こころ豊かに生きる・人生講座

第15期人生講座「やさしい論語」5-A・B~平成26年9月30日(火)~

「やさしい論語」5-A

タイトルは「安岡定子のやさしい論語」だが、それは語りの安岡さんの声だけで内容はなかなか難解だ。本日は「学ぶことは楽しい」。リーダーの宮川さんはいじめ相手の今野さんが欠席のためやや寂しそう。元気者の松本さんも残念ながら姿が見えず。本日は章句が十章といつもより多く、時間も七分ほど長めだった。第二回の重複も一章句あった。

 

2014.9.30jinsei (1)

 

拝聴後の感想発表で多くの人が取り上げたのが、『子曰く、之を知る者は、これを好むものに如かず。これを好むものは、之を楽しむものに如かず』。物事を究めていく三段階のキーワード、①知る、②好む、③楽しむ。之というのは学問や道を指す。仕事も同じで好きになって楽しむ心境に至ればいいが、その境地は経験から至難だとの意見が大半だった。

 

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次いで『子曰く、由、汝に之を知るを訓えんか。之を知るを之を知ると為し、知らざるを知らずと為す。之知るなり』。この章句では「知る」と「知らない」の区別をしっかりできるのが、ほんとうの「知る」だと訓えている。知ったかぶりをするとそこで進歩が止まる。知らないことは何なのか? それが分かったら、次は知る楽しさが待っていると訓える。

 

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話を聞いているとなるほどと納得し、素読をするといくらか分かった気分になる。素読のときは出来ればテキストを見ないで講師のリードに従うのがよい。講義が終わると宮川リーダーは巧みに全員から感想を述べさせて締め括る。このあたりの進め方は亀の甲より年の功か。岡元塾頭から、ショールームツアー、夢拾いウォーク、生涯学習ツアーの案内あり。

 

 

「やさしい論語」5-B

お洒落な米寿媼が欠席された。先日堅い約束をしたが、もしかしたら失念? 『子曰く、憤せずんば啓せず。悱せずんば発せず。一隅をあげて三隅を以て反らざれば、即ち復せざるなり』に関心が高かった。最近の若者たちの学びに対する姿勢に批判が多い。スマホの悪影響もあり、文明の力に毒されつつある現状を憂い、危惧する意見が多し。真摯に学んで。

 

2014.9.30jinsei (3)

 

いまのままでは「読み、書き、そろばん、考える、話す」ができる若者がいなくなる。文明に過度に依存すると、人間の持っている能力が次々失われる。スマホを活用すれば考えることが減ってくる。便利で使えるのは悪くないが、それだけでいいのかと憂う。論語は現代の問題点も厳しく指摘してくれる。お互い熟年者ではあるが、学び合いは必ず役に立つ。

 

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■お楽しみ「五七五」

 ザンバラに 古参力士が 蹴散らされ      ようじ

 腰痛を 耐えて洗車 雨が降り

 秋日和 懐古の道を 踏みしめる        かつこ

 百日紅 こぼるる花の 独居庵

 土石流 巨大な鳥の 爪のあと         きくこ

 老い支度(終活や) 若き写しよ さようなら

 御嶽山 噴く災害が 西東           たかの

 金木犀 香り熱燗の 季節くる

 また一人 蒼きマンモス 相撲界        ひろこ

 大根の 間引き菜和え 一品に

 夕暮れの 三日月おぼろ 秋深く        みのる

 眉月や 十三夜へと 急ぎ足