こころ豊かに生きる・人生講座

第14期人生講座「日本に詳しくなろう」18-A・B~平成26年6月10日(火)~

「日本に詳しくなろう」18-A

本日のテーマは「日本人の志・コウノトリの舞う地域づくり=上甲晃氏(ジャパニスト20号・12㌻)」。リーダーは米沢隆子さん。「上手になったのぉ、今度ワシに教えてほしい」と今野さんから感嘆の声。それほど米沢さんのまとめたテキストは、分かりやすいし美しい。「月謝を払って2年勉強しなさい。頑張れば追いつけるよ」と外野席から激励。

 

 

兵庫県豊岡市を訪問、コウノトリと人間が共生する〝小さな世界都市〟の理想を掲げて、新しい地域づくりに取り組んでいる中貝市長を取材。日本に生息する野生のコウノトリは、昭和46年、田園における環境破壊によって死滅。昭和60年ロシアから6羽の幼鳥が寄贈された。無農薬農法の普及などに取り組みコウノトリを復活させた。健康にも恩恵。

 

 

コウノトリは昔から瑞兆の鳥として大切にされ、兵庫県の県鳥である。空港の名前も「コウノトリ但馬空港」。あれこれ論議するうちに鳥だけではなく、人間の便利な暮らしと自然との共生は難しいとの話に進んだ。自然との共生は人間の暮らしを豊かにする。理想を唱える人は多いが、実践は難しい。しかし、人間のために自然を破壊し続ける事は許されない。

 

 

テキストは本論からさらに進んで「日本における絶滅危惧種」にまで話が進んだ。これはテキストの巧みなリードによる。絶滅危惧種、将来絶滅の危険性が高い種、絶滅の危険性が増大している種など、詳しく紹介されている。中には親しみのある鳥もおり、改めて無関心は無責任であると教わった。いま自分で出きることを行う。せめて関心を持ちたい。

 

 

「日本に詳しくなろう」18-B

本日のテーマは「日本人のものづくり・林虎彦物語(ジャパニスト20号80㌻)」。リーダーは入川実さん。レオン自動機の創業者・林虎彦が開発した自動包餡機によって、世界の食文化は大変革を遂げることになった。和菓子職人たちは非人間的とも言える過酷な労働から解放され、高価だった様々な伝統的な和菓子が求めやすいものとなった。

 

 

その開発と成果の物語は、高久多美男氏の14㌻に及ぶ膨大なリポートに表されている。入川さんのテキストは、①レオン自動機の概要、②林虎彦氏の思想、③包餡機開発の背景など、分かりやすくまとめている。さらに和菓子の歴史、餡のこと、粉のこと、饅頭のことなど解説してある。茶とお菓子と文化の関係に話が及び、興味深い講座に盛り上げられた。

 

 

 

■本日のお楽しみ「五七五」

・声からし 先生必死の 運動会         かつこ

・紫陽花の 明日は何色 粧うやら

・梅雨空に 南瓜の花 輝きて          みのる

・菜園で 草の根引きつ ひねる句や

・カプセルを 開けて出てきた 幼顔       ひろこ

・同窓会 時は一気に 後戻り

・杯傾げ さみだれを聴く 梅雨かな      みちあき

・今度こそ 道義を尽くせ 宋日昊(ソンイルホ)

・永田町 野党再編 気もそぞろ

・夏を告ぐ アジサイの花 首傾げ        のぶお

・せせらぎに 栗の花映す 中国路

・清流の 岩陰昏し 鮎光る