こころ豊かに生きる・人生講座

第14期人生講座「日本に詳しくなろう」13-A・B~平成26年3月25日(火)~

「日本に詳しくなろう」13-A

本日のリーダーは今野秀夫さん。選んだテーマは「転換期のキーパーソン」⑦。取り上げられた内海聡さんは、大学の内科医。38歳。『精神科医は今日もやりたい放題』『医学不要論』などの著書や様々な発信で医学界に旋風を巻き起す。今野さんは定年後の人生では、もっとも充実した日々を迎えている。そのエネルギーが難解なテーマを選ばせた。

 

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テキストは理論編と資料編にそれぞれA4版3頁に上手にまとめられており分かりやすい。内海聡さんの健康や医療に対する基本は「精神の輪」論にある。人間が生命を維持するには46種類の栄養素がバランスよく摂取されていること。その外側を「精神の輪」が取り囲むことが重要な要素になっていると説明する。限られた紙数では説明が尽くし難い。

 

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精神の輪とは①依存心を捨て自立すること。②権利と責任は一体であると認識すること。③広く学び自分で判断すること。④すべての生命を見つめなおすこと。現代の医学は枝葉末節の不要なことにばかり、9割は不要と説く。がん治療における抗がん剤や放射線の治療は役に立たない。必要なのは「外科的救急医療」と「出産に伴う医療」だけだと断言する。

 

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医療費の問題に端を発して、人口減少時代における医療費や保険費にまで喧々諤々の論が及んだ。結論めいたものは出ないが、医療に掛からないよう、介護の世話にならないよう健康に対する生活的態度が求められるという話になった。いずれにしても自分次第。医学の進歩や医療器具の高度化は徒に病人を作り出し、不要な医療を施す結果になっている。

 

 

日本に詳しくなろう」13-B

本日のリーダーは高野道章さん。テーマは「食のまれびと」坂寄誠亮さん。坂寄さんは宇都宮郊外でレストラン「環坂」を経営し、独特の料理観を持つ。テキストの小見出しは、①ただひたすらそのものになりきる。②真摯な生産者とお客様の架け橋に徹する。③フレンチの枠を外し、和食とフレンチを生かす。④己を知り、自分で出来ることをする。

 

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前回の宿題である「思い出の料理」について全員が報告する。1万8千円の高級料理から母の手作りの「もぐり寿司」にまでおよび話は尽きない。テーマからは大きく外れてしまったが、若い日を懐かしむ表情はそれぞれに豊かである。和気藹々と本音で語り合えること。それも講座の良さかもしれない。なんだかんだ言いながら高野さんはきっちり収めた。

 

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■初出場 激闘制し 初勝利            道章

・別れ際 そっと貴方の 手を握る

・春の雨 彼岸待たずに 桜散る         小百合

・花誘い 私を惑わす 春の風

・春陽浴び 球児の瞳 引き締まる         弘子

・若人が 唄う「君が代」 空に舞う

・半額の 文字に惑わされ 立ち止まる       菊子

・しだれ梅 愛でる人なく 空家かな

・黄水仙 大きな口もて 笑いけり         嬰枯

・デパートの 店内放送 春を告ぐ

・囀りや 小さなクチバシ 春を告ぐ        勝子

・川土手の 万象映し 水温む

・明けの空 爽やかな光り 下弦月          実