こころ豊かに生きる・人生講座

第13期人生講座「新・街道をゆく」24-A・B~平成25年8月27日(火)~

「新・街道をゆく」24-A

司馬遼太郎の「街道をゆく」はスペシャルシリーズを含めて本日が最終講の38回。あらためて「よくぞ続けさせてもらった」感慨深いものがある。参加くださったゲストの皆さんに心からの謝意を表したい。今シリーズはそれぞれが「街道」を選択し、リーダーを務めていただく参加型に衣替えした。戸惑いがあったと思うが馴染んで下さった。

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本日の街道は「郡上・白川街道と越中諸道」。リーダー役は田畑栄造さん。最終回ということもあって張り切りぶりがいつもと違った。テキストは分かりやすくまとめてあったが、相当深く準備した形跡がうかがわれる。日本百名山を踏破された田畑さんは馴染みの山も多く、この街道を何度も訪れている。ただ司馬さんの視点とは少し違ったようだ。

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テキストは①郡上市八幡町、②郡上踊り、③御母衣ダム、④白川郷・五箇山の合掌造集落、④越中は真宗王国にまとめ郡上街道と白川街道の地図が付してあった。司馬さんはこの山中の古街道の旅を通じて、かつて日本人が持っていた文化のきらびやかさ、豊かさを発見したという。田畑さんは勉強の成果を携えて、再びこの地を訪れたいと結んだ。

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終了後、反省会をかねて茶話会を開いた。ゲストから忌憚のない意見が述べられ、学びが共有できなかった仕組みの問題点について課題が指摘された。今後に生かしたい。知らなかったことを知る楽しさ、熟年代になって学ぶことが人生を豊かにすることも知った、など。フル参加のゲストが多かったことも、講座を格調高い内容に盛り上げた。

「新・街道をゆく」24-B

午後のクラスも午前に続いて定員いっぱいの満席。女性が多数を占めるだけに、雰囲気が華やいだ。午前のクラスは男っぽい。本日の街道は奇しくも唯一つのふるさと「芸備の道」、リーダーは高見弘子さん。昨年は体調不良の日々が多かったが、講座が特効薬となって別人のように若返った。勉強熱心な女学生の雰囲気で少数派の男性は圧倒された。

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高見さんは勉強した成果を手書きのテキストにまとめ上げた。毛利元就の吉田町、元就の墓、猿掛城、香林坊、安芸門徒、岩脇古墳、丸山鉄穴場跡、鳳源院、三次市と、司馬さんが歩いた跡をていねいに紹介した。それを適切な解説を加えながら読み上げ拍手をもらった。映像にも馴染みの景色や地名がふんだんに出た。締め括りにやっと安芸備後。

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■乳呑み児の 薄き頭髪 虫刺され        きくこ

 リコーダー 後一週間で 新学期

 どうなった 日本は暑し 暑しかな       えいこ

 道義なる 言の葉残せり 敗戦忌

 待ち伏せて どこに誘う 赤トンボ       かつこ

 夕焼けの 染める稜線 仰ぎ見る

 コオロギが 秋の訪れ そっと告げ       ひろこ

 朝晩に ホホ撫でる風 やっと秋

 草刈りて 命の強さ 教えられ         さゆり

 熱帯夜 深夜便から 癒されて

 窓閉める 朝の涼しさ トンボ飛び       みのる

 露降りて 秋の気配に トマト樹終う

 また一人 昭和の歌姫 星になり        たかの