人生講座

第24期人生講座⑦ ~令和元年6月11日(火)~

人生講座⑦

  ≪午前クラス≫

本日は「日本の国立公園」 ①いのち輝く最北の地 を勉強しました。
 
■知床国立公園公園(北海道)
■利尻礼文サロベツ国立公園(北海道)
■阿寒国立公園(北海道)
 
 
 
 

 

 

≪午後クラス≫

本日は「世界の秘教」を勉強しました。 担当:安村 耀嗣さん

①ノルウェー~フィヨルドの海 白夜の空~

アイスランド ~火と氷の国~

アラン諸国/アイルランド ~荒波寄せる石の島~

 

■本日の五七五

・水を得た魚の如くだ雅子さま     不純斎

・山ちゃんが庄屋の娘射止めたぞ

 

・訪ねたし北上前線ホタルにも      実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第24期人生講座⑥ ~令和元年5月28日(火)~

人生講座⑥

≪午前クラス≫

 

 

 

 

≪午後クラス≫

ちゅーピーパークへ見学に行きました。

 

 

ロビーで「新聞のできるまで」のビデオを観賞しました。

 

 

記者の取材から、編集、印刷、各家庭に配達されるまで、一通りの知識を得ました。

世界で最も早い印刷能力の高速オフセット輪転機やコンピューター化が進んだ近代的な工場でした。

 

 

当たり前ですが家庭や事業所にすべて手配りです。毎日同じ時間にほぼ届きますね。

改めて、もっと時間をかけて読まないとけないと、反省しきりでした。

 

 

 

 

第24期人生講座⑤ ~令和元年5月14日(火)~

人生講座⑤

≪午前クラス≫

ジャパニスト№40 田口佳史さんの「人生の意味は、自分の心境を求めること」を勉強しました。

 担当:椋田 克生さん

 

 

≪午後クラス≫

ジャパニスト№40 高久多美男さんの「終刊の辞 終りは、始まり」を勉強しました。

 担当:安村 耀嗣さん

■本日の五七五

・言うだけか任命責任どこ行った     不純斎

・孫乗せる爺ちゃん幾つと歳聞かれ

 

・早苗田に古の告げ舞い降りる      実

・万年を生きし証しよ亀の甲

 

 

 

第24期人生講座④ ~平成31年4月23日(火)~

人生講座④

≪午前クラス≫

 

第24期人生講座③ ~平成31年4月9日(火)~

人生講座③

≪午前クラス≫

「新日本サムラ論」 なにもない・無限の荒野 を勉強しました。

 担当:田原 靖子さん

 
 

 

≪午後クラス≫ 

「相撲には、日本のエッセンスが凝縮されている」 を勉強しました。

 担当:安村 耀嗣さん

 

■本日の五七五

・選ぶなら令和が他より呼びやすい     不純斎

・ゴーン氏は逮捕歴にて名を残す

 

 

 

 

 

 

 

第24期人生講座② ~平成31年3月26日(火)~

人生講座②

≪午前クラス≫

「父と僕の記憶鉄道」 齋 正機さん を勉強しました。

 担当:米澤 隆子さん

 
 
 
 
 

 

≪午後クラス≫ 

■本日の五七五

・JOC詰め腹一人で片をつけ     不純斎

・その昔ジュゴン食ってて今更に

 

・花眺め句材拾うや春の庭      実

・餌場にて幼子に似る雀らの

 

 

 

 

 

第24期人生講座① ~平成31年3月12日(火)~

人生講座①

≪午前クラス≫

 
 

 

≪午後クラス≫ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第23期人生講座⑫ ~平成31年2月26日(火)~

人生講座⑫

≪午前クラス≫

 
 
 

 

≪午後クラス≫ 

 

 

 

 

 

第23期人生講座⑪ ~平成31年2月12日(火)~

人生講座⑪

≪午前クラス≫

 
 
 
 
 
 

 

≪午後クラス≫ 

 

 

 

第23期人生講座⑩ ~平成31年1月29日(火)~

人生講座⑩

≪午前クラス≫

 
 
 

 

≪午後クラス≫ 

 

 

第23期人生講座⑨ ~平成31年1月15日(火)~

人生講座⑨

≪午前クラス≫

 
 
 

 

≪午後クラス≫ 

第23期人生講座⑧ ~平成30年12月25日(火)~

人生講座⑧

≪午前クラス≫

 
 
 
 

 

≪午後クラス≫ 

 

第23期人生講座⑧ ~平成30年12月11日(火)~

人生講座⑧

≪午前クラス≫

 
 
 
 
 
 

 

≪午後クラス≫ 

 

 

 

 

 

第23期人生講座⑦ ~平成30年11月27日(火)~

人生講座⑦

≪午前クラス≫

 
 
 

 

≪午後クラス≫ 

 

第23期人生講座⑥ ~平成30年11月13日(火)~

人生講座⑥

≪午前クラス≫

 
 
 
 
 
 
 

 

≪午後クラス≫ 

第23期人生講座⑤ ~平成30年10月23日(火)~

人生講座⑤

≪午前クラス≫

「ジャパニストNo.38」大幡正志さん 高久多美男さんの対談

「食べ物は根っ子、心と体は枝葉」を輪読し感想を述べ合いました。

 
 
 
 
 
 
 
 

 

≪午後クラス≫ 

「ジャパニストNo.38」連載インタビュー 学びのクロスロード

田口 佳史さん「お金をうまく使う歓び」を勉強しました。

担当:安村 耀嗣さん

 

 

   

■本日の五七五

           ・未完の美床しさ愛でる十三夜           実

           

           ・最年少大人顔負け君臨し        不純斎

           ・免震はナマズ退治が頼りです

第23期人生講座④ ~平成30年10月9日(火)~

人生講座④

≪午前クラス≫

「ジャパニストNo.38」より田口佳史さん 学びのクロスロード 

「お金をうまく使う歓び」を勉強しました。

担当:松本 隆司さん

 
 
 
 
 
 

 

≪午後クラス≫  

「日本を語ろう」より「あなたは生まれた国のことを、どれだけ語れますかⅱ」 

「茶の湯はもてなしの極意」を勉強しました。

担当:入川 実さん

   

■本日の五七五

           ・庭先の餌場に実りの刻を知る           実

           ・やや寒の朝陽に黄色香り立つ           

 

           ・語彙よりも誤読を直せ安倍総理        不純斎

           ・普通なら辞退しますよ麻生さん

第23期人生講座③ ~平成30年9月25日(火)~

人生講座③

≪午前クラス≫

ジャパニストNo.38より高久多美男さん 「葉っぱは見えるが、根っこは見えない」

勉強しました。

担当:田畑 栄造さん


 
 

 

≪午後クラス≫  

   

 

■本日の五七五

           ・Eメール送信迷ふ秋の蝶            恒子

           ・鳴く虫や一夜の恋の物語

 

           ・墓参り路肩に添ふて葛の花           道章

           ・冬野菜間引き土寄せ白露の日

 

           ・花もなしとんと浮かばぬ五七五

           ・彼岸花そんな処に潜み居り            実

 

           ・キャンベルもいるが〝なおみ”は大阪だ     不純斎

           ・慣れてきた敬老席での応援も

第23期人生講座② ~平成30年9月11日(火)~

人生講座②

≪午前クラス≫

ジャパニストNo.38より藤原 万耶さん 「大人の仕事」勉強しました。

担当:田原 靖子さん

①女子大生の頃

この年代は人を思いやる心が無くて自分勝手なことをしたのだと思う。障子貼。以前は盆前・年末の各家の行事として貼替・大掃除であった。障子貼替は表具師の人だれでも出来るわけでもなく特定の人で仕事を任せられる人。

②社会人としての一歩

主人公は大学卒業後仕事についたが自身が見つけたのでは無くコネで入った。

③仕事は商品の明細書・請求書作成でもこれは会社にとっては一番大切な部所。1年間の在職中・英語が出来るので会社に利益をもたらした。

④結婚・家庭生活

家なし、金なし、じじ、ババ付き今の若い人にとってはとても考えられない環境だと思う。でも全でやり遂げた。これで人間としての基礎が出来上がっていった。

⑤人生の大きなかり

これはマヤさんだけでもなく、全ての人に当てはまるものではないか。私達に何かできるか 人それぞれに違うと思う。

⑥大人の仕事

次の世代が私たちに求めている役割を黙って引き受けいままで自分を生かしてくれた世に返礼行かなければならない。

⑦人生の閉じ方を考える。自分に何かできるか。

 

 

≪午後クラス≫ 

ジャパニストNo.37より高久多美男さん 「葉っぱは見えるが根っこは見えない」勉強しました。

担当:不純斎さん

 

 

 

■本日の五七五

      ・遊び来た孫のせいにする探し物       不純斎

      ・体操界ツガイノボスが鎮座する

第23期人生講座① ~平成30年8月28日(火)~

人生講座①

≪午前クラス≫

ジャパニストNo.37より清水 克衛さん 転換期のキーパーソン「良書で知性を取り戻せ」を勉強しました。

担当:米澤 隆子さん

関口 暁子さん(取材・文)

※「ベストセラーはありません」

「当店には『花火』は置いていません」平積みになった本は発刊後、数年・数十年も経ったものばかり。店主が客に近づき、何を求めて来店したのか聞き出して〝人生の処方箋”として一冊の本を勧める。基本的に実際に読み感動した本だけを勧める。感動した人は彼のことを「本のソムリエ」と呼ぶ。

 

※なぜ独自のスタイルで書店を経営するようになったか

父との早すぎる別れ。養父との出会い。龍馬に憧れて。「本物」への興味、読書の楽しさを知る。『竜馬がゆく』8巻のうち5巻から読み始めた。一番エキサイトな5巻から読み始めて読み切ることができた。竜馬の生き方に、商売に興味を持ち、学ぶために本を読み漁る。

書店を開くも大手書店を優先するやり方に反骨、ベストセラーあどの大衆受けする本を店に置かなくなった。

 

※「本物」への興味

偶然集まったものはあっという間に離れていく。本物を求める心は、本物の人物との縁を掴むことができる。「魂を成長させるのが読書」という考えに共感し集まってくるのは哲学的な思想、自分の軸を持っている人が多い。『縦軸の読書』は哲学、古典文学で、『横軸の読書』は流行りが終わったら必要がなくなってしまう物だと思う。

 

※「イワンの馬鹿」に学ぶ。

イワンは周囲から馬鹿だといわれ続けても自身の価値観を持ち続けた人物、独自のモノの見方ができる人で哲学を持った人である。清水氏は周囲の人々がどう言おうと、自分の価値観で判断できるようになる必要があると説く。

 

※羊たちよ、檻から出よ

「シェフが一度も味見をしないで客に料理を出す一流レストランなんでないですよね。今の書店は、味見をしないレストランと同じです。」縦軸の読書を通じて、「それぞれが自身の哲学を持たなければいけない。ニーチェの言葉に倣って力への意志を持たなければいけない。」

心はつねに顧客に寄り添う「本屋のオヤジ」清水克衛は飼いならされた羊たちに、大衆に、檻から出ろ!と叫ぶ。本の力を軽んじてはいけない。人生を変える一冊がある。庶民であっても「大衆」になってはいけない。そうすることで失われつつある日本人の知性が取り戻せる。書店の常連客であった齋藤一人に師事、大量の自己啓発書を執筆する。

 

 

 

 

 

 

≪午後クラス≫ 

「あなたは生まれた国のことを、どれだけ語れますか」

担当:入川 実さん

 

 

 

■本日の五七五

      ・掛軸の龍神飛び出す稲光り        恒子

      ・炎天をしかと歩きて再診日

 

      ・老犬のよろりサフラン踏みゆけり     栄子

      ・落蝉の仰向く様は拳闘家

 

      ・たれる汗固い圃場荒耕し         道章

      ・法令違反7割外国人実習生

 

      ・評判をたがわず示し百の夏       実

      ・庭先のネット外して夏終い

 

      ・犬よりも経験勝ったボランティア     不純斎

      ・すごい技2ランスクイズ見事なり

第22期人生講座⑫ ~平成30年7月24日(火)~

人生講座⑫

≪午前クラス≫

 

 

 

 

 

 

 

≪午後クラス≫ 

 

 

 

 

 

 

第22期人生講座⑪ ~平成30年7月10日(火)~

人生講座⑪

≪午前クラス≫

ジャパニストNo.37より 旅するマーヤ「おじいさんの帽子」を勉強しました。

 

旅するマーヤ「おじいさんの帽子」 文:藤原万耶

担当:浜本明男様

 

 

 

 

 

 

≪午後クラス≫ 

ジャパニストNo.37より 旅学びのクロスロード「根源で生きる強み」を勉強しました

 

 

 

 

 

 

 

                ■本日の五七五

                 ・おしぼりを まずはほどきて 夏料理      恒子

                 ・独り寝の 馴れたる日々や 夏座敷

 

                 ・草むしり 日陰の母の 背は丸く        弘子

                 ・労いに タコの酢の物 半夏生

 

                 ・生かされし 者皆老いて 忌広島        栄子

                 

 

                 ・文科省 不祥事の 総合商社          道章

 

                 ・豪雨行き 滴る緑 やる瀬なく         実

                 ・避難指示 思う我あり ここだけは

 

                 ・忘れそう 和人横綱 えせの里         不純斎

                 ・要る・いらぬ 水が怖いよ タイ・日本

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第22期人生講座⑩ ~平成30年6月26日(火)~

人生講座⑩

≪午前クラス≫

ジャパニストNo.37より 転換期のキーパーソン「良書で知性を取り戻せ」を勉強しました。

 

 

 

 

 

 

≪午後クラス≫ 

 

 

 

 

                ■本日の五七五

                 ・ひとときの マリネ作りの 梅雨の入り     恒子

                 ・青梅や 干され漬けられ 妣の味

 

                 ・バス待ちに 雲に絵を描く 梅雨晴間      弘子

 

                 ・こそりとも 音せぬ団地 さみだるる      栄子

                  廃屋の 人を拒みて 蔦茂る

 

                 ・摩文仁に 誓うみじもない 決意        道章

 

                 ・ワンツースリー ペダル踏み踏み 五七五と   実

                 ・うす曇り 寝不足の眼に 立葵

 

                 ・摩訶不思議 イブよ教えて 真相を       不純斎

                  「いいかげん」 言ったお前が 良い加減

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第22期人生講座⑨ ~平成30年6月12日(火)~

人生講座⑨

≪午前クラス≫

 

 

 

 

 

 

≪午後クラス≫ 

 

 

 

                ■本日の五七五

                 ・緑陰の 枝に帽子の 忘れ物          恒子

                 ・何ごとも なき日ある日の 新茶かな

 

                 ・指定席 景色を変える 新樹かな        弘子

 

                 ・浅利汁 背徳の味 山椒の葉          道章

                 ・繁る庭木 老いた身に 暑さと蚊

 

                 ・花菖蒲 水路に涼し 小京都          実

                 ・去年よりも 少なき語り ホトトギス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第22期人生講座⑧ ~平成30年5月22日(火)~

人生講座⑧

≪午前クラス≫

 

 

 

 

 

 

 

≪午後クラス≫ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第22期人生講座⑦ ~平成30年5月8日(火)~

人生講座⑦

≪午前クラス≫

 

 

 

≪午後クラス≫ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第22期人生講座⑥ ~平成30年4月24日(火)~

人生講座⑥

≪午前クラス≫

 

 

 

 

 

 

≪午後クラス≫ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第22期人生講座⑤ ~平成30年4月10日(火)~

人生講座⑤

≪午前クラス≫

 

 

 

 

 

 

 

≪午後クラス≫ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第22期人生講座④ ~平成30年3月27日(火)~

