住まいの物語

住まいの物語⑤「和瓦のはなし」  平成25年5月18日(土)

⑤「和瓦のはなし」

本日のテキストは、①和瓦のルーツをたどる、②木と紙と土の家、③「いらかのなみ」は郷愁か、④人材育成が商売繁盛の決め手、⑤錫門の瓦葺き。住まいの物語の水先案内人を務めているが、いつものようにゲストの皆さんをとんでもないところに案内している。本日もテキストに添って進める積もりだったが、出発点から舳先が狂っていた。

 

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約7年前から3階の一室を仕事の場所にしている。東北に向って窓があるが、春の彼岸から太陽を拝むことが出来る。秋の彼岸から半年間、太陽は南下し視界から消える。それだけに「春分の日」は待ち遠しい。真東から太陽が昇り、部屋に朝の光をプレゼントしてくれる。住まいに陽の光が最初に届くのは、瓦屋根の棟。日の出とともに輝き始める。

 

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だから日本の住まいには和瓦葺きが似合うという話。東大寺も法隆寺も和瓦に守られ、日本の建築文化を伝えてくれる。ところが意外にもゲストの皆さんは瓦には関心がない。神社仏閣はもとより、わが家の屋根についても何が葺いてあるか知らない。面白い現象ではあるが、よく考えるとわが家の屋根は地面から見えない。わざわざ見る必要もない。

 

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住まいの物語をきっかけにして日本建築の素晴らしさを見直して欲しいのだが…。つい本論はそこそこにして日々の暮らしや健康に話が迷走する。それでも講座の存在が地域の活性化につながり、ゲストのみなさんの日々にうるおいをもたらせば目的は達せられる。本日の茶話会はギャラリーの出品者が急遽不参加。岡元世話人に苦労を掛けた。