こころ豊かに生きる・人生講座

第14期人生講座「日本に詳しくなろう」15-A・B~平成26年4月22日(火)~

「日本に詳しくなろう」15-A

今回のリーダーは二度目になる田原靖子さん。「いのちのいとなみを見つめる(ジャパニスト№20~58p)」。本文は見目陽一さんの「百村の馬頭観音」と題した400字ほどのエッセイであるが、田原さんは自分の足で確かめた数多くの石仏など紹介された。訥々とした語り口ながら、現地を踏んだ体験は聞くものの心を惹きつける。芯に響く語り。

 

 

まずは「百村の馬頭観音」を写真入りで紹介。「石仏」は関西地方を中心に権力者、修験者、僧侶などによって、古代から中世にかけて多く作られるようになる。近世になると素朴な信仰心を背景に、庶民が制作に携わるようになると紹介。石仏の種類として「阿弥陀如来」「地蔵菩薩」「六地蔵」「馬頭観音」「千手観音」「如意輪観音」などが紹介される。

 

 

田原さんはこれらの宗教的な歴史に興味があり、しばしば歴史探訪ツアーに参加している。今回は当尾(とおの)の石仏の道コースに参加した。テキストには当尾の石仏探訪マップに「岩船寺」の本堂、三重塔、門前石風呂や、「浄瑠璃寺」の本堂、三重塔(いずれも国宝)や門前がカラー写真で紹介してある。歴史や由来なども詳しく添付されている。

 

 

ツアーは2泊3日。万歩計で5万歩に及ぶという。岩船寺を見学した後は石仏との出会いを楽しみながら道を下る。浄瑠璃寺で国宝を拝観し、森林浴を楽しみながら、当尾の石仏を満喫したという。一日約2万歩は高齢者にとって決して楽ではないが、歴史に対する好奇心と学びが疲れなど感じさせないという。メンバーは大きく相槌を打ちながら学んだ。

 

 

「日本に詳しくなろう」15-B

リーダーは佐藤小百合さん。選んだテーマは「学問は人を幸せにする(ジャパニスト№20~38p)」。難解なテーマを佐藤さんは見事に料理した。パソコンを使わないテキストは手書きだが、写真を上手に活用してテキスト化した。①まえがき、②子ども心に見る遊行、③民俗学者臼田先生の遺言、④田麦俣の経験、⑥遊行は土地の報い、⑥まとめ。

 

 

6章にまとめ、付録として①私の遊行、②雑事・あとがきと続く。佐藤さんは後期高齢者の一年生だが、実に充実した人生を送っている。「いま私は『学問は人を幸せにする』に共感。勉強が楽しくて仕方がない」と語る。ただ今「易経」「手相」「百人一首」「漢字」に夢中である。これからも心の旅は続くと熱く語る。母子合作による季節の「田舎寿司」持参。

 

 

 

■90分の 激論終えて 五七五が 心を癒す

・茶の心 ワビ、サビ残す 街の顔          実

・信長と 手を握りたり 残る街

・そよ風の 若葉をゆする 午後3時        勝子

・新緑を 鏡に映し 紅を引く

・竹の子の 生きる力を 学ぶが良し        嬰枯

・筍を 掘る子に鍬の 重かりし

・稽古した ように歌えぬ 晴れ舞台        弘子

・体調も 意のままならぬ 春の空

・片隅に 生きるスミレの ひとりごと      小百合

・はにかみて 乙女心の はなみずき

・オバマ来る 露・中・韓の悪 どう裁く      道章

・春の宵 胞子育む 紅の雨