人生講座④

≪午前クラス≫

 

 

 

 

 

 

≪午後クラス≫ 

 

 

 

 

 

 

 

第22期人生講座③ ~平成30年3月13日(火)~

人生講座③

≪午前クラス≫

 

 

 

 

 

 

≪午後クラス≫ 

 

 

 

 

 

 

第22期人生講座② ~平成30年2月27日(火)~

人生講座②

≪午前クラス≫

 

 

 

 

 

≪午後クラス≫ 

 

 

 

第22期人生講座① ~平成30年2月13日(火)~

人生講座①

≪午前クラス≫

 

 

 

 

 

 

 

 

≪午後クラス≫ 

 

 

第21期人生講座「ジャパニスト」⑫ ~平成30年1月23日(火)~

「ジャパニスト」⑫

≪午前クラス≫

 

 

 

 

≪午後クラス≫ 

 

 

第21期人生講座「ジャパニスト」⑪ ~平成30年1月9日(火)~

「ジャパニスト」⑪

≪午前クラス≫

本日のリーダーは、椋田さん。ジャパニストの本から採用、神谷真理子さんの『鳥の声』。羽をもがれたカモメがいた 片目がつぶれたミミズクがいた 片足なくしたサギがいた 野鳥病院の檻のなか…と短い詩の朗読から始まったが、なぜか資料は花ばかり。鳥の話はまったく出ないで、花を育てる三要素から始まった。①日照→太陽、②温度→四季、③水遣り。

 

 

スーパー・フジの広場で「花咲かじいさん」の愛称で呼ばれ花壇の管理をしている。一年中花を咲かせる努力をしている。三月には「ヒナ飾り」、五月には「花の塔」、七月には「タナバタ」。いま関心のあることは小豆島でオリーブの勉強をする。本州の中部以北に生息する多年草・ニッコウキスゲに関心がある。たくさん咲くが鹿が好むため草原が荒らされる。

 

 

ここから自由な発言が許される。松本さんは年齢の割に体力があり、一年の半分くらいは北の大地を訪ねている。当然のことながら北海道や東北の花には関心が高い。すでに日本の百名山は踏破したので、次は「日本の絶景巡り」を計画している。出水市には毎年12月にナベヅルが渡来してくる。今年は19,000羽。鳥インフルが蔓延すると絶滅する心配。

 

 

88歳の今村さんは60年前に尾瀬に登った思い出話。キュウリが美味しかったとか。広島にも「河津桜」が1月7日に咲いた。米澤さんの好きな花は「山吹」。最近見ることがなくなったとか。辻さん、田原さん、浜本さん、上田さん、小畑さんたちからも楽しい思い出話が語られた。雀を見なくなったとか、花の咲くスイッチはどこに、花を見ながら全国を巡る。

 

 

 

自由に発言するのは実に面白い。メンバーの青春や生き方が伝わってくる。その分だけ境目が低くなり、楽しさが増す。

 

≪午後クラス≫ 

■本日の五七五

 貴乃花 拗ねては見たが 押し出され       不純斎

 囲碁将棋 七冠光って 認知され

 初場所は 和人力士の 正念場

 地球てふ 人住む星の 寒さかな          栄子

 子の話 孫の話や 日向ぼこ

 鰤トロと 熱燗二合 大つもごり         道章

 柔らかい 搗きたて餅や 妻の愛

 冬休み 静かな広場 五羽のハト          弘子

 酒宴済み 客送る門 月冴える

 初の春 甘酒の湯気 笑顔満つ            実

 暮れ準備 いびつな餅に 笑みこぼれ

 

本日のリーダーは川柳でお馴染みの不純斎さん。本日のテーマは「自分の人生は自分で切り拓く」。本日の主人公・坂口昇さんは、調教師になった人生の道程を披露された。中学生の頃、父親と喧嘩して家を飛び出すも、よき先輩や伴侶に恵まれ、小さいころからの夢であった「馬」との関わり合いを生涯の仕事とした。現在は大井競馬場で調教師、誘導場の管理。

 

 

馬についての話が中心だが、①ストーリーの概略、②子供の頃の夢は?  ③馬にまつわる話。3~①馬の性質、寝姿、主食、②馬に関する諺、「馬車馬のように働く」。ものすごく働くというイメージで使われるが、本当の意味は「わき目もふらず一途に働くこと」。③映画に登場する馬、「ベンハー」が印象に残っているとか。キリストの生涯を絡めた映画として有名。

 

 

まとめとして「キタサンブラック」の話をされた。生涯獲得賞金は18億円余。北島三郎はどのくらい儲けたか。引退しタネ馬になる由。坂口さんは自力で夢を実現したすごい人。

 

第21期人生講座「ジャパニスト」⑩ ~平成29年12月26日(火)~

「ジャパニスト」⑩

≪午前クラス≫

本日のリーダーは、上田さん。テーマはやさしい「百合の花」。テキストは12種類の百合が解説付きで紹介してある。北半球のアジアを中心に広く分布しており、原種は100種以上、品種は130品種(アジア71種、北アメリカ37種、ヨーロッパ12種、ユーラシア大陸10種)を数える。日本には15種があり7種は日本特産種である。森林や草原に自生する。

 

 

代表的な種にヤマユリ、オニユリ、カノコユリ、ササユリ、テッポウユリ、オトメユリなどがある。ヤマユリは近畿地方、青森の太平洋岸、サクユリは伊豆地方、ササユリは本州中部と九州、カノコユリは九州の海岸線と四国の山地、テッポウユリは九州南部。カサブランカはテッポウユリ、ヤマユリ、タモトユリなど交配させて誕生した。大輪ではなびらが純白。

 

 

大きなヤマユリは大柄だが倒れるまで咲いている。スカシユリは佐渡承和に出て来るが、花びらにスカシがありめずらしい。「立てばシャクヤク 座ればボタン 歩く姿はユリの花」と謳われるように、女性の美しさの象徴として鑑賞される。ササユリはユリ根を梅酢に漬けて食べるとおいしい。てんぷら、茶わん蒸しなどにも使われる。この頃から一気に喋る。

 

 

後半はいつものように自由なおしゃべりになった。この講座のよいところ。高齢者が多いから未来の話は少ないが、青春時代の思い出話など途切れない。小畑さんは二十歳の頃、ススキとか白菊とかあだ名がついたそうな。脳が70年も前に戻っている。これが脳の活性化になり、認知症の予防になる。午前のクラスは小畑さんが93歳、他に88歳、82歳など。

 

 

次回は新春1月9日、お互い元気で再会したいものだ。戌年新年は寒いが、大雪にはならないとの天気予報である。

 

≪午後クラス≫ 

■本日の五七五

 迷惑だ 空と海から 要らぬ物          不純斎

 二刀流 羽ばたく期待 エンゼルス

 綺麗です 仕切りも嫁も マツコ富士

 免許証 更新通知 小六月             恒子

 初霜や 昨日のカレー 温めをり

 漬物は 誰も食せず 来秋なし           道明

 香草の 効いたとりがら ボジョレ飲む

 酉の暮れ 戌の春へと 変わるなし

 蓮根掘 泥水抜いて 時を待つ           弘子

 筆造り 守る指先 冬ぬくし

 いにしえの 詠み人訪ね 年の暮           実

 復来たり 福待ち望む 年の瀬や

 

本日のリーダーは入川実さん。いつに変わらぬ分かりやすい几帳面なテキストだ。タイトルは「温故知新の旅」。見出しを拾うと、①「和の心」、②「和の文化」、③「和歌」、ここで和歌、俳句の出生が明らかにされた。④「和歌の技法」(約束事)、・「枕詞」(まくらことば)、・「序詞」(じょことば)、・「掛詞」(かけことば)、・縁詞(えんことば)、・歌枕(うたまくら)と続く。

 

 

 

⑤「よく読まれる和歌」、⑥「主な歌集」で結ばれた。入川さんは「生涯学習」の講師もしておられるから無駄な言葉がなく歯切れもよい。よく読まれる和歌では「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花…」「田子の浦 打ち出て見れば 白妙の…」「天野原 ふりさけみれば 春日なる…」など、十幾つの和歌を紹介された。若い時を思い出し心が和んだ。話は色々。

 

 

 

「主な歌集」は、「万葉集」「古今和歌集」「新古今和歌集」などの紹介があった。「和歌」と「俳句」の違いも教わった。

 

第21期人生講座「ジャパニスト」⑨ ~平成29年12月12日(火)~

「ジャパニスト」⑨

≪午前クラス≫

本日のリーダーは米澤隆子さん。テーマは「人々の風景・隣の席」。実は米澤さんは「読み聞かせ」の活動で活躍中。先日も口田公民館の「ブックカフェ~大人のための朗読とおしゃべりの会」が開催。得意技を披露された。「ひろしまええじゃん紀行」より井伏鱒二の「在所言葉」、もう一冊は藤尾秀昭著「心に響く小さな物語」の第五章「縁を生かす」の二編。

 

 

「米澤さんの朗読が素敵で目がうるうるした」など、地域のニュース「ファミリー・高陽」で紹介された。実際に要所をかいつまんで朗読されたが、分かり易くて聞きやすかった。内海隆一郎さんの執筆による短編で心温まる物語が多い。銀座松坂屋の近くに割烹料理店がある。その店に六十歳前後の上品な女性が1人で食事に来る。隣の席にバッグを置く。

 

 

「後から参りますから」と言うが来たためしがない。小さな店だけに詰めてもらえないと困る。困り果てたお店では、上手に断った。「本日は予約でいっぱいでございます」。二三度繰り返すうちに来なくなった。他の店に夫婦で寿司をつまみに行ったとき、偶然出会ってあいさつした。上品な女性は舌が肥えていてなかなか権威があるらしい。超グルメ評論家?

 

 

米澤さんの朗読が良かったせいか、みんな話が弾んだ。一人で食べに行けるかどうか。米澤さんは「よう行かない」、田畑さんは「最近行けるようになった」など。小畑さんは息子と行くらしい。地区にはいい店が無くなって寂しい。最近は配達してくれるから便利だけれど、一人でテレビを観ながら食べるのは寂しいなどと、話しは東西南北に飛んで賑やかだ。

こうしたフリーの話し合いも悪くはない。次回は上田さんの担当で「百合の花」。話がどのように展開するのか楽しみだ。

 

≪午後クラス≫ 

■本日の五七五

 これからは 四股名変えます 黒鵬と       不純斎

 羽生睨み 藤井に負けじと 金字塔

 インスタを やりたいけれど ガラケーだ

 冬の朝 寂びたシャッター 空ける音        恒子

 恒例は 第九に変えて カラオケに          実

 庭白く 万両の紅 鮮やかに

 花嫁は スラリと小顔 師走晴れ          弘子

 ワイワイと 酒都の散策 小春凪

 男の死 聞くは小春の 日なりけり         嬰枯

 

本日のリーダーは高野さんの当番でしたが、ご家庭の事情で急きょ欠席され安村さんに無理をお願いした。準備不足ということもあり「NHKプロジェクトX」でソニーの創業時の苦闘をDVDで予備知識を得、安村さんのテキストに入った。無鉄砲とも思えるトランジスターラジオのアメリカ、そしてヨーロッパの販売で艱難辛苦をしている様が映し出された。

 

 

仕事が辛ければゲームにする。そうすれば屈強なバネになる」と心得、一番売る大切なものは「メイドインジャパンの誇り」と心得た。「ドイツでラジオを売るのは、北極で氷を売るようなものだ」と酷評されたが、「サクラ作戦」など展開しクリスマスのプレゼントに完売させた。ソニーのヒットしたフレーズは「これさえあれば、家のラジオに縛られない」。

 

 

ソニーが誕生したのが昭和25年、テープレコーダーが発売されたとき。中学生時代の思い出に話の花が咲いた。脳みそが一挙に若返るから不思議だ。高齢者はともかく外に出る、人に会う、話をする、出来れば若いときの話題に集中、そうすれば認知症にはストップが掛かる。次回は「温故知新の旅」。

第21期人生講座「ジャパニスト」⑧ ~平成29年11月28日(火)~

「ジャパニスト」⑧

≪午前クラス≫

本日のリーダーは田原靖子さん。テーマは渡部清二さん「社会と会社」から元祖ベンチャー企業・ソニーの復活期待。田原さんはソニー株式会社について細かく調べ、一冊のテキストに纏められた。前期(2016)の売り上げは、8兆1057億円、純利益は2420億8400万円。一時は大赤字の企業になり心配させたが、復活を目指してがんばっている。

 

 

創立したのは昭和21年(1946年)。①真面目なる技術者の技能を最高に発揮せしむべき。②自由闊達にして愉快なる理想工場の建設を高く掲げ、日本初のテープレコーダーを開発、オランダのフィリップ社のような大企業を目指して、輸出に注力する方針を立てた。トランジスターの自社生産に乗り出し、日本初のトランジスターラジオを開発。輸出に成功した。

 

 

昭和38年(1957年)、社名を東京通信工業からソニーに改称、東京証券取引所市場第1部に上場。テキストによると、「関連する人物」として井深 大、盛田昭夫、江崎玲於奈の3名が紹介されている。さらにソニーが日本で初めて開発した商品として、トランジスターラジオ、トリニトロン、リチュームイオン電池、有機ELテレビなどが紹介されている。

 

 

ソニーは家庭向け犬型ロボットを2018年1月11日に発売すると発表した。かつて一世を風靡した「AIBO(アイボ)」の後継となる商品で12年振りに再参入する。最先端技術を駆使した新製品を世に問うが、機能は先代モデルと大差ない。アイボブームが再燃するかどうかは未知数だ。田原さんは日々が多用なのに分かりやすくまとめられた。感謝で一杯。

 

 

今年も残るはあと1ヵ月となり、年末は忘年会などで各々が多用の日々。12月が過ごしやすい日々になるよう祈念する。

 

≪午後クラス≫ 

■本日の五七五

 品格を モンゴル語では 可愛がり        不純斎

 手を付いて 張り手かまして 待ったとは

 脱北は ドラマではなく 命がけ

 風吹いて 時を知らせる 山茶花や         道章

 見苦しい 土俵の内や 外もあり

 手作りの 大根スリで 酒進む

 秋寒し 診察券の 数の増え            恒子

 ブランデー 片手に灯下 親しめり

 人愛でる 紅葉も身を 護る術            実

 刻早く プランあれこれ 年忘れ

 

本日のリーダーは安村耀嗣さん。テーマは高久多美男さんの「葉っぱは見えるが根っこは見えない」。安村さんはいつもと同じ、まとめ方が分かりやすい。それに話し方が素朴だから思わず引き込まれる。今回は「多角的にものを見る」。日本は人口減少時代に突入し、市場は縮小。しかし、変化は劇的に進行しており、多角的に見る必要性がある。その術や如何に。

 

 

①固定概念を捨てる。「人は十人十色」。②逆・固定概念を捨てる。「人は見かけによらぬもの」。③外国人から見た日本人の固定概念。「赤信号、皆で渡れば怖くない④食わず嫌いに挑戦する。「NHK100分De名著など如何」。⑤ダイバーシティ。耳慣れない言葉かもしれないがないが、相違点や多様性との取り組みの事。意外性に魅力あり。(例を挙げて説明)

 

 

雇用も意外性の発見にこそ魅力がある。先般憧れのスター・八千草薫さん(86歳)のインタビューを拝見た。最後に色紙を所望され、鮮やかに『いつも楽しく、少しだけ無理をする』。遅まきながら、私も少し真似が出来たらいいなあ。

 

第21期人生講座「ジャパニスト」⑦ ~平成29年11月14日(火)~

「ジャパニスト」⑦

≪午前クラス≫

 

