こころ豊かに生きる・人生講座

第14期人生講座「日本に詳しくなろう」5-A・B~平成25年11月12日(火)~

「日本に詳しくなろう」5-A

本日のテーマは「旨い純米酒を求めて」。リーダーは初登場の浜本明男さん。メンバーとしては長いが、謙遜が邪魔をしてやっと神輿を上げられた。もともと学究肌で思い入れが深いだけに、テキストは「美味い日本酒を知る」ことに絞った見事なまとめ方だった。日本酒の分類からはじまり、米の巻、水の巻、酒母の巻、日本酒のタイプ、酒器と続く。

 

2013.11.12jinnsei (5)

 

有名ブランドの「久保田」「越乃寒梅」「八海山」などの解説に加え、広島の銘酒の紹介があった。お酒の好きな勿論のこと、酒に縁のない人にも薀蓄は面白かった。浜本さんは語り口が明快で表情が豊かだから、奥が深いのに楽しい学びとなった。浜本さんは前立腺肥大と診断され悩んでいたが、諸々の検査の結果が無罪放免。雰囲気が明るい。

 

広島の銘酒。「西條鶴・大地の風」、「無農薬米・千の福」、「比婆美人・生貯蔵酒」、「酔心・ぶなのしずく」、「龍勢・夜の帝王」、「賀茂鶴・大吟峰」など。各々が酒の知識を披露し、酒飲まずして酔っ払った気分。後半では日本酒の分類、米のよしあし、米の磨ぎ方、水のよしあし、酒造りの工程、飲み方、歴史にまで浜本さんのリードが続いていく。

 

2013.11.12jinnsei (3)

 

締め括りはメンバーに酒の上のエピソード聞くコーナーで大半が失敗談になるが、自らの若気の過ちをユーモアたっぷりに語る。酒が好きな人は明るいと錯覚して結婚し、とんだ思い違いだったと振り返る。酒深い人は記憶が切れるらしい。いま悠々自適ということは処し方が見事だったという結論になる。酒が好きで楽しめる人は幸せという結び。

 

 

「日本に詳しくなろう」5-B

本日のテーマは[日本人と暦]。リーダーは入川実さん。生涯学習の常任講師だけにテキスト作成は手馴れたもの。①暦から受ける語感、②季節感・情緒的側面、③季節の花と日本人の心。春の梅、桃、桜。秋の菊、萩と続き、暦との関係性について明快な解説があった。暦とは? 時間の流れを年・月・日の単位でまとめ、当てはめて数える体系。

 

2013.11.12jinnsei (6)

 

太陽暦と太陰暦の解説。二十四節気、雑節、七十二候にも話が及んだ。日本人特有の細やかな季節感は、農耕の適期など自然と共に生きる智恵や技術を生んだ。梅桜桃杏なる四字熟語があるが、花の美しさは優劣がつけ難いという意味。菊の花言葉は「高貴」。邪気をはらい延命効果があると伝えられる。知らないことを知るのは楽しい。盛り上がる。

 

2013.11.12jinnsei (8)

 

2013.11.12jinnsei (9)

 

■本日の五七五

 虚偽表示 その心根は 何国の人        きくこ

 合同墓 教えを受けし 友が逝く

 目の前を 木の葉一片 空を舞う        かつこ

 里山の 祭り太鼓の 音まばら

 雀来て マチュピチュの町 語るらし      えいこ

 風情なき 鬼の手とごと 桐落葉

 枯葉散り 命の不思議 いま思う        さゆり

 ねばねばと 納豆になれ はがき道

 菊の色 染まぬみどりの 宗箇松        みのる

 不動院 秋さむのもと 金色に

 晩秋に 昭和の歌姫 旅に逝く         ちあき

 四十年 まだ続いている 偽装婚