こころ豊かに生きる・人生講座

第14期人生講座「日本に詳しくなろう」6-A・B~平成25年11月26日(火)~

「日本に詳しくなろう」6-A

昨日から風が吹荒れいつもはチリ一つない歩道が、落ち葉で溢れてしまった。掃いても掃いても、風が休まず運んでくる。2回目であっさり諦めた。気温は一桁で外は寒いが室内はほどよく暖房が効いてあたたかい。本日のリーダーは米沢隆子さん。テーマは「枯葉のいのち・鈴木由紀さん」。テキストは「老人の定義」を中心にまとめられていた。

 

 

「老いる」とはどういうことか、米沢さんは問題を提起した。ご自身は気が付いたら80歳になっていた、と気づくような生き方をしたい。「老人になるのは自分が老人になったと認めた瞬間からだ。どんなに若ぶったところで60~70年も生きながらえたら老人だ。ただし肉体の老化と精神の若さが一致しないこともある」。きびしいことばである。

 

 

老いを自覚したときから、老いの孤独感が始まる。佐藤愛子さんは「気持ちを若く持つこと、おしゃれの心を持つこと、進んで外に出ること、興味を持つこと、歳を忘れて恋をすること」と激励する。けれども体力を失った身にとっては、簡単に手に入らない。どんなに頑張っても人はやがて老いて枯れる。それが生きとし生けるもの自然である。

 

 

人間の老年は75歳ラインがある。溌剌とした人もあるが、差が出るのはこの頃から。人は年齢相応に変化するほうが美しいと曽野綾子さん。22年後には高齢者世帯の約4割が1人暮らしになる。どのように「孤独」と向き合えばよいのか。珍しく熱心な議論が行き交った。米沢さんは、サミエル・ウルマンの「青春」を朗読。心に滲み入る詩だった。

 

 

「日本に詳しくなろう」6-B

昨年は大手術をした高見弘子さんが鮮やかに復活し、リーダーを務めた。テーマは「日本人のものづくり」。靴作りの匠・矢口昇氏の生き様を追った。高見さんはハイヒールの研究に福山市の日本はきもの博物館を訪れた。残念ながら閉館直前だったようだ。せっかくの施設だが維持出来ないという。それぞれハイヒールにつて薀蓄を傾けた。男外し。

 

 

テキストは、①矢口昇経歴、②15歳で集団就職、③ベアーシューズ社・社長との出会い、④日本一の職人に、⑤本場で見つけたヒント、⑥一千万円プレーヤーに、⑦売ってはいけない靴を作り続けるのか! ⑧「靴」を見て「足」を見ず、⑨同志が履く靴を作るという思い。以上9章にまとめられた。男性は蚊帳の外、女性のみの楽しい意見交換に。

 

 

■落ち葉して 石仏在す 古刹かな        嬰 枯

 せせらぎの 中や紅葉の 艶めけり

 まひるまの 補陀落の庭 石蕗の花

 山寺に 滝の音だけ 秋の昼          弘 子

 木漏れ日が ステンドグラス 寺の道

 秋深く 赤きジュータン 子等の声       実

 初秋なし 晩秋来たり はや初冬

 小春日の パワースポットは 綾錦       勝 子

 晩秋の 三滝の由来 ひもときて

 光受け 色鮮やかに 滝もみじ         小百合

 シクラメン 我が家に明かり 灯しけり

 天高く 皇帝ダリア 空を飛ぶ