 

≪午後クラス≫ 

■本日の五七五

 味噌付けた スバルの詩は 封印か        不純斎

 イヴァンカを コスメの事と 勘違い

 余所に行け 糞害困る ムクドリの

 講座に来 俳句生まれず 照れ笑い         道章

 相乗りで 三期の務め いい加減に

 えべっさん 冷える夜風の 博多場所

 夫生みし 人と思へど 秋寒し           恒子

 秀麗の ほどよき会話 老夫婦

 亡き友を 偲ぶ女子会 菊香る           弘子

 朝寒や 何時もの時刻 ウォーキング

 陽光の 銀の薄の 揺らぎかな           嬰枯

 罰点の 雲ある空の 下は秋

 五七五と 句題巡らし 落ち葉掃く          実

 寒くなれ いや少し待て 紅葉狩り

 

本日のリーダーは入川実さん。テーマは「沖縄を取りもどすために」をテーマに熟読されたが、作者の意図が十分伝わらず話を進めることを断念された。〝これが沖縄です〟という主題は行方不明になり、一方的な論調になっているのではないか。結局、旧石器時代から沖縄サミットまでの歴史、伝統的な沖縄の主な年間行事の説明、沖縄の米軍基地の所在地を3㌻にわたって紹介した。それから後は自由討論となった。

 

 

 

話していく中で凡そ分かったことは、参加者の全員が沖縄の基地問題にさほど関心がないということだった。それを責めることは出来ない。自分の身の周りが平穏であれば、他の事にはくちばしを入れたくないのが平和人間。基地問題を考えて欲しいという作者の願いは届かなかった。私は何度も沖縄を訪れているが、畏友たちからも基地問題を問われなかった。

 

 

第21期人生講座「ジャパニスト」⑥ ~平成29年10月24日(火)~

「ジャパニスト」⑥

≪午前クラス≫

本日のリーダーは田畑栄造さん。担当予定の松本隆司さんが急用で欠席、急遽田畑さんが代役を引き受けられた。担当のテーマは日本画家・芝康弘さんを描いた「日常に溢れる光と愛を求めて」。もともと絵は苦手だったが、案じた母が塗り絵を与えた。いつの間にか好きになっていた。息子に注いだ母の愛情。生徒の長所を見つけてくれた先生のやさしさ。

 

 

 

芝作品が醸し出す「慈愛」は、自らが受けた愛そのものだ。テキストには芝の絵が七作品掲載されているが、いずれの絵も子供たち自然が描かれている。特にモノは言わないが全てを理解している「馬と少女」の絵は、二人の間に流れる清冽な空気は神聖ささえ感じられる。子供と自然をペアに描いた絵の数々は、誰もが見覚えのある風景だけに見続けたくなる。

 

 

 

偶然ではあるが只今、広島信用金庫八丁堀支店で「芝康弘展」が開催されている。メンバーの中には既に観賞した人もあり、これからの人もある。田畑さんは本文を朗読しながら、適当に間合いを入れて場の雰囲気を和らげていた。子供は親の育て方と学校の先生、土地柄による周囲の大人たちの存在。減点法でなく、加点法で本来の良い素質を成長させる。

 

 

 

大きな松の木にすがって絵本を拡げながら子供たちに語り掛ける先生の姿は「この絵本には、君たちのどんな未来が見えているのだろう」。キラキラした瞳に問いかけているようだ。個展やグループ展を開きながら、様々な地域や立場の人らが自分の絵を見て、共感し、メッセージをくれる。芸術の持つ力で社会と繋がり貢献したい。芝さんは強くそう思っている。

 

 

 

素晴らしい絵は見る人を共感させる。語られる話題も明るく楽しくなる。田畑さんのテーマ選定に感謝でいっぱいである。

 

≪午後クラス≫ 

■本日の五七五

 驚かぬ 老若交互の 車事故           不純斎

 排除した 百合子のミスが ブーメラン

 知らなんだ 加憲優位の 裏技を

 なば採りの 犯罪駐車 路を埋め          道章

 無責任 ものづくり大国 恥さらし

 あつかまし パリで反省 百合子さん

 晩秋や フォークとナイフで バースデー      恒子

 赤き爪 庭の紅葉を 真似てみる

 里帰り よもやま話 居待月            弘子

 紅葉の 大樹の下に はしゃぐ声

 虫時雨 一緒に鳴いて いいですか         嬰枯

 秋深し 会話続かぬ 夫と妻

 

本日のリーダーは高野さん。テーマは「パンの匂い」と決まっていたが、テキストはなく朗読とフリートークになった。テキストの代わりにアンパンをプレゼントされたが、これもユニークな方法である。「パンの匂い」は内海隆一郎さんの作で「PHP」に掲載された味のある小品である。内海さんの作品は他にも「人びとの季節」「人びとの街角」など多く掲載。

 

 

 

後半はユニークなパン職人の女性についてのDVDを拝見したがとても面白かった。友人と一緒に食べたパンがすこぶる美味で、こんなパンを多くの人に食べさせたいとパン作りをする決心をする。時間に制約される店舗は持たず、通販のみで販売。一ヵ月に20日働いてパン研究の旅に出る。結婚もしたい、子供も産みたい、パン作りしたい、欲張りな美人。

 

 

 

メンバーが自由に発言して和やかな雰囲気を作る。それが何にも増して元気の素。高齢者には高齢者なりの楽しみ方が…。

 

第21期人生講座「ジャパニスト」⑤ ~平成29年10月10日(火)~

「ジャパニスト」⑤

≪午前クラス≫

本日のリーダーは上田辰昭さん。選んだテーマは「サクラ」。雑誌ジャパニストでは本文3行、満開のさくらカラー写真が1㌻。「毎年当たり前のように咲く桜。でも、この日見上げた桜は、特別な景色として記憶に残るでしょう」と書き添えてある。ところが上田さんの提供された資料は、桜を描いたCD一本と桜を解説した6ページのテキスト。念入りだった。

 

 

日本において桜は「国花」ではないものの、国花の一つであるかのように尊ばれている。日本では平安時代の国風文化の影響以降、桜は花の代名詞のようになり、春の花の中でも特別な地位を占めるようになった。桜の花の下の宴会の「花見」は風物詩である。日本全国に桜の名所があり、有名な一本桜も数多く存在する。人生の転機を彩る花にもなっている。

 

 

最近のパソコンは使いやすくなったせいか、高齢者の多くが楽しんでいる。上田さんもその一人。たくさんの写真を見やすく配列し、それぞれ分かりやすい解説が付してある。「万葉集」にはいろいろな花が登場するが、奈良時代は和歌などで「花」といえば梅を指していた。万葉集では「梅」の歌118首に対して「桜」の歌は44首に過ぎない。中国文化の影響?

 

 

映像とテキストに惹かれたのか、メンバーはそれぞれに桜の魅力について語り合った。平成6年4月、江波山公園で珍しいヤマザクラが発見された。花びらの数や咲き方などが通常の桜とは異なるため、京都の桜守三代目に鑑定を依頼した。珍しい品種であることが分かり「エバヤマザクラ」と名付けられた。樹齢150年、高さ14mの大木。ピンク色の花びら。

 

桜は成長が早く、老化もまた早い。倒木の恐れもあり街路樹には採用されない。桜は「バラ科モモ亜科スモモ属」の総称。

 

≪午後クラス≫ 

■本日の五七五

 虫の音が 気になる頃は 喜寿近し        不純斎

 迷います 託してよいのか ユリノミクス

 ブルータス 天下の神戸 お前もか

 県北の ドン亀老いて 政界去る          道章

 大義なき モリクニ解散 そっぽ向き

 熱燗で 木星の香り 秋の宵

 小鳥来る 石のくぼみの 水呑場          恒子

 爽やかに 朝の挨拶 ウォーキング

 チチットと 一番乗りの 渡り鳥          弘子

 かぐや姫 降りて来そうな 望の月

 盃を手に 愛でる望月 至福刻            実

 実り月 雀も庭に顔見せず

 爽やかに シュモ―ハウスに 風の入る       嬰枯

 ドラマーは 五歳の男の子 ラフランス

 

午後のクラスは米今さんが姿を見せてくれると元気になる。本日は全員出席の賑やかさ。リーダーは安村さん。テーマは「六十歳からの愉快な人生」をテーマに、田口佳史さんへの高久インタビュー。テキストは田口さんの瀕死の重傷からの復活と、老子・荘子に始まる道教の中心的概念。後半は西郷隆盛さんの人物と書(敬天愛人)について詳しく解説された。

 

 

この書の意味は「森羅万象を敬い、広い人間愛や人への慈愛」を説いたものとされている。田口さんは私塾・TAO(タオ)を運営している。TAO(タオ)とは「道」の意味。孔子の仁と礼に重きを置いた教えに対し、「物事の良し悪しは考え方次第、気楽にあるがまま」的な考え方。諺に「上善は水の如し」があるが、水の流れに任せて無理をせず、自然の摂理に従うことが人間の道に適っているという説。自然には逆らわない。

 

第21期人生講座「ジャパニスト」④ ~平成29年9月26日(火)~

「ジャパニスト」④

≪午前クラス≫

今回のテーマは「遊べ、学べ、働け」。リーダーは椋田さん。電通の過労死事件が発覚して以来、「働き過ぎ=悪」という図式が出来上がってしまったようだ。みんな平均的に仕事をしようと言うのはプロを育てない、アマチュアに毛が生えたような人たちにしようということである。安倍さんの「働き方改革」をもう少し研究しないと具体的には見えないけれど。

 

 

 

椋田さんは昭和33年に父上が逝去。夜間高校に通い、更に働くという過酷な人生を歩いたが、それで当たり前だと思っていたから過酷とは思わなかった。11月23日は「勤労感謝の日」、昔は「新嘗祭」。農作物や自然の恵みに対して感謝を捧げる日であった。それが勤労出来ることに感謝をする日に趣旨が変わった。働くことに感謝する、それが人間の倫理だ。

 

 

 

86㌻の「学ぶ」「働く」「遊ぶ」は別々のものではなく、表裏一体、突き詰めれば境界がないということである。遊学動の三位一体を確立するにはどうしたらいいのか。著者は思いつくままに箇条書きしている。22項目。全てを書くことは出来ないので87㌻を開いて採点し欲しい。要するところ世の中の常識や悪意のある情報に染まらない生き方をすることだ。

 

 

 

リーダーが要点をまとめて発表し、参加者が自由に意見を交換する、それは素晴らしい仕組みのように思う。「医療やサプリメントに頼らず、自分なりの健康法をつくる」という項目があるが、高齢になるとどうしてもサプリメント・医者に頼り切る。この辺りはどうすべきか。「一生かけて学び続けるテーマと、新しい学びのテーマをバランスよく持続させる」。

 

次回はリーダーが交替する。毎回楽しいものである。リーダーが優れていれば楽しいし、そうでない時は皆で楽しくする。

 

≪午後クラス≫ 

■本日の五七五

 チキンとは レースではなく 食べるもの     不純斎

 張られても 我慢が勝る 嘉風だ

 大臣は 総理1人で 済む日本

 虫の声 耳を澄ませば 一人寝に          道章

 白露で 冬野菜の芽 出揃うて

 クライマックス まずは勝ち抜き 日本一

 単線の ふみ切り超え秋桜             恒子

 空き缶の サクマドロップ 秋の浜

 お洒落してやる気スイッチ 秋日和         弘子

 若人の 指先は舞う神楽笛

 明の空 縮れの雲に 秋を見て            実

 彼岸花 季節来るまで 潜みおり

 

ジャパニストをテキストにして4回目になる。一冊が6回だからまもなく2冊目34号に移る。午後のクラスは男性がローテーションを組み安村さん、入川さん、高野さんがリーダーを交替しながら務めることになっている。今回は入川さん。安倍内閣では働き方の改革を目指して政策を立てているが、働き方の改革は残業を減らせ、余り働くなということらしい。

 

 

 

働き過ぎは悪いことかと疑問が出された。働くことは楽しみに替えて、自分という人間を分厚していくことに意味があるようだ。奴隷時代でもあるまいに、過労死するまで働くのはどこかに異常があるのではないか、改善するなり、辞するなり、命を捨てるのはどこか当たり前でないところあったのではないか、などと意見が出された。死んでは何にもならん。

 

 

 

お互いに高齢者ばかりの集まりだけに、みんな辛いことは耐えて喜びに変えている。人生は簡単ではないが辛くもない。

 

 

第21期人生講座「ジャパニスト」③ ~平成29年9月12日(火)~

「ジャパニスト」③

7月の20日から8月の25日まで、胆嚢の手術のため入院していた。本日も定期検診のため病院で様々な検診を受け、帰社したのは午後1時15分、やっと午後の講座に間に合った。テキストを久しぶりに「ジャパニスト」へ移して3回目、久しぶりの事で進行を気にしていたが、岡元塾頭と皆さんのお蔭で順調に新しいスタートになり、ホッと一安心している。

 

 

 

午前クラスの第1回のリーダーは米澤隆子さん、第2回が田原靖子さん、本日午前は田畑栄造さん。それぞれ立派に務められ充実していたと好評。午後のクラスは第1回が入川実さん、第2回が安村耀嗣さん、本日は高野道明さんとレベルの高い解説と巧みな歓談が行われた。第4回、第5回、第6回ともリーダーが決まっており、道案内人不在でも不自由なし。

 

 

■本日の五七五

 似合わない 顎ひげ多い ナインたち       不純斎

 ミサイルが 通過する度 金をとれ

 不倫など 太陽フレアに 比べれば

 道外れ 不倫とやらを してみたい         道明

 葉を落とす 桜の道に 秋を見て           実

 今一度 ひと夏超えし ナスを剪り

 

 

 

■本日のお勉強

リーダーの高野さんは、テーマを中田さんの対談「第一次産業を無視スッと、文明は滅びるんだよ」。お相手は伝承野菜研究家・山澤清さん。テーマは「農薬栽培から無農薬栽培へ」。高野さんは一応まとめておられたが、ご本人が五里霧中でよく分からないと言われるから、少しまとまりにくかったようだ。その分だけ話があちこちにとび楽しい時間になった。

 

 

第20期人生講座「日本の世界遺産」⑪富士山・小笠原諸島 ~平成29年7月11日(火)~

「日本の世界遺産」⑪富士山・小笠原諸島

≪午前クラス 富士山≫

第11回は浜本さん、第12回は田畑さんとリーダーが決まっていたが、田畑さんの都合により交代してもらった。したがって午後のクラスとは内容が異なり、富士山を学ぶことになった。なんと富士山の頂上を極めた人は、浜本明男さん、田畑栄造さん、椋田克生さんと3名もおられる。それぞれの言葉は「きつい、つらい、寒い」。空気も薄い、足場も悪い。

 

 

本日のリーダーは田畑さん。まとめも手慣れたものである。①富士は日本一の山。②その美しさは雪を戴き、左右に長く裾を引く。③富士は火山である。④富士は信仰の山である。⑤現代の富士登山。5項目に分けてわかりやすく伝えられた。椋田さんは明日から2週間かけて富士山から東北地方の山を登られる。一人の自動車旅だが慣れているとはいえ大胆だ。

 

 

日本一の高さを誇る霊峰、富士。富士山は古来神の住まう山として信仰を集め、お山開きの7月から山仕舞いの8月末までのわずか2ヶ月間に、全国から30万人の人が訪れる。桜と富士、向日葵と富士、紅葉と富士、そして雪と富士。どの季節に見ても、そしてどこから見ても絵になる姿、気高さは比べる物がない。その姿を描いた絵画、和歌は枚挙に暇なし。

 

 

