A・B ~平成24年2月28日(火)~

「街道をゆく」③-A

第12期人生講座 「街道をゆく」

「北のまほろば」のリーダーは半田和志さん。司馬遼太郎原作のDVDは、青森の紀行を通して三内丸山遺跡に代表される古代から続いてきた北の大地の変遷を 掘り下げ、現代に照らし返せる灯火を見出そうとする。半田リーダーの切り口はケカチ(飢餓の方言)を切り口として、南部藩の幕藩体制下における悲惨な歴史 をひも解いた。

 

霖雨、早冷、降霜、暴風などによる凶作から熱病流行などによる飢饉から、宝暦5年の餓死者は5万人に達したという。コメ偏重の誤った政策が「北のまほろ ば」を悲劇のどん底に落とした。遺跡からは建物の跡、膨大な量の縄文土器、石器、土偶、装身具、生活用具、集落の暮らしなどが見え、中国や朝鮮との盛んな 交易、文化交流がうかがえる。

 

「まほろば」とは、まろやかな盆地で、もの成りがよくて気持ちのいい野という表現だという。資料には土偶の数々、飢饉の年表、豪商の住宅、三内丸山遺跡、 大型竪穴住居、津軽地方の地図などが分かりやすくまとめられていた。半田さんの解説は簡明で分かりやすかった。メンバーの田畑さんは八甲田山、岩木山に登 山した経験を持つ。

 

第12期人生講座 「街道をゆく」

病癒えて久し振りの平井さんには、某誌が募集した手紙部門の大賞を受賞した気仙沼市のS・Nさんの作品「あなたへ」を朗読してもらった。急な依頼だったに もかかわらず目の前で津波にさらわれた夫への思いが切々と伝わった。涙が溢れた。次回は「長州路・肥薩のみち」で担当は椋田克生さん。今回は全員出席で盛 り上がった。

 

 

 

 

「街道をゆく」③-B

第12期人生講座 「街道をゆく」

午後のクラスはリーダーを予定していた入川実さんが、風邪のため欠席となった。急遽、相村幸彦さんにお願いした。午前に使った半田さんのテキストを利用さ せてもらった。DVDを鑑賞した後、それぞれの日本人観、日本観について語り合った。東日本大震災における被災者や支援者の行動が、外国から高く評価され た事実を誇りに思うと話された。

 

入川さんのほかに沖さん、高見さんが欠席。一抹の寂しさはあったが、新メンバーの高野さんの存在は場を盛り上げた。日本はダメな国になったとよく言われる が、欧米人は日本の長所を認め、アジア人の大多数は日本を畏敬し、模倣したいと精進しているのだから、日本人もくじけず自尊を取り戻すべきだという意見が あった。

 

■五七五は軌道に乗っている。暮らしで感性が磨かれている。

 

春よ来い 来たと思えば また帰る  幸彦

 

催花雨に 濡れる水仙 開花待つ  道章

 

寒い朝 安芸の小富士に 雪が降る 高史

 

冬野菜 はちまきしめて 春を待つ 小百合

 

  ふくらみて 塀より覗く しだれ梅 小菊

 

    烏骨鶏 たまご一つで 春告げる  伸お