こころ豊かに生きる・人生講座

第13期人生講座「新・街道をゆく」18-A・B~平成25年5月28日(火)~

「新・街道をゆく」18-A

本日のリーダーは椋田克生さん。司馬遼太郎さんの「街道をゆく」は題して「阿波紀行」。鳴門大橋から見下ろす「鳴門の渦潮」はDVDで紹介されたが、神秘的で美しかった。徳島県には四国八十八ヶ所お遍路巡りの一番寺から二十三番寺まであるが、司馬さんは一番寺の「霊山寺」に詣でた。阿波一国を貫く吉野川の北街道を県境の祖谷まで旅した。

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椋田さんのテキストによると、一本釣りでは日本一の釣り糸天蚕子(テグス)の紹介、第一次世界大戦時の捕虜収容所におけるドイツ文化との交流、四国八十八ヶ所巡り、平家村と呼ばれる秘境「祖谷渓谷とかずら橋」、ドイツ記念館、ベートーベンの第九合唱が徳島から全国へ広がったいきさつなどがシンプルにまとめられていた。少し舌足らずだった。

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京都文化の影響の下に成立した阿波踊りの伝統、脇町の「町衆」たちによって受け継がれた江戸時代さながらの街並み、平家の落人たちが隠れ住んだ天空の集落などを学びたいと思ったが突っ込みが足りなかった。捕虜収容所といえば虐待、強制労働、飢えなどを連想するが、この収容所ではドイツ人の誇りと阿波の人たちの伝統「もてなし」が生きた。

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松江豊寿氏

幸いメンバーの半田和志さんが、ユーチューブの動画からピックアップしてくれた。当時の収容所長・松江豊寿氏の敗者の痛みに共感する広い心が、新しい西洋文化や食文化の醸成を可能にした。前記の第九、トマト、キャベツの栽培、チーズやパンの作り方など教わった歴史が学べた。鳴門海峡を渡って秘境・祖谷渓谷まで歩きたいと話し合った。

「新・街道をゆく」18-B

本日のリーダーは高見弘子さん。テーマは「河内みち」だが、高見さんは初体験で少し心配した。手書きの丁寧なテキストを見て驚いた。実によく勉強されている。ホッとした。これがいけなかったようで、安心した分だけ水先案内人の感度が鈍った。せっかくのリポートを生かせず申し訳ない。しかし、読み応え、聞き応えは存分にあった。

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テキストの大テーマは、①河内、②若江村、③平石峠・高貴寺、④弘川寺、⑤南河内の金剛山麓、⑥PL教団、⑦大が塚。それぞれに小項目5~7に分類され、丁寧な解説が付けられている。摂津、河内、和泉の若者たちによる壮大な夏祭り「だんじり」の知名度は全国区であり、その勇壮な争いはDVDで詳しく紹介された。学びが多かった。

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本日から築城勝子さんが参加。それではお楽しみ五七五。


■五月雨 大地に遊ぶ 童かな         小百合

 ひっそりと 庭すみに咲く 雪ノ下
 

 呉レモン 安曇野経由で 出荷する      弘 子
      

 話し合う 心閉じれば 敵となる

 ツバメ来て 滞在先を 探しおり       栄 子

 犬いびき 寝言もありて 夕べかな

 遍路みち 次は歩くよ バスツアー      幸 男

 根来寺の 緑のうみに 白遍路

 ベンツあり 回転寿司の 開店日       菊 子

 急ぐなよ 花も早いが もう梅雨か

 目にまぶし 青葉若葉の 一千通       伸 雄