富士山は上る山ではなく見る山だと言われるが、日本人としては是非一度は登ってみたい山だ。歴史上何度も噴火を繰り返し、人々は畏怖の念を抱いて富士山と接してきた。その美しさに憧れ、噴火に対する恐れの気持ちから富士信仰となった。浅間とは噴火を鎮めるという意味。江戸時代から富士講が始まり、富士登山が盛んになり今日に至っている。

 

「日本の世界遺産」は次回で12回を終了する。来期は「ジャパニスト」をテキストとするが、少し厳しいかもしれない。

 

≪午後クラス 小笠原諸島 ≫

■本日の五七五

 記録無い  あればその後は 記憶なし      不純斎

 勝因は 目力パンチ 勇気です

 冴えんなあ すまじきものは 自衛官

 柏餅 少年の日 小さなポエム           道章

 核禁止 なぜ署名しない ニッポンは

 若鯉や バックに感謝 八勝セトップ

 何もかも リセットしたや 梅雨の明け       恒子

 菜種梅雨 ジャズの流れる 雑貨店

 客寄せは 鮎焼く匂い 道の駅           弘子

 希い事 多く笹竹 前のめり

 蛍舞う 今宵も一句の 恋歌を           伸雄

 空梅雨に 土と若菜の 匂いあり

 

有史以来一度も大陸と繋がったことのない小笠原諸島。東京から1000㌔、一番近い八丈島からでも600㌔という広大な海に隔てられている。夏にはウミガメの産卵地となり、冬にはザトウクジラが訪れる豊かな自然で知られている。小笠原諸島に暮らすのは、果てしない大海原を渡って辿り着き、その自然に適応できた、ごく限られた珍しい生き物たち。

 

 

警戒心の薄い鳥や、身を守るすべを持たない植物など、ここにしかいない動物や植物によって、唯一無二の生態系が守られている。海洋島という特殊な環境、そして特殊な進化を続けてきた生き物たちが織りなす生態系の固有性が認められ、小笠原諸島は2011年に世界遺産に登録された。

 

 

本日のリーダーは不純斎さん。毎度のことながら資料は分かりやすく、行って見たいという気持ちを燃え立たせる。残念ながら旅した人はいない。行く値打ちはあると思うが遠い。

第20期人生講座「日本の世界遺産」⑩琉球王国の関連遺産 ~平成29年6月27日(火)~

「日本の世界遺産」⑩琉球王国の関連遺産

≪午前クラス≫

1429年、尚巴志によって琉球王朝が誕生。以来、450年、明治政府によって日本の領土になるまで、沖縄は琉球王国という独立した国だった。早い時期から周辺諸国と交流があり、その影響を受けながら栄えた琉球。さまざまな国の文化を受け入れ、吸収して洗練された独自の文化を作り上げた。それは紅型や踊り、音楽などの形で今も沖縄の人に受け継がれる。

 

 

各地に点在する琉球王国時代のグスクや御嶽などが、琉球王国の土木は建築、造園の優れた技術や芸術性の高さを示すものとして、2000年世界遺産に登録された。琉球統一前の国家の一つ、北山国の国王の居城、今帰仁城(なきじんじょう)。尚巴志右腕、護佐丸が築城した。

 

 

国王に命ぜられ、護佐丸が阿麻和利を監視した中城城。統一した琉球王朝の居城、首里城。琉球王国の別荘、識名園。首里城の霊場、園比屋武御嶽(そのひやたけうたけ)の石門。琉球王国第二王朝の王家の墓、玉陵(たまうどん)。琉球王朝の国家的な祭祀の場、斎場御嶽(せいふぁうたき)。琉球王国のグスク及び関連遺産群として登録された九カ所の紹介。

 

 

それにしても漢字も読み方も日本風ではなく読みにくい。紹介された遺跡も「沖縄」とは縁の薄い「琉球」のものばかりである。太平洋戦争では完膚なきまでに叩かれたが、遺産にはその影もない。これまで訪れたのは琉球ではなく沖縄ばかりだったようだ。少し遠くなったが、身体が許してくれれば琉球王朝の跡を辿りたいものだ。あたらしい世界が見える。

 

 

日本の世界遺産の勉強予定は残り二回となった。小笠原諸島と富士山である。また新しい発見がありそうで楽しみだ。

 

≪午後クラス≫

■本日の五七五

 役人は レコーダー常に スイッチオン      不純斎

 僥倖を 藤井四段に 教えられ

 ルビコンを 渡れど泊まる 宿がない

 虎退治 留めは菊池の 一撃に           道章

 子を残し 逝かねばならぬ 真央悔し

 パチンコも 昼カラオケも 年金か

 電子音 妻が反応 甘き声

 寅さんの ポスター似合ふ かき氷         恒子

 梅雨籠り 天風録を 読み返す

 花を実に 梅雨の晴れ間に 蝶々飛び         実

 学びあり 二十三日の 想い新た

 梅雨晴間 四国三郎 川下り            弘子

 遠嶺を 写す水面に 青田風

 子らの声 夜半の浜に 花火咲く         伸雄

 夏の湯に 吾が身を沈め 老いを知る

 

沖縄は明治政府に服するまで、琉球王国なる独立国であった。琉球諸島は奄美群島、沖縄本島、大東諸島、先島諸島らから成り立っており、広い海に囲まれた台風の通過島である。尖閣諸島は含まれてはいないが、沖縄諸島とは違うのかもしれない。それにしても遺跡や地名など読めない文字が多く、まるで外国のよう。リーダー・入川さんの資料に助けられた。

 

 

 

沖縄の位置図、沖縄の歴史、琉球王国と続き、世界遺産のグスクなど紹介された。首里城(しゅりじょう)、中城城址(なかぐすくじょうあと)、座喜味城址(ざきみじょうあと)、今帰仁城址(なきじんじょうあと)、勝連城址(かつれんじょうあと)、など関連遺産が紹介されている。沖縄は何度か訪問したが、世界遺産はまったく知らないところばかりだった。浅学?

 

 

 

第20期人生講座「日本の世界遺産」⑨日光の社寺 ~平成29年6月13日(火)~

「日本の世界遺産」⑨日光の社寺

≪午前クラス≫

日光には予想外に多くの人が観光している。小畑さんだけが行っていなかった? 松本さん、田畑さん、椋田さんは周辺の山々に挑戦しておられるから詳しい。日光や鬼怒川温泉にはしばしば行くが、神山と崇拝される男体山や女峰山などの名山には一般の観光にはご縁がない。山に挑戦した三名の人は、日光よりも神山に詳しい。その松本さんが本日はリード。 

 

 

 

766年、日光の開祖勝動商人が、日光を霊地と信じて草庵を結ぶ。日光は多くの修験者が目指す山岳信仰の霊地となった。しかし、江戸時代に入って徳川家康が東照大権現の神号を贈られ、江戸の守り神として鎮まると日光の様相は一変。三代将軍家光の時代には、祖父家康を敬愛した家光の手によって、東照宮は現在の豪華絢爛な姿に生まれ変わった。

 

 

 

家光自身も輪王寺の別院大猷院に葬られ、日光は徳川の聖地となった。かくして日光山は全国の大名、代々の将軍や朝廷からの使者が訪れる、徳川幕府の宗教的な支柱としての役割も併せ持つようになった。自然環境と一体となった山岳信仰。神道、仏教、徳川家の墓所。さまざまな宗教を内包する霊地日光。二荒山神社、東照宮、輪王寺、周辺の山林は世界遺産。

 

 

 

東照宮などの彫り物はすべて平和の象徴である。徳川家康は日本国の平和を祈念して日光の94の建造物、103棟を建てられたというが、大河ドラマに出て来る家康を見るととても平和主義者には見えない。面白おかしくドラマは描かれているが、実際には日本国民の安穏を願う平和主義者だったのかもしれない。あらためて訪問し、じっくり新しい目で見たい。

 

次回は華麗な琉球王国の関連遺産群であるが、ここにも民族の悲劇が垣間見える。歴史の遺産として素直に学びたい。

 

≪午後クラス≫

■本日の五七五

高と安 相撲と講座で 励みます         不純斎

還付サギ 携帯ないよで すぐ切れた

パディスタは コーヒーマシンと 違います

寅さんに なりたくもあり 梅雨雲         嬰枯

梅雨の入り 「雨に歩けば」 でも聞くか

老いるとは 心は丸く 猶も背も          道章

心付く 言葉がやたら 気になる齢

椅子カバー 替えて鼻歌 夏は来ぬ         恒子

シャボン玉 一人ぽっちの お留守番 

天を突く 梅雨明け待てぬ 立ち葵          実

似合いすぎ 紫陽花に来る 青蛙

爪先に 匂い残して らっきょ漬け         弘子

鶯の声聞きたくてラジオ切り

ホタル飛ぶ 今宵も一句の 恋歌を         伸雄

空梅雨に 土と若芽の 匂いあり

 

二荒山神社、東照宮、輪王寺の二社一寺とその周辺の山林は、1999年世界遺産に登録された。本日のリーダーは安村さんでいつものことながら資料を几帳面にまとめて配布された。日光東照宮の陽明門には、男体山や女峰山から龍脈が通じて陽明門付近の一部に強力なパワースポットがあるという。男性エネルギーと女性エネルギーがバランスよく沸くらしい。 

 

 

今年の3月まで4年の歳月を掛けて、日光東照宮は大修復を行った。汚れたり色の剥げた彫刻が塗り替えられたが、綺麗になり過ぎて威厳を失ったとも言われる。もう一度観光したいという声もあったが、果して体力的に歩き切れるか。安村さんは未経験だが、奥さんとお母さんは訪問しておられ古い写真で証明された。奥さんは高校の修学旅行の記念写真。

 

第20期人生講座「日本の世界遺産」⑧古都奈良の文化財 ~平成29年5月23日(火)~

「日本の世界遺産」⑧古都奈良の文化財

≪午前クラス≫

入院が予定より長くなったせいもあり、「人生講座」を二回も休ませてもらった。熟女たちに会えず寂しい思いがした。残念ながら「日本の世界遺産」の第6回「古都京都の文化財②」と第7回「厳島神社・原爆ドーム」のリポートが書けなかったことをお詫びしたい。今週は久しぶり出席し、「古都奈良の文化財」を学んだ。リーダーは田原靖子さんにお願いした。 

 

 

奈良の文化遺産は身近に感じるが、予想外に多くの人はご縁がなかったと仰る。中学生の時の修学旅行は「京阪神・奈良」で決まりだった。55~65年も昔のことだから、とんと記憶に残っていない。大きな「大仏さま」にびっくりしたくらい。大仏さまが建立された750年ころの首都は奈良にあり、人も文化も集約していた。シルクロードの終着点になっていた。

 

 

「咲く花の匂うがごとく」と謳われた平城京。シルクロードの終着点として中国や朝鮮半島からさまざまな文化が流れ込み、日本の古都奈良で花開いた。1300年を超えたいま、当時の木造建築は中国や朝鮮にはなく、奈良にだけ残っている。日本の建築にも計り知れない影響力を与えた奈良の文化財は、1998年世界遺産に登録された。法隆寺などは1993年。

 

 

巨大な大仏で知られる東大寺、風格ある五重塔の興福寺、春日神社と春日山原始林の一体となった美しい景観、曼荼羅を本尊とする日本最初の仏教寺院・元興寺、1300年前の都の跡・平城宮跡。鑑真和上の寺として名高い唐招提寺、白鳳時代から約1300年を経る東塔のある薬師寺、今回登録された古都奈良の文化財8カ所を分かりやすく紹介された。

 

 

田原さんは観光目的の旅ではなく、学習のねらいで参加されることが多い。それだけに内容の深さは抜群で、学べる。

 

≪午後クラス≫

■本日の五七五

 いつ負ける それが話題の 新四段        不純斎

 まどうなら 署員の金で 埋めるべし

 度胸ある 庄屋の娘に 手を出した

 晩春や 高が知れてる 女です           嬰枯

 雷鳴が 聴こえぬ犬の 身に哀れ

 レガシーの 私の一枚 セピア色          道章

 忖度で 辞められないか 議員さん

 忖度で 日本の戦後 繁栄し

 春うらら 歯抜け童も 一年生           恒子

 梅雨ごもり 筆の滲みて 写経かな

 まどろみに 初鳴きを聴く 不如帰          実

 年表を ひもとき触れる 古都の風

 久しぶりの菊子さん パス

 本日は調子乗らず弘子さん パス

第六回と第七回は入院でリポートを休ませてもらった。折角の発句を無にして申し訳ない。本日は「古都奈良の文化財」がテーマで入川さんにリードしてもらった。「日本の時代とその文化」を年表にまとめられ、全員に配布してもらった。奈良が都であったのは、710~784年の極めて短い期間だったが、シルクロードのラスト文化を見事に開花させた。

 

 

奈良は予想外に訪問した人が少なく、知名度の割には認知度が低い。大半の経験者は中学校時代の修学旅行による。当時は米のない時代で一人1合ずつ持参した思い出など語り合った。大仏殿が建立されたのは752年。一度、火災に遭ったが下半身は焼け残り現在も当時のものが残っている。東大寺、正倉院、興福寺、春日大社、元興寺、平城宮跡、唐招提寺、薬師寺の世界文化遺産8点について、詳しく解説があった。

 

 

 

第20期人生講座「日本の世界遺産」⑤古都京都の文化財-1 ~平成29年4月11日(火)~

「日本の世界遺産」⑤古都京都の文化財-1

≪午前クラス≫

本日のリーダーは米澤隆子さん。このシリーズでは女性一号となる。前シリーズのジャパニストなどでは、何度も見事なまとめで大役を果たしてもらっている。本日は古都京都の文化財①である。京都は馴染みの深い歴史的な観光地であるが、映像を見ると知らないことが多すぎる。事前に少しでも勉強しておけば見方や感じ方が違うと思うが昨今の混雑ぶりは?

