第17期人生講座「日本に詳しくなろう」③-A・B~平成27年9月29日(火)~
「日本に詳しくなろう」③-A
開始に先立ち岡元事務局長より、第五回東日本復興支援チャリティのご協力に対する謝辞、11月3日開催の「夢拾いウォーク」の参加者募集、11月13日に予定している「生涯学習ツアー・歴史探訪の旅」の案内があった。本日の資料は他にチャレンジドリル、「寒露」のこころ文字が添えられた。本日のナビゲーターは田畑栄造さん。テキストは番外編。
原則は「ジャパニスト」から選択することになっており、勝手な変更はメンバーのテーマに対する期待と予習を無にすることになる。今回限りとしルールを守ってもらうよう注意する。テキストは①異常気象、②地球活動、③社会問題、④経済政治と盛り沢山だったが、時間に制限があり全体を消化するには至らなかった。前半を元勤務先の評価に費やした。
その時間が残り時間を圧迫し中途半端に終わった。次回にもテーマ以外の要望があったが、選択したテーマから外れる場合は事前に資料を配布することを条件とした。講座は一定の条件のもとに進められる。ナビゲーターの恣意的な変更は講座の趣旨と反する。難解なテーマの場合、楽な方向を選択する気持ちも分かるが、それを乗り越えることに価値が有る。
解説は地球温暖化、ゲリラ豪雨、線状降雨帯、火山活動活性化、少子高齢化、健康寿命、特殊詐欺、国家財政、安保法制問題と多岐にわたったが、いずれも中途半端に終わった。特に宗教問題と政治問題は学習の趣旨に反するので禁じている。これからも楽しく学び合えるようルールを守りながら進めたい。水先案内人としては時には言いにくいことも言わねばならない。全体の効果を上げるのは時として難しくなる。
「日本に詳しくなろう」③-B
■本日の五七五
・誤審でも 審判すごい 詫びもせず 不純斎
・犬コロに 警官の腕 試されて
・時忘れ 暫し見とれた 神楽舞
・見上げれば じっと睨まれ 秋の月 菊子
・司法試験 満点とっちゃ バレルでしょ
・四十歳 美人薄命 姪が逝く 道章
・カープCS スーパームーンに 乞い願う
・朝散歩 路の落栗 頭あげ 実
・紅き月 空冴え渡り 秋深く
・話し込み 急ぐ家路に 鰯雲 弘子
・咲き揃う 花を夢見て 種を蒔く
・戦など させはしないと 曼珠沙華 嬰枯
・新涼や 海を見ている 兄いもと
・秋風や 柔し赤子の 頬触る
本日のリーダーは入川実さん。追求したテーマは難解の「転換期のキーパーソン・出雲充」。和名「ミドリムシ」、学名は「ユーグレナ」。初めて耳にする名前だが、虫ではない。れっきとした植物である。ややこしい構造も図解があり、①食糧問題を解決する可能性、②エネルギー資源枯渇を解決する可能性、③環境破壊問題を解決する可能性など秘めたすぐれものである。出雲充氏はミドリムシで世界を救うと宣言。
何度も挫折を味わいながらよき協力者を得て大量培養に成功した。世界最貧国バングラデシュの子供たちとの出会いが闘志に火をつけた。ミドリムシから生産した食品が子供たちの栄養バランスを整えた。十年後には百万人の子供たちを救う。これからの夢はミドリムシでジェット機を飛ばすこと。成功の要因は①利他の心、②強い意志を持ち続けること。突っ込んだ話し合いができ、満足のいく勉強をさせて貰う。