 

「平安遷都以来1000年にわたって日本の首都であった京都。その歴史は点在する建物や庭園として今も京都に残り、伝統的な文化は、人から人へと受け継がれてきました。都が出来て1200年経った今も、京都は文化の中心地として人を魅了してやみません。これらの文化財は京都だけではなく、日本全体の建築や庭園の歴史を物語るものとし、世界遺産に登録」

 

 

 

「清水の舞台で知られる観音心行の寺、清水寺。境内の苔の美しさで名高い西芳寺。池泉回遊式の名園、天龍寺。金閣の名で知られる鹿苑寺舎利殿。対照的な侘び寂びの世界を演出する銀閣、慈恩寺。石庭で知られる龍安寺。明治維新まで皇族に受け継がれてきた「御室御所」、仁和寺。来世でなく現世を見つめ、あるべきままにあろうと説いた明恵上人の高山寺」

 

 

 

今回の講座では世界遺産に登録された17の内、8カ所が紹介された。残りの9カ所は「古都京都の文化財②」として次回に学ぶ。清水寺は源氏物語や枕草紙に記してあるので相当な歴史を歩んでいる。清水寺の舞台から投身した人は237人だが、生還率は85%。どのような状態で生還したのか分からないが、人間はその気になっても簡単には死ねないものだ。

 

 

小畑さんは昭和30年、土曜半ドンを利用して京都へ。龍安寺で座禅を組んだ、景色が美しかったと述懐。青春が蘇った。

 

≪午後クラス≫

■本日の五七五

 

ポナンザは 名人負かすも 無言です       不純斎

 クネっても 見逃し出来ぬと パクられる

 尻拭い させる大臣 する総理

 トーマスの バス走り来て 子供の日       嬰枯

 アランドロン 古きポスター 春の

 散歩道 来し人想い よもぎ積み          実

 散る早く 待つ刻長し 夢見草

 草茂る 主や如何に 姿なく           弘子

 新学期 笑顔キリリと 駆けてゆく

 雨降れど 気持ちを空に 犬ふぐり           

 春眠や 遅き朝食 クロワッサン         恒子

 しばらくは テラスで一人 初夏の風

 ララランド すれちがう恋 切なくて       道章

 突然の 雨に叩かれ 桜散る

 青空に 思いはあれど 動かぬ身

 

第五回は安村さんにリードしてもらった。日本の世界遺産・古都京都の文化財①を、3㌻にまとめて下さった。ここまで手を入れて下さると、多少の居眠りをしても理解できる。①では8カ所の世界遺産を学んだ。慈照寺(銀閣寺)、鹿苑寺(金閣寺)、清水寺、仁和寺、龍安寺、西芳寺、高山寺、天龍寺の8カ所を学んだ。観光客の人気トップは清水寺が不動の地位。

 

 

人気3位の金閣寺は昭和25年7月、放火により全焼した。昭和30年に復元し、昭和61~62年に大改修された。総工費7億4千万円、純金20㎏を使用したが、国宝復活はならなかった。京都には観光で何度も訪問したが、何の知識もなく単に見ただけ。少しでも勉強しておけば、受け止め方も違っただろうに残念だ。これから学ぶほどに後悔が強くなる。

 

第20期人生講座「日本の世界遺産」④屋久島・白川郷 ~平成29年3月28日(火)~

「日本の世界遺産」④屋久島

≪午前クラス・屋久島≫

本日のリーダーは浜本明男さん。「日本の世界遺産」は四回目、少しずつ軌道に乗ってきたようだ。前回のリポートは浜本さんと書くべきところを、うっかり高野さんと書いてしまった。お詫びして訂正する。本日の配布品は「春分御礼」と「白川郷・白神山地」のリポート。本日学ぶ日本の世界遺産「屋久島」は、1ヵ月に35日の雨が降るといわれる通称「雨の島」。 

 

 

メンバーのうち田畑さんと松本さんの二人が屋久島の山登りを経験している。浜本さんの指名により田畑さんから体験談を述べる。3日間のツアーだったが幸いに一度も雨に出会わなかった。神の島として500年前から伐採は禁止されているが、登山道のそばにある多くの古い切り株は驚くほど大きい。現存している最も大きい縄文杉は、円周が15㍍を超える。

 

 

頂上まで行くには途中の山小屋に自炊で逗留しなければならない。保水力のない土地だが、雨の量によって屋久杉は成長している。松本さんは運悪く3日間とも雨に見舞われたが、覚悟していたので慌てはしなかった。命綱と言われるトロッコ道があるが、現在は倒木の搬出などに重宝されている。生きる糧は周辺の海が頼り。メインはトビウオ。唐揚げが美味。

 

 

屋久猿(4000~6000匹棲息)や屋久鹿(3000頭棲息)にも出会える。DVDではウミガメの産卵や孵化の実態をとらえていた。最高の山は1936㍍、平地の熱帯と山の気温差は大きい。海は泳げても山頂には2㍍の雪が積もる。樹齢7000年の「縄文杉」、3000年の「弥生杉」「大王杉」「紀元杉」はどれだけの豪物か。一度触れたいが果たしてどうだろうか。第5回は「古都京都の文化財①」を学ぶ。世界遺産に登録された17の内、8箇所を紹介。屋久島は1993年に登録。

 

≪午後クラス・白川郷≫

■本日の五七五

 元知事の 記憶にないに 攻めあぐむ       不純斎

 忖度を 損か得かと 勘違い

 時の人 偶然なのか 池が付く

 幼子の たんぽぽぽぽと 歌ひけり         嬰枯

 大吉は 嘘つきだよね 山笑う

 蕗の薹 年経る毎に 好む味             実

 難波場所 主役不在の 街歩く

 誕生日 天の位で 祝福し             伸雄    

 屋久杉の しぶとさ目立つ 春嵐

 パス                       弘子

 お休み                      恒子

 お休み                      道章

 

午後のクラスは久しぶり参加の入川さんにリードしてもらった。日本有数の豪雪地帯に平家の落人の隠れ里と言われる合掌造りの集落がある。雪を肩で受け、そのまま滑り落すための急傾斜。大家族が一つ屋根の下に暮し、一階から上がる熱を利用して屋根裏で養蚕を営む。厳しい自然を受け入れて生きるための合掌造り。木造建築の最も発展した形の一つ。

 

 

集落の姿は江戸時代の終わりから大きく変わることなく、現在でも村ぐるみで茅葺き屋根の葺き替えを行うなど、農村の原風景を思わせる。岐阜県と富山県にまたがる三つの集落と自然は、「白川郷と五箇山の合掌造り集落」として1995年世界遺産に登録された。村人同士は助け合い、人と自然が寄り添って生きている。伝統の和紙は千年経ても変わらない。

 

 

村の景観を守るにはたゆまぬ努力が求められる。あらためて人の幸せはどうあるべきか、問い掛けられたように思う。

第20期人生講座「日本の世界遺産」③白川郷・屋久島 ~平成29年3月14日(火)~

「日本の世界遺産」③白川郷・屋久島

≪午前クラス・白川郷≫

本日の講座は次回予定の井上さんの都合が悪くなり、高野さんの好意で今週と入れ代っていただいた。本日配布した資料は、①ほのぼの伝言板318、②「啓蟄」の解説、③チャレンジ言葉のドリル、④四月講座カレンダー、⑤前回講座の記録。⑥井上さん作成のテキスト4㌻。本日の世界遺産は「白神山地」「白川郷の合掌集落」。井上さんのテキストは見事に要約。

白神山地は青森県と秋田県にまたがる日本最大のブナ林。雨の多い地質に生え、その根でゆるんだ地盤を抑え、ろ過した水を緩やかに海に流す。ブナ林は洪水を防ぎ、渇水を防ぐことから緑のダムと呼ばれている。かつて日本各地にあったブナの林。伐採されてすっかり減ってしまった。「白神山地」は世界最大のブナの原生林で1993年に世界遺産へ。

井上さんは往復4時間かけてブナ林の一部を歩いた。難しい場所だ。それだけに自然の姿が残されている。日本中を歩いている松本さんは4度も登山している。椋田さんも仲間で経験者だ。映像は白神山地から白川郷へ展開した。不便な暮らしの中で営まれる互恵互助の生き方がいつまで営まれるのか、白川郷の継承が案じられてならない。何も出来ないが。

茅葺き屋根の葺き替えは経験があるが、規模の大きさと集落の協力には圧倒される。厳しい自然を受け入れてきた生きるための様々な工夫が凝らされた合掌造り。木造建築のもっとも発展した姿の一つと伝えられる。蚕を飼うための建物であったが、今は観光用にしか活用されていないのか。消えて欲しくない日本の文化である。集落の姿は江戸時代から変らず。

 

「白川郷と五箇山の合掌造り集落」は、1995年、世界遺産に登録された。次回は鹿児島県屋久島の不思議について学ぶ。

 

 

≪午後クラス・屋久島≫

■本日の五七五

 作家だね 逃げの言い訳 天才だ         不純斎

 森の友 熊さんでなく ゴミが出た

 もったいない ミサイル1個で 銀の飯

 雛納め 娘も嫁して 居間広し           弘子

 今日の昼 くしゃみ鼻水 春が来た

 隠しても 隠しても出る 隠し事          道章

 会見で 核心触れず 持論だけ

 泥濘に 足とられいし 入学式

 癌に効く 失って知る 納豆力

 沈黙で 罷免を待った 大統領

 歯車が 逆回転した 元都知事

 誕生日 山を降りれば 春の風           伸雄    

 背を丸め 腰を伸ばせず 春を待つ

 

午前のクラスは予定が前後したが、午後は順序通り「屋久島」を学んだ。テキストはいつもと同様に分かりやすく紹介してある。観光のベストファイブは、①白谷雲水峡、アニメの「もののけ姫」の舞台とも言われ、現在では「もののけの森」と改称。②屋久杉ランド、樹齢1800~2000年の屋久が立ち並ぶ道。③大川の滝、おおこのたきと読む。④太鼓岩。

安村さんの纏められたテキストは平易な表現で高齢者に分かりやすい。縄文杉がメインと思われるが五番目である。樹齢7千年とはどんな杉だろうか。根回り16㍍、高さ30㍍と言われ、写真を見ても豪物である。他にも樹齢3千年の弥生杉、大王杉、紀元杉、夫婦杉、三大杉があり、島の大きさは日本で7番目とか。安村さんも高さ1㍍の屋久杉をお持ち。

次回は白神山地のブナ林と白川郷を学ぶ。担当は入川さん。

第20期人生講座「日本の世界遺産」②法隆寺 ~平成29年2月28日(火)~

「日本の世界遺産」②法隆寺

≪午前クラス≫

今回は日本の世界遺産の第二回「法隆寺地域の仏教建造物」について学んだ。日本の名所古跡にメンバーの人たちは数多く訪れているが、事前勉強なしでガイドの説明を聞く程度だから「行って観た」程度の印象しか残っていない。事前にしっかり勉強して観賞するのとはわけが違う。勉強を深める度にもう一度行きたいと強く思うが、最早足腰が十分でない。 

 

 

法隆寺の解説から

「世界で最も古い木造の建築物、法隆寺。聖徳太子信仰の寺として知られている。聖徳太子は日本で初めて憲法をつくり、家柄ではなく個人の能力に基づいた官位を定めるなど、日本の国の礎を築い

た。争いが絶えない世にあって、一部の特権階級だけではなく、一般の人々が幸せになれる世を作ろうとした人物です。飛鳥時代に聖徳太子が建造した法隆寺は焼失したが、太子の死後その遺徳を慕う

人々により再建され、新たなお堂の建設も進んだ。現在、境内に立ち並ぶ建造物は50棟を超えている。一つの地域に、各時代の優れた建造物がこれだけ集中して保存された例はほかにない。日本だけ

でなく東アジアの仏教寺院の歴史を語る文化遺産がここに集まっている。聖徳太子への熱い信仰が法隆寺の宝物や建造物を現在へ伝えてきた。法隆寺と聖徳太子ゆかりの法起寺の二つのお寺は、1,993

年世界遺産に登録された」。本日の講座進行リーダーは高野道章さん。・自然によく調べて映像で足りないところを細かく説明された。メンバー全ての人が法隆寺にはお参りしているが、「行った」と言うことくらいしか記憶にない。それも「ついで」でしかない。

 

 

次回は屋久島について学ぶ。講座リーダーは浜本明男さんが担当される。屋久杉が著名であり、決して安価ではない。

 

 

≪午後クラス≫

■本日の五七五

 くノ一に 油断召さるな 男たち         不純斎

 晩節を 汚すか否か 石原さん

 味噌付ける 思わぬところ昭恵さん

 凍る朝 安否確認 清掃日             弘子

 春めきて 朝日眩しく ガラス越し

 来る来ない 指で遊びし 梅の花          恒子

 夫の嘘 知りつつ許す 春嵐

 愛してる 妻に言えない 蒼い月          道章

 世が移り 芸者の姿 稀になり

 凍りつく道に転倒 空仰ぐ             伸雄

 恵方巻き 老いた店主の 腰曲げる

 ぶたまんや 掃除びとらの 頬ゆるめ

 

本日は親戚に不幸があり午後から通夜に参加するため休ませていただいた。五七五は提出いただいて物を掲載した。

 

 

 

 

 

 

第20期人生講座「日本の世界遺産」①姫路城 ~平成29年2月14日(火)~

「日本の世界遺産」①姫路城-午前クラス  

今回から「日本の世界遺産」を12回にわたり学ぶ。19所の指定を受けているが、比較的最近の遺産は収録されていない。第1回は「姫路城」。5年間の歳月を掛けて美装され、白鷺城に相応しい真っ白で優美な姿が披露されている。人気が高く観光客が多いため、少し落ち着いてから観光してはどうかという意見もあった。映像が丁寧で分かりやすい作品だった。

 

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テキストから。「その華麗で優美な美しさと、防御の固さで知られる日本の城郭建築の最高傑作。関ヶ原の戦いに勝利した家康が、西国大名に睨みを効かせるために池田輝政に築かせた。江戸城に匹敵する規模の姫路城。一度も戦火に遭うこともなく、輝政の築城以来400年経つ今も、天守群や櫓、門などが往時のままの姿を残している」。

 

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「姫路城は敵の心理を利用した仕掛けが凝らされていることでも著名だ。城に背を向ける道や、土塀や石垣に挟まれ、周り中から弓矢を射掛けられるようになっている通路、鉄砲や槍で敵を狙うための「狭間」や石落し。「白鷺城」とも呼ばれる美的完成度の高さと、世界的にも他に類を見ない規模の優れた木造建築として1993年、世界遺産に登録された」。

 

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2500万人の人力と9年の歳月を掛けた姫路城は、数々の工夫を凝らしているが人間の知恵は大きな遺産となった。あの太平洋戦争でも空襲を免れた。現存している城郭の敷地は当時の10分の1というが、それでもトランプ大統領の別荘に匹敵する。当時の徳川幕府の威力を想像させる。城郭の図面なども保存されていると思うが、何とか一度拝見したいもの。

 

次回は聖徳太子の信仰が厚い、世界最古の木造建築「法隆寺」。日本人の優れた能力をまた教えられる。期待して待ちたい。

 

「日本の世界遺産」①姫路城-午後クラス

■本日の五七五 

 

 否が応 テレビ点けると トランプ氏       不純斎

 やってくる 忘れたころに 天下り

 義理チョコを 数えた昔 思い出し

 日毎増す 横綱の顔 春を待つ           弘子

 感謝して 友を送る日 寒椿

 梅咲くも 上空の客 春遠き             実

 梅の香を 異国のテレビ 映しおり

 帰省すりゃ 俺のパンツ おやじはき        菊子

 夜勤終え 家路に向かう 白い月

 妻の看護 永久の愛 確信す            道章

 愛妻の 手厚い看護 胸震え

 病み上がり そろり踏み出す ウォークへ

 徒歩疲れ 石に座りて 寒椿            伸雄

 近寄れば 不意に飛び立つ 寒雀

 寒雀 軒の日向に 首並べ

 

「日本の街道を行く」10回コースはあっという間に終了した。第20期から「日本の世界遺産」を12回コースで学ぶ。今回は久しぶりに米今菊子さんが参加。インフルエンザの安村耀嗣さんも復活参加。日本には19の世界遺産が認定されているが、今回のコースでは産業革命遺産、石見銀山、熊野古道、富岡製糸場、知床、白神山地をDVDがないため外した。

 

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第1回は華麗で優美な美しさを持つ「姫路城」を学んだ。撮影が丁寧で分かりやすい。もう一度行きたいという声も多かったが、ガイドを付けるとより楽しい、という入川さんのアドバイスがあった。5年間の修復を終え再び美しい姿を披露したが、まだ参会者が多く天守に上るにも時間がかかるとのこと。待つのもいいが命が待ってくれるかどうか。

 

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第19期人生講座「日本・街道の旅」⑪ ~平成29年1月24日(火)~

「日本・街道の旅」⑪-午前クラス  

本日は「日本の街道を行く・最終回」で九州の日向街道、唐津街道、薩摩街道を案内してもらった。小倉から九州の東側沿岸を南下して鹿児島に至る日向街道。佐賀から唐津、伊万里と陶磁器の産地を経て平戸に向かう唐津街道。鳥栖から九州の西岸を田原坂・熊本を経て鹿児島に至る、西南の役の舞台ともなった薩摩街道。維新の激動の歴史の面影を残す九州。

 

2017.1.24jinsei (1)

 

それにしても九州の街道沿いには昨年の地震で大きな被害を受けた熊本城をはじめ小倉城、佐賀城、唐津城、平戸城など天守閣が多い。それと繋がるように、神社仏閣や庭園などが現在もなお息吹いている。最初に出会った宇佐八幡宮は壮大であった。全国の八幡様四万社の総本家としての威風を備えている。西大門、勅使門などの設えは歴史の重さを感じる。

 

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日向街道はJR日豊本線に並行して南下しているが、海沿いの街道は美しく長閑である。宮崎に入り日南海岸の自然美は「鬼の洗濯板」と呼ばれる海岸風景など目を見張らされる。唐津街道沿いの「虹の松原」は百万本の松が美しく彩っている。唐津城は名護屋城の解体材料で:建築されたというが優美である。鍋島焼の美しさは彩色が二度焼きされて美しい。

 

2017.1.24jinsei (4)

 

薩摩街道に入ると筑後川沿いの水天宮は安産の神として全国の総本山である。田原坂から南下しながら街道沿いには古戦場の後が生々しい。薩摩藩は領内に104カ所の外城を築き、領土の安全に注力したという。終点の鹿児島市では西郷隆盛の堂々たる銅像が遠くを見渡していた。約800㎞を53分で回ったが、高速道が少ないだけに旧街道が生かされている。

 

高齢者に体力の問題はあるが、のんびりと旧道沿いに観光し、歴史の刻みを学ぶのは悪くない。ほぼ全員が新婚旅行で訪れているが、晩婚旅行で若い日を思い出すのは悪くないと思う。

 

「日本・街道の旅」⑪-午後クラス

■本日の五七五 

 雪かきで 改めて知る その重さ         不純斎

 風邪抜けぬ 酒と薬は 別腹で

 悲願のV 倭人横綱 やっと出る

 恋心 今だ燃えてる 老いの春           弘子

 大寒波 足止めされて 手酌酒

 かじかむ手 ラインに乗せる 雪だるま        実

 寒極み 恵方の向きを 調べおり

 毎日が 日曜日です 寒烏             嬰枯

 ほんまもの 男の涙 横綱に            道章

 雪降りて 熱燗旨し 寝正月

 名優の 桜吹雪が 遂に散る

 初日の出 海面に描く 真っ赤劇          伸雄

 初詣 振袖乙女 花の舞い

 竹箒 歩道に落ち葉 踊る朝

 

日本街道の旅が十回で終わった。今回は九州の旅。日向街道は小倉から鹿児島までの458㎞ 佐賀から平戸までの唐津街道123㎞、鳥栖市田代から鹿児島までの薩摩街道260㎞。見終わって安村さんの青春物語は、メンバーの心を熱く打った。昭和38年のゴールデンウィークに友と3人で7泊8日、バイクで九州を一周した。熊本城、青の洞門、高千穂、青島の白黒写真と通行券はキチンと纏められ、青春時代に導いた。

 

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当時の新婚旅行は九州が多かった。全員が各地の映像を思い浮かべながら青春を語った。概ね50年前の事であるが、脳細胞が若返ったのではないか。ほとんどの人が足を踏み入れたのが大分県別府温泉から宮崎県の青島コース。別府温泉や遠くの海の景色などは、きっと忘れられない思い出があるに違いない。次回からは「日本の文化遺産」が十回コースに。

 

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第19期人生講座「日本・街道の旅」⑩ ~平成29年1月10日(火)~

「日本・街道の旅」⑩-午前クラス  

本日は「日本街道の旅・九州の道」であるが、新年ということもあり「正月をどう過ごしたか」「平成二十九年の希望」についてお互いに述べ合った。話したことに対する評価点は高く、感動したという声もあった。椋田さんからスタートした。「午前三時には日の出を拝むために『野呂山』に向かった。ベストボジョションはカメラを構えた人たちで溢れていた」。

 

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浜本さん。「紅白は若者向きで元気が良かった。視聴率40%。1/2は子や孫が集まり賑やかな食事会だった」。上田さん。「12/31pm10~1/1am9までぐっすり眠った。そば打ちの師匠のところへご挨拶に。そばは薬味で味わうもの」。松本さん。「元日は自宅のベランダから初日の出。初登山は1/2になった。広島駅近くのスポーツジムは大人気で予約難」。

 

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岡元さん。「主人の実家に行く。母は87歳で自転車を禁じられている。買い物が自由に出来ないので寂しいようだ」。田原さん。「年末は孫の弁当作り。年初は1/3に香住神社に初詣、1/8は広島地区の神社巡り、1/9は厳島神社にお参りした」。米澤さん。「1/1~2は近隣と市内の神社に初詣。1/3は厳島神社と大聖院にお参り。娘の世話になった」。

 

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辻さん。「すべて娘がやってくれた。1/3は久しぶりにそごう百貨店と本通りをぶらついた」。小畑さん「お寺参りをし、読経をした。さらに市内の鶴羽根神社、東照宮、出雲大社広島にお参りした。2017の夢。「フジで五輪祭り」(椋田)「ふるさとの海と山」(浜本)「黄色の白菜作り」(井上)「夢を持つ。奈良のお寺の修復」(松本)「俳句を続ける」(岡元)

 

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「ウォーク休まず。神仏巡りの旅」(田原)。「気を張る。健康第一」(米澤)「予定通りに計画を進める」(辻)「詩吟を励む。週3回」。(小畑)。93歳の小畑さんは、溌剌として夢がある。

 

「日本・街道の旅」⑩-午後クラス

■本日の五七五 

 風を引く だけど飲みたい 苦い酒        不純斎

 目指そうか 超が付くまで 高齢者

 食い逃げだ ロシアに続き 韓国も

 左義長の 火で焼く餅に 願い込め         弘子

 天守まで 届けと凧を 上げる吾子

 願う背に 吉多かれよ 初春の            実

 甘酒の味に釣られて 初詣

 また一つ 犬と共に老ゆ 年あらた         嬰枯

 老いの春 忘れ栄華を 観る余裕

 師走風 老いの不注意 大火あり          道章

 病葉に 気ばかり焦り 師走行く

 寒空に 遅いぞプーチン 晋三待つ

 

午前に続き「新年放談会」。高見さん。「子どものサービスで道後温泉に浸かり、松山城観光。予想外に大きくびっくり」。瀬崎さん。「長男のみ帰省。親子で水入らずのお正月。孫たちは受験勉強で休みなし。人生の通り道」。高野さん。「喪中ハガキが七枚も着た。『寒中お見舞い』で返信した。帯状疱疹が完治せず酒が飲めない」。入川さん。「家族10人揃って新年会。来年はもう一人。2人、2人、4人といなくなる」。

 

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「英語の勉強。プラスワンの卒業、難しいかな? ゴルフの卒業」(入川)「健康第一。痔の手術。かって仕事をしたところを回りたい」(高野)「呆けないように俳句を続ける。昨年末は特選に選ばれた」(瀬崎)「とにかく健康第一。癌の5年目の検査が待っている。経過は良好できっと大丈夫」(高見)超高齢者から準高齢者まで講座の皆さんは元気いっぱいです。今年も1年よろしくお願いします。

第19期人生講座「日本・街道の旅」⑨ ~平成28年12月27日(火)~

「日本・街道の旅」⑨-午前クラス  

本日の学習は四国を学ぶ。「撫養街道」「大洲・宇和島街道」「土佐東街道」と四国の北、西、南を歩く。四国巡礼の起点である撫養から、吉野川の北岸を西に向かう撫養街道、松山と城下町大洲・宇和島を結ぶ大洲・宇和島街道、高知から太平洋沿岸を徳島に延びる土佐東街道。四国の道は物資輸送の道としても重要だったが、八十八ケ所巡礼のお遍路さん道だった。

 

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四国八十八ヵ所の起点である霊山寺を起点とし、お寺さんを左右に見ながら脇町の歴史ある町を通り、祖谷のかずら橋、大歩危小歩危を歩く。大歩危の渓谷は美しい。徳島県の池田を経て愛媛県に入る。今治を経て道後温泉郷に入る。道後の湯は夏目漱石の「坊ちゃん」と共に著名である。道後温泉館の三階には漱石の木造が座っており、因縁の深さを知る。

 

松山城の天守閣を左に見ながら大洲・宇和島街道に入る。内子の町並み、大洲の町並みを写しながら当時の繁栄を物語る。内子から大洲の途中にある臥龍院は9,000人が4年の歳月を掛けて完成した壮大なものである。小坂峠では43番目の源光山があり、法華津峠を下り、吉田を通過、宇和島市に入る。先人が苦労した段々畑や真珠の養殖も著名である。

 

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高知から徳島までの土佐東街道は180㎞ある。高知城は今も天守閣が健在であるが、関ヶ原の戦い以後、山内一豊が二代で完成させた。桂浜公園の坂本龍馬像は遥か遠くを眺めている。伊尾木川を過ぎると宿屋杉という大きな木の根っこがある。数十人が天露をしのげる広さで多くの人の命を救った。室戸岬を通り吉野川の三角州である徳島平野に入る。   

 

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四国は小さいけれど伝承の地が多く楽しませてもらった。第十回は最終回で「日向街道」「唐津街道」「薩摩街道」を歩く。維新の激動の面影を残す街道を学ぶ。楽しみにして欲しい。

「日本・街道の旅」⑨-午後クラス

■本日の五七五

 

 聞きたいよ 安倍さんカジノで 儲けたの      不純斎

 酒褒めて プーチン食い逃げ 肩すかし

 二兎の倍 広げた網が 大き過ぎ

 球児らの 掛け声高く 冬木立           弘子

 門前を 掃き清めれば 年新た

 鈴なりの ユズ トゲ チカット 歳の暮      菊子

 ライト川 故郷めざす 高速道

 年毎に 終いは早く 年賀状             実

 「港」歌碑 童に還り 師走の空

 若者の 会話パピプぺ 冬座敷           嬰枯

 十二月 海に会いたく 一人旅

 日報の 残り少なし 冬至日や           伸雄

 退院や 迎えの車 師走風

 窓を打つ 木枯らし激し 別世界

 

本日の講座資料は前回の「人生講座」リポート。こころの文字「からだはいのちの器」。本日の街道は四国、「撫養街道」「大洲・宇和島街道」「土佐東街道」。なぜか高松や金毘羅さんが収録されていなかった。四国は近場だし道後温泉など観光地も多い。四国八十八ケ所のお遍路を歩いた人も多い。感想を述べるに事欠かない。松山城、道後温泉など全ての人が歩く。

 

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四国は台風の多い地域である。大抵の農作物の収穫期に台風が見舞い、収穫に仇なす。そこで生まれたのが藍作り。吉野川の氾濫を避け一大名産地となり、経済を潤した。メンバーの米今菊子さんは大洲の版画展に応募。見事に入賞を果たした。賞品の地球儀は家宝にしている。大正五年に建てられた内子の芝居小屋は今も健在で、歌舞伎なども上演されてといる。宇和島の段々畑は祖先の知恵が生かされている。

 

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第19期人生講座「日本・街道の旅」⑧ ~平成28年12月13日(火)~

「日本・街道の旅」⑧-午前クラス  

本日の学習は「山陽道」「山陰道」「北浦街道」、馴染みの深い地名が多い。大阪を瀬戸内沿いに下関まで延びる古代の〝大路〟山陽道は520㎞ある。京から丹波を経て日本海沿いを西に向かう山陰道は510㎞。城下町萩から響灘に沿って下関に至る北浦街道。古代から西国の要地を結んだこれらの街道は、常に歴史の足跡を刻み続けた。DVDの上映時間は74分。

 

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本日学んだ各街道の行程を紹介しよう。先ずは山陽道から。大坂城⇒須磨浦⇒姫路城⇒旧閑谷学校⇒岡山城⇒後楽園⇒吉備津神社⇒尾道⇒厳島神社⇒錦帯橋⇒長府武家屋敷⇒赤間神宮。明後日、来日されるロシアのプーチン大統領は長府温泉の大谷山荘で安倍晋三首相と会談される。もてなしはキチンとされるだろうが会談の成果は厳しい。頑張って欲しい。

 

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山陰道は福知山を出て鳥取砂丘に向かう。日本で唯一の砂場は偉大である。日本海の風の影響で妖しい模様を自然は生んでくれる。砂丘の幅は2㎞、長さは16㎞ほどの広大な砂漠である。倉吉の武家屋敷の町並みは一見の価値がある。絣は名産である。紺地に白の柄は美しい。大山⇒松江⇒出雲大社⇒大森代官所跡⇒津和野⇒瑠璃光寺を経て小郡で終わる。

 

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北浦街道は短いようだが130㎞ある。萩は小さな町のようだが、32万石を領していた大藩である。東光寺(毛利家の寺)には500基の大きな石灯籠が並び立てられ、壮観な光景である。武家屋敷の土塀には夏みかんが量産化され、武家たちの食糧にあてられていた。明倫館は現存しており当時の気風を伝えている。松下村塾は明治維新の偉大な人物多を輩出した。

 

次回は第9回であるが暖かい四国路を学ぶ。撫養街道、大洲宇和島街道、土佐東街道を学ぶ。比較的馴染んだところなので関心が深いだろう。お遍路さんの街道も紹介されるだろう。

「日本・街道の旅」⑧-午後クラス

■本日の五七五

 紅白が 始まる頃は 風呂の中        不純斎
 神ってる ローカル超えて 全国区
 また消える 黄門の後 鬼平も
 断崖(弾劾)は 自白のシーン テレビでは
 老人と 餅搗く児 頬を染め          弘子
 裸木に 縄張り競う 鵯の群
 真珠湾 慰霊の献花 晋師走          道章
 中国路 山の絵柄の 冬らしく
 金の子の あれやこれや ありました      栄造
 年の瀬に 何もしないで 今日も暮れ
 開戦日 軍艦マーチの パチンコ店       恒子
 夕空を 掃くが如く 芒揺れ
 はらからの 一人の欠けし 開戦日
 木枯らしや 一陣鳴いて 冬来たり       伸雄
 冬入院 慣れぬ買い物 ウロウロし

 

本日の講座資料は前回の「人生講座」リポート。ほのぼの伝言板。こころの文字・二十四節気「冬至」、「からだはいのちの器」。本日の街道は「山陽道」「山陰道」「北浦街道」73分。感想は賑やかだった。山陽も山陰も馴染みの土地ばかり。但し街道とは違うようだ。本編は街道の勉強だから馴染みの場
所はさりげなく通り過ぎる。広島も厳島もあっけない。

 

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山陽道は大阪から下関まで、山陰道は福知山から小郡に至る。北浦街道は初めて聞いたが、萩の城下町から青海島、そして下関まで。巌流島は丹念に紹介したが、どうして負けた佐々木巌流の名前を付けたのか。岡山県の孔子廟・閑谷学園は「人生講座」で訪問しており、論語の朗読など懐かしかった。次回は四国の撫養街道、大洲・宇和島街道、土佐東街道を巡る。

 

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第19期人生講座「日本・街道の旅」⑦ ~平成28年11月22日(火)~

「日本・街道の旅」⑦-午前クラス  

「日本街道の旅」シリーズは、東北道から関東一円、さらに北陸道、東海道、伊勢街道を歩いて今回は近畿地方の後編の街道、全体では第七回になる。「古事記」にも伝わり〝日本最古の道〟とされる山辺の道、京から忍術の里・伊賀へ向かう伊賀街道、熊野三山に詣でる人が、引きも切らず長い行列を作ったと言われる熊野街道。大和朝廷の古代の香りがする。

 

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大和盆地を縦断し、また熊野の山々に分け入る道では、神々の宿る自然と出会うことが出来る。自然を神と崇める習慣があったせいだろうか、壮大で華麗な神社が多い。最初の「山辺の道」は起点の春日井から終着の金谷集落まで35㎞。当時の国道であるが道幅は大半が1~2㍍。身分の高い人達も馬や駕籠を利用したと思われる。至るところに石仏がある。

 

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白毫寺⇒石上神宮⇒桃尾の滝⇒大和神社⇒長岳寺⇒箸墓⇒兵主神社⇒大神神社⇒金谷の石仏を経て終点の金谷集落に辿り着く。歴史の香りが美しいロマン漂う自然街道である。次いで伊賀街道を歩く。山城から上野を経て津に至る。木津川⇒笠置⇒島原⇒上野⇒恭仁京⇒当尾の里⇒浄瑠璃寺⇒国宝・三重の塔⇒笠置寺⇒伊賀上野⇒伊賀流忍者屋敷で終わる。

 

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三つ目は和歌山から新宮までの熊野街道だが、途中、大辺路と中辺路に分かれ新宮で合流する。著名な湯浅醤油蔵⇒滝尻王子⇒近露王子⇒継桜王子⇒湯の峰温泉(二世紀に発見)⇒熊野本宮大社⇒夫婦杉(樹齢八百年)⇒熊野速玉大社⇒野中の清水(古来枯れたことがない)⇒熊野川を船で下る⇒橋杭岩⇒那智の滝⇒那智大社を経て新宮に至る。神秘な街道群。

 

八回目はいよいよ身近な山陽道、山陰道、北裏街道を学ぶ。残念ながら広島県は尾道と厳島神社で広島市はない。有名なところは多い。姫路城や孔子を学んだ閑谷学校は見応え抜群。

 

「日本・街道の旅」⑦-午後クラス

■本日の五七五

 トランプで 通じる遊び 日本だけ        不純斎

 学園祭 留守宅覗けば 缶の山(未成年のはずだが?)

 降りられぬ 梯子外れた TPP

 知り合いも マスクと帽子 他人顔         弘子

 日留まりが 今日は上席 小六月

 小春日に 労わりながら 漬け大根         道章

 集います 老いた同士の 忘年会

 炉開きの 庭に続くや コモの花           実

 干支話題 ひと月余り 新年の

 篝火が 秋風呼んで 庭妖し            伸雄

 出雲路の 神有月に 人の群れ

 湖の 風に揺られし 萩の花

 

本日の資料は前回の人生講座リポート。プラス落合勲さんの「二十四節気『小雪』空と海のへだてなく」に山口県長門の棚田が季節に添って描かれおり美しい。柴崎博男さんのことば二つ、十二月の講座カレンダーが添えられた。「日本街道の旅」は第七回・近畿Ⅱで「山辺の道」「伊賀街道」「熊野街道」。

 

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伊賀街道は剣豪荒木又右衛門の仇打ちの場面で有名な伊賀上野の「鍵屋の辻」が紹介された。仇を待ち伏せた街道茶屋は「数馬茶屋」として現存している。伊賀忍者屋敷のからくりも詳しく紹介された。徳川家康の窮地を救った服部半蔵一族が著名である。恭仁京という首都があったことを知った。

 

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熊野街道の地名は昭和36年に新婚旅行で訪れた場所が多くあった。白浜⇒勝浦⇒新宮⇒伊勢と続く。橋杭岩、那智の滝、瀞8丁、熊野古道は懐かしい。健康を取り戻してもう一度訪れたい。第8回は山陽道、山陰道、北裏街道など近隣を学ぶ。

第19期人生講座「日本・街道の旅」⑥ ~平成28年11月8日(火)~

「日本・街道の旅」⑥-午前クラス  

「日本街道の旅」シリーズは、東北道から関東一円、さらに北陸道、東海道、伊勢街道を歩いて今回は近畿地方の各街道を学ぶ。もともと政治の中心は江戸、ビジネスの芯は近畿にあった。それだけに街道の様子も違い、本数も多い。したがって近畿地方は二回に分けて学ぶ。今回は京都を中心に小浜街道、西近江街道、丹波路を歩く。いずれも京から北へ。

 

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〝千年の都〟京からはいくつもの街道が北へ延びていた。御室から京北町周山を経て若狭小浜に至る周山・小浜街道、東海道の大津から琵琶湖の西を越前に向かう西近江路、丹波口から丹後に延びる丹波路、京と北陸・山陰を結ぶ道は山海の物資を都へ運ぶと共に、戦国の世の戦の舞台でもあった。画面に映し出される街道の彩りは、時代の暮らしを映していた。

 

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上映時間は約53分、退屈と言えばそうだが、知らないことばかりで興味は尽きない。松本さんに全体のリーダーを依頼し、参加者の感想や経験を語ってもらった。時間は十分だと思ったが、メンバーが10人もいれば時間は足りない。一人平均5分の持ち時間しか与えられない。予想外に京都を訪問した人は多いが、丹後や越前などは自動車で素通りしている。

 

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小浜街道の北山杉は知名度が高く、その品質や用途についてもご存じだった。床柱にしても価格が張るので余程の凝り性でないと採用されない。琵琶湖の西方面を歩く西近江路は湖を背にして美しい。リーダーの松本さんは時間を作っては全国をドライブされるから街道沿いの出来事には詳しい。やはり積極的に出回ることが好奇心を刺激し、学びが多くなる。

 

次回は近畿街道Ⅱだが、日本最古の道と言われる「山辺の道」「伊賀街道」「熊野街道」を歩む。歩くともなれば高齢者には無理だが、映像を楽しみ街道を知るのは楽チンである。

 

「日本・街道の旅」⑥-午後クラス

■本日の五七五

 

日ハムの 胴上げ写真 白黒だ(さすが地元紙)   不純斎

 廃止せよ ポケモンGOで 涙見る(悪しき社会現象)

 土人とは ターザン映画 思い出す(今のヤングに通じる?)

 台湾の くノ一庇う 党もあり(ミンミン蝉はどこの蝉?)

 真赤劇 黒田の涙で 締め括る(感動しました)    

 

 毛糸編む 横顔少し 年を取り           弘子

 木枯らしや 友の手作り ミントはめ

 

 初採りの 大根を友に 熱燗で           道章

 感謝する 妻の散髪 秋の午後

 忘れごと 日毎に増えて 鬱の夕

 

本日の資料は前回の人生講座リポート、プラス落合勲さんのこころの文字二十四節気『小雪』。達者なびわの絵に「耐えろたわわに 実るまで」。〝これでよいのかと案ずるくらい暖かい11月も、びわの花が咲き始めると、きちんとそれも急に寒くなる…〟コメントはさらに続くが、さすがプロの文章は美しい。感動しながら二十四節気を味わい、皆さんに届ける。

 

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京都から北へはご縁が薄いが、鯖江市に叔母が嫁いだこともあり福井へはしばしば訪問している。舞鶴は日本海軍の軍港であったが、呉、横須賀、佐世保に続いて訪問したい。小浜は古いお寺が多く興味もあって訪問している。

 

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今年もあっという間に11月の前半を終えた。「人生講座」も残り3回。時間はあっという間に過ぎていく。ぼつぼつ来年の構想を立てなければならない。第一水曜の映画、人生講座の新しいテーマ、新・人生講座も検討が必要だ。

第19期人生講座「日本・街道の旅」⑤ ~平成28年10月25日(火)~

「日本・街道の旅」⑤-午前クラス  

江戸と京・大阪を結ぶ五街道きっての大街道、東海道。その東海道43番目の宿四日市から分かれ伊勢神宮へ向かう道、伊勢街道。東海道は品川から大津まで53の宿が置かれ、参勤交代や伊勢参りの人で賑わった。伊勢街道には上方からの道も合流し、参拝客はこの道を歩いた。本日の資料はテキストに添えて前回のブログ、11月の学習カレンダー、言葉など。

 

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言葉は『秋せつな』、こころの文字作家・落合勲さんの立冬に因んだことばである。「あたりいちめん 葉ずれの調べ ありがたき 水音のして まがも しらさぎ 錦ごい 心澄ませ 天にいのる 地の花々よ ひらけ冬にむかいて すべてを励ませ」。もう一つは柴崎博男さんの人生のことば。「七転び八起。失敗のおかげで少しのことではへこたれなくなった。

 

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東海道は日本橋を起点として三条大橋・493㌔の街道を歩く。東海道膝栗毛の弥次さん喜多さんは12日で歩いた。よく考えてみると1日40㌔だから時速4㌔として10時間、毎日歩き続けた弥次さん喜多さんは元気な人です。日本橋を出て六郷を渡り多摩川で朝食を取り権太坂に向かう。小田原を経て箱根峠、箱根の関所を抜けて三島に向かう。元気もの。

 

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駿河宿を経て15番目の蒲原宿⇒由比の宿。ここは由比正雪の生家があるところ。清水を経て美保の松原を抜ける。ここから見る富士山がいちばん美しいというがどうだろうか。「桜わかる 鞠子の宿は とろろ汁」。ここから大井川1400㍍を経て金谷宿に至る。静岡のお茶どころから掛川⇒浜松⇒舞坂を経て新居宿に至る。この周辺の関所の厳しさは伝わる。

 

次回は周山・小浜街道、西近街道、丹波路が紹介されるが、京都から北に向かういくつかの街道が紹介される。舞鶴に陸揚げされる物資の多くがこの街道を渡って今日に運ばれた。

「日本・街道の旅」⑤-午後クラス

■本日の五七五

 モッタイナイ バッハさんから 教えられ     不純斎

 退位でも せめて譲位と 言い換えて

 蜜の味 将棋のプロも カンニング

 こも巻いて 六月の刻を 夢心地           実

 秋色の 湖西の鉄路 喧騒思う                  

 秋日和 オカリナ流る 公民館           恒子

 孫探す 大運動会 皆な同じ            道章

 叔母が逝く 報せる母は 認知症

 

午前に続いて東海道を学ぶ。徳川家康の岡崎から有松、名古屋を経て織田信長の信仰が深い熱田神宮に至る。桶狭間に今川義元を迎え撃ったときは、ここで戦勝を祈願して戦場に馳せ参じ奇跡の勝利を得た。宮宿七里の渡しには常夜燈が設置され、多くの旅人の安全に貢献した。道中は鈴鹿峠を超えて関宿、瀬田の唐橋、旅人の憧れである京の三条大橋に至る。

 

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途中桑名から伊勢を目指して南下する。この間の距離は80㌔。伊勢には他にも奈良、京都からも街道が通じている。旅不精なメンバーも伊勢神宮にはすべての人がお参りしている。桑名から四日市、白子、津、松坂を経て伊勢に辿り着く。近江商人と並び称される松坂商人の出生はこの街道にある。「伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ」とか、ともに繁栄した。

 

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松阪市を経て伊勢市に入るが、この街道は庶民の街道として著名である。伊勢神宮は外宮、内宮を通って正宮・皇大神宮に至る。20年ごとに遷宮が行われすべて新しい檜で大鳥居を始めすべての建物が建て替えられる。昨年はサミットが開催され、各国首脳に日本の美しさを満喫してもらった。スーツの襟にとめられた小さな真珠の飾りは印象的だった。改めて伊勢神宮の知名度を世界に知らしめた。長い旅路だった。

 

第19期人生講座「日本・街道の旅」④ ~平成28年10月11日(火)~

「日本・街道の旅」④-午前クラス  

『北陸道』は彦根市を起点として新潟市まで520㌔の街道である。琵琶湖畔を通って長浜市に立ち寄る。長浜城は豊臣秀吉が木下藤吉郎から羽柴秀吉に呼び名を変え、一国一城の主になった場所である。長浜には鉄砲の生産地の国友村がある。北陸から京への関門である「栃の木峠」へ。「板宿」の関所を経て福井に入る。さらに加賀百万石の金沢に入る。

 

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金沢には日本三大庭園の一つ「兼六園」が雅やかな佇まいで人気が高い。参加者のすべが観光している。「ひがし茶屋街」は今も賑やからしい。加賀友禅発祥の「彩筆庵」が紹介された。倶利伽羅峠は県境である。山中を歩いて富山に至る。ここには「源平供養塔」があり、越中富山の反魂胆が有名だ。上越市(春日山城)を経て新潟に至る。信濃川の万代橋が終点。

 

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『三国街道』。高崎から三国峠を越えて佐渡へ渡る。250㌔は江戸と佐渡を結ぶ最短距離である。金井宿の地下牢は佐渡送りの罪人を幽閉したところで厳重な構えをしている。吾妻川を経て中山宿、赤谷宿、猿ヶ京の関所を通り、三国峠を越えて寺泊から佐渡に渡る。魚沼地方には「雪中花水祝」の祭りが今も伝統として伝わっている。途中の小千谷縮も有名。

 

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佐渡は流人の島である。ここで掘り出される金は徳川幕府の財政を支えていた。金山が発見されたのは1601年で平成に入って閉山された。『北国街道』は追分から出雲峠まで180㌔。途中には長野の善光寺が著名である。一党一派にこだわらない方針は多くの参詣客を招き、長野市は門前町として賑わった。1400年の歴史を誇る。髙田市をへて出雲崎に至る。

 

来月は『東海道』『伊勢街道』を学ぶ。四十三番目の四日市宿から伊勢街道に向かう。東海道は品川から大津まで53の宿がおかれ、伊勢街道は上方の旅人まで合流し、賑わった。

 

「日本・街道の旅」④-午後クラス

■本日の五七五

 蚊帳の外 辞めて良かった 知事もいて      不純斎

 元知事が 歳のせいだと せこい逃げ

 小池知事 渦中の栗が 多すぎる

 やや寒に 見上げし東 茜色             実

 熟れし柿 刈田の雀 秋深く                     

 あゝあの人も この人もなく 赤とんぼ       嬰枯

 壊れてる 食欲の秋 体重計            道章

 台風一過 群青の空 羊雲

 七十一 小さな酵母で 英雄に

 

本日のご案内は北陸道、三国街道、北国街道。

京と越後を結ぶ道として古くから発達した北陸道、中山道の高崎から三国峠を越え佐渡に至る三国海道。軽井沢、追分から日本海に面した出雲崎に至る北国街道。京と北陸、江戸と佐渡、都と越後を結び貴重な物資が行き交う重要な道だった。本日の映像はことのほか美しく、64分楽しませて貰った。

 

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参加者の皆さんに感想や思い出話を伺った。さすがに新潟や佐渡はなかったが、福井、金沢、富山、長野は観光した人が多く驚いた。映像の美しさに惹かれてなおチャンスを作って旅したいと望む人もあった。そう願う人は必ず機会が訪れるはずだ。「歳だからもう無理だ」と思う人には、幸運の女神は微笑んでくれない。まだまだと希望を捨てないでいたい。

 

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長野の善光寺にはすべの人が参拝していた。著名な宗教の本山であるだけに機会は多い。信玄と謙信が幾度となく戦った川中島は荒涼たる草原である。謙信が刀を振りかざし信玄が軍配で受けた姿の銅像は、一度は見たいものである。街道の逸話には戦国の武将たちの名前が幾度となく出てくる。信長、秀吉、家康、義経などは何度もこの街道を往来している。

第19期人生講座「日本・街道の旅」③ ~平成28年9月27日(火)~

「日本・街道の旅」③-午前クラス  

本日は「日本街道の旅」三回目で中部地方の「中山道、身延街道、伊那街道を案内してもらう。予習でテキストを見るが予想外に縁遠い街道ばかりである。山に囲まれた中央高速を走ったことがあるが、その雰囲気にやや似ている。江戸から本州内陸部の山間を縫うようにして近江の草津まで山また山の中山道。著名な宿場が点在しており、残った建物もある。

 

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ざっと中山道の代表的な名所、旧跡を辿ってみたい。日本橋から東大赤門前を通り、少林山達磨寺を通る。この地区の達磨さんはブランドで願いを込めた達磨像が山ほど積まれてある。難行の碓氷峠関を通り塩尻宿に至る。塩尻から岡崎への伊那街道が南下している。奈良井宿、木曾福島関、妻籠宿、馬籠宿を過ぎると関ヶ原の古戦場に至るが映像は長閑だ。

 

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歴史を実感できる井伊氏の彦根城と壮大な玄宮園を見て近江商人で有名な近江八幡神社を詣でる。近江を過ぎれば瀬田の唐橋。ここで中山道は終点。534㌔の山道は長閑ではあるが息が切れる。道を新たにして「身延街道」を通る。富士川沿いを北上し、久遠寺、信玄の隠し湯・下部温泉を辿る。法華経の総本山である身延山久遠寺にはぜひお参りしたいもの。

 

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岡崎から足助を経て塩尻に至る「中馬の道」伊那街道。三つの街道それぞれが山を越え、谷を渡り、川沿いを歩く苦行の道中だが、人間の知恵の凄さには驚かされる。伊那街道沿いの天竜川の舟下りは身の竦むような思いがするが、まわりの景色は自然のままで美しい。大きな岩の間を縫う船頭の技術には恐れ入る。川の中も対岸も大きな岩だらけで勇壮だ。

 

来月は北陸・信越を案内してもらう。北陸道、三国海道、北国街道など。越後と都を結ぶ産物の移動街道として、地域の発展と文化の向上に役立っている。

「日本・街道の旅」③-午後クラス

■本日の五七五

 元知事の 見事な手本 盲判           不純斎

 まず二島 埒もない国 次に待つ

 汚名着る 廃炉の知恵で 文殊様

 街巡り 社の坂に 葛の花             弘子

 扇風機 収めて熱い 茶を啜る                      

 秋の川 ゆっくり電車の 動き行く         恒子                      

 指切りし また逢うまで 天の川          嬰枯

 赤く染む 投打の両雄 栄誉賞           道章

 スタジアム カープ女子群れ 曼珠沙華

 迷走の 豊洲の陰に 陽も差さず

 熱燗の 恋しい香り 金木犀

 

日本橋をスタートし、東京大学赤門を通り、碓氷関跡から塩尻宿に至る。映像では所々に残されている石積みの道を見せてくれる。宿場の門前はたいてい石の道だ。幅一間にも満たない細い道だが、大名行列などが通っていたとすれば窮屈に過ぎる。テレビなどの時代劇を見るともっと道は広いが、「街道を行く」の映像が真実に近い。箱根の旧道も同じ広さだ。

 

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山の中を歩いて大名たちは参勤交代で難儀をしただろうが、映像の山道を見ると苦労がよく理解できる。奈良井宿を通り木曽福島関から妻籠宿・馬籠塾から関ヶ原の古戦場を通過する。今はキチンとした町になっており、徳川家康率いる東軍と石田三成が発起した西軍の天下分け目の壮絶な戦いは映像からは伺えない。彦根城、近江八幡を経て瀬田唐橋が終点。

 

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かつての日本人が歩いた後は、今では美しい。感想を述べるとき、一度は歩いてみたいという声が多かった。身延街道にある身延山久遠寺には一度お参りしたいと思った。自然の道は何百年経過しても美しい。どこかに郷愁を擽るものがある。

第19期人生講座「日本・街道の旅」② ~平成28年9月13日(火)~

「日本・街道の旅」②-午前クラス  

本日は日本街道の旅の二回目だが、本日は関東地区の日光街道、甲州街道、水戸街道、陸前浜街道をご案内する。DVDは73分とやや長めだが辛抱してもらいたい。収録にはたくさんの名所・旧跡が紹介されているが、街道別に紹介してみたい。まずは日光街道だが、徳川家康の廟所、東照宮参詣で賑わった日光街道、江戸から下諏訪へと至る五街道の一つ甲州街道。

 

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江戸を出発し、土浦を経て梅香の里水戸へと延びる水戸街道、そこからさらに太平洋沿岸を北上する陸前浜街道。江戸と他国を結ぶ街道は、それぞれの幹線として重要な地位を占めていた。まずは日光街道。お江戸日本橋から大谷石の高さ27㍍の観音像を仰ぎ、鬼怒川の渓谷、今市街道の杉並木を見る。中禅寺湖、華厳の滝、日光東照宮までDVDは案内する。

 

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甲州街道は新宿から下諏訪まで210㌔の街道だが、八王子、多摩川を経て小原宿に至る。火渡りの祭りを見て相模湖を過ぎると甲斐の国に至る。勝沼宿はブドウの産地である。更に秩父に入ると銘醸で名高い造り酒屋が軒を並べる。諏訪湖に至ると甲州街道の終わりだが、諏訪大社で7年に一度開かれる「御柱祭」は甲州街道を訪ねる人の心の支えになる。

 

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日本橋から水戸までは水戸街道120㌔を歩くが、寅さん映画でお馴染みの柴又帝釈天に立ち寄る。現在も残っている唯一の「渡し場」は江戸川の「矢切りの渡し」である。松戸宿、取手宿、牛久沼を歩いて土浦に至る。土浦中学校は100年を経た木造の洋風建築だが、現存している。水戸の偕楽園は美しいが、東半分が梅、西半分が杉と竹林で構成されている。

 

次回は中部のご案内で中山道、身延街道、伊那街道をご案内する。天下分け目の戦で名高い関ヶ原を歩き、瀬田の唐橋から草津に至る。伊那街道は塩尻から岡崎まで。他に身延街道。

「日本・街道の旅」②-午後クラス

午前のクラスで書き切れなかった陸前浜街道を触れてみたい。水戸から宮城県・岩沼まで220㎞を歩く。奥州街道と違って太平洋岸沿いを歩くだけに景色は美しい。映像は大震災の前だから自然に溢れ、懐かしく美しく感じる。那珂川、勿来関跡を通り、塩谷岬灯台を見る。昨夜、美空ひばりが歌う名曲の「みだれ髪」で灯台が歌われひとしきり話題になった。

 

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いわき市は石炭の町である。戦後、需要がなくなり、炭鉱はすべて廃坑になった。広い田んぼの真ん中に「甲塚古墳」が残されており、歴史を大切にする日本人のやさしさがにじむ。相馬の野馬追いによる神旗争奪戦はなんとも勇壮なお祭りである。松川浦の文字島は自然の仕業であるが、見るだけで自然の素晴らしさを感じさせる。岩沼から奥州街道に合流する。

 

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午前のメンバーが10名、午後は7名となる。たくさん来ていただけるのは嬉しい。DVDの時間が長いと話し合う時間が短くなる。どのように改善するかはこれからの課題となるが、特に午後クラスは「五七五」があるからなおさらの感がある。

 

■本日の五七五

 赤とんぼ 暑い最中は どこにいた        不純斎

 民民と 鳴いてはみても 時季外れ

 ニーハオと ピンポン通し 愛の巣を

 パス                       弘子

 パス                       恒子

 野辺の路 七草の名を そらんじて          実

 上を見て 下見て歩け 秋の恵み

 神懸り 二十五年の憂さ 赤く染む         道章

 優勝の セールに群れる カープ女子

 うろこ雲 すっぴんゴミ出し 小走りで       菊子

 孫集い 毎夜の締めは 縁花火     

第19期人生講座「日本・街道の旅」① ~平成28年8月23日(火)~

「日本・街道の旅」①-午前クラス  

これまで「ジャパニスト」をテキストにして講座を勧めたが今回からDVDから学ぶことになった。タイトルは「日本・街道の旅」。東北や北海道から九州まで江戸時代の街道が中心となる。慣れないことだから違和感があるかもしれないが、回を重ねれば新しい学びが得られると確信している。リーダーの役割はないから気楽だと思うがだれないようにしたい。

 

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本日の街道は江戸・日本橋から北に向かい、奥州を縦断して三廚に至る奥州街道。盛岡から辰子姫伝説の伝わる田沢湖を経て角館に至る秋田・角館街道。北海道の南部を松前から津軽海峡沿いに函館へと至る松前海道。藤原三代の栄華を留める中尊寺金色堂、雪の十和田湖など北の名勝が続く。旧街道を中心に映像は日本の街道の歴史を語り継いでくれる。

 

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本日の参加メンバーは欠席の松本さんを除く9名だが、60分の上映時間はやや長いか。青森には日本唯一の階段国道339号線がある。現在は新しい道路がついているが、歴史の跡は当時の暮らしをしのばせてくれる。北海道の松前海道は95㌔だが、いまでは新幹線も開通しており、もう一度函館までいきレンタカーで津軽海峡を楽しみたい。果たして実現?

 

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上映を終えて参加者に旅の思い出など語ってもらった。驚いたことに男性の旅はほぼゼロに近いが、女性はよく旅をしておられる。若い時よりも熟年になってからの旅が多いように見受けた。その分だけ話題も豊富である。広島から考えれば東北は縁遠い地域であるが、何度も旅行されている体験から最近の暮らしの充実ぶりがうかがえる。皆さん元気だ。

 

次回は関東の街道で日光街道、甲州街道、水戸街道、陸前浜街道を案内する。奥州街道は陸の中心であるが、日光街道は太平洋を楽しみながらの旅となる。

 

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「日本・街道の旅」①-午後クラス

本日の午後講座は午前と同様に「日本・街道の旅」を楽しむことになった。DVDの内容は午前クラスと同じだから午前のリポートを参考にしてもらいたい。藤原三代の栄華の名残は中尊寺の金色堂、毛越寺など観光したとき、鮮やかに焼き付いている。鎌倉時代以前の建物がよくも保存されていたものだ。特に金色堂などは栄華の象徴として思い出に残る。

 

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十和田湖が男性陣で話題になった。耀嗣さんが十和田湖を楽しんだのは36年前、道章さんは20年前。観光した時代で施設も景色も大きく変わる。耀嗣さんのときは木造の観光船だった。DVDでも紹介されたが、大きな湖にぽつんと浮かぶ小さな船は頼りなさそうだった。道章さんのときは大きな観光船に変わっていた。観光客は途絶えずに増えているか。

 

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恒子さんは東北に縁がなかった。栄子さんは東北三大祭りが印象に残っているとのお話。弘子さんは福島や仙台、それに函館は何度も行ったが、それ以外は縁がなかった。実さんは働く時代にはどこにも行っていない。特に東北は縁がない。

 

■本日の五七五

 妻が問う 柔道だね レスリング         不純斎

 早いのは 陸は褐色 水は白

 金の価値 ジンクス挑んだ リオ沙保里

 傘閉じて 見上げれば早や 鰯雲          弘子

 地震あり 選挙もありて 夏終り          恒子

 下り坂 なればと期待 この暑さ           実

 おっかけっこ 水やり収穫 ナスキュウリ

 手向ける香 竹馬の友の 三回忌          道章

 猛暑日に 講座へ戻り 自分探し

 世界一 至高への道 汗流し

 雨降るに 雀の群れや 線に舞う          伸雄

第18期人生講座「日本に詳しくなろう」⑨-A・B~平成28年7月12日(火)~

「日本に詳しくなろう」⑨-午前クラス  

本日の講座リーダーは午前が米澤隆子さん、午後が入川実さん。どちらもベテランで引っ張る力があり、講座は盛り上がった。米澤さんは「中田宏&熊本マリ」の対談から、分かりやすく解説された。最初に神谷真理子さんの「たったひとつが美しい」の詩集から「たんぽぽ」と「一日の幸せ」を紹介された。神谷さんには一度お目に掛かったが、美しい女性だ。

 

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対談からは、①強い意志と行動力が未来をつくる、②日本人に足りないもの、③ヤマハとカワイ、④身近にあるよさをピックアップし、解説をされた。「中国人や韓国人は国を背負うくらいの気迫があるが、日本人の演奏はパーフェクトに近く、几帳面で優等生だが個性がない。また歴史教育と似て暗記やペーパーテストの教育になっている。一度振り返りたい。

 

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後半はメンバーの人生体験を発表したが驚いた。人生は多色。

 ①宮川さん。物書きで作品を同人誌に発表し、尚学んでいる。

 ②田畑さん。62歳から日本百名山の踏破を目指し、達成!

 ③椋田さん。平成の花咲じいさん。独唱、生け花などで慰問。

 ④浜本さん。米澤さんの詩の朗読、資料作りはすばらしい。

 ⑤米澤さん。生け花、読み聞かせ、最近は身体を鍛えている。

 ⑥小畑さん。ゴルフ以外何でも。七カ所で書を教えている。

 ⑦辻 さん。老人大学、大学院、グランドゴルフなど積極的。

 ⑧田原さん。全国のお寺やお宮を行脚、四国八十八ケ所も。

 ⑨松本さん。健康のため日々山登りを欠かさない。デッサン。

 

メンバーの皆さんは凄まじい生き方をしておられる。全ての人が「喜寿」を超えておられるが、どこから意欲が湧いて来るのか別世界を垣間見るようだ。小畑さんは90歳超だが、湿原を歩く、写経、水泳、ヨガなど楽しむ。1ヶ月に7回も高齢者に書道を教えているとはびっくり仰天。負けないぞ! 

 

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「日本に詳しくなろう」⑨-午後クラス

本日の午後講座リーダーは入川実さん。ご苦労をお掛けしているが、安村耀嗣さんと交互にリーダーを務めてもらっている。今期で「ジャパニスト」のテキストはお休みし、8月の後半から「日本街道の旅」をDVDで学びながら北海道から九州まで10回にわたって歩くことになる。街道筋の景色や歴史ある神社仏閣を詣でる。久しぶりの楽しみとなる。

 

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入川さんの選んだテーマは「言葉とモノと写真の出会い」で「ブリキのおもちゃ博物館」の北原照久館長の紹介から入った。北原さんは他に羽田空港、河口湖、箱根、柏にも博物館を展開している。昔はブリキのおもちゃもたくさんあったが、ほとんどゴミ焼き場に捨てたようだ。異口同音に「何でも鑑定団」を思い出しながら、「勿体ないことをしたね」と愚痴。

 

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写真家の森日出夫さんの紹介もあった。横浜をテーマにした写真集で受賞歴がある。続いて「一途な愛を貫き通した詩人」であるが彫刻家・画家として有名。主な詩集は「道程」「あどけない話・智恵子抄より」など。更に「語録」も紹介された。

 

■本日の五七五

 懐メロの 澄んだ歌声 涼を呼ぶ          弘子

 向日葵や 故里の庭 思われる

 崖の下 拾う神あり テレビ池          不純斎

 辺野古・はぼ ダブルパンチで 過去の人

 溯上マス 小池にはまって あれれれれ

 梅雨ぐもり 点眼鏡を 探しおり          恒子

 梅雨晴れ間 友を招きて 寿司を巻き

 三傑の 六輔逝きて 梅雨晴れ間          嬰枯

 六輔 死して昭和遠く なりにけり

 土用来る 急げ昇れ 立葵              実

 逆打ちに 六八九 去り行きて

第18期人生講座「日本に詳しくなろう」⑧-~平成28年6月28日(火)~

「日本に詳しくなろう」⑧ 

午前クラスのリーダーは松本さん、午後クラスは安本さん。話し合った訳でもあるまいに二人が選んだのは、「葉っぱは見えるが、根っこは見えない」。二つのクラスを担当する身としては、筆者高久多美男さんの意図をどう引き出すか興味があった。サブタイトルは「仕事をしていて楽しいと思ったことはあるか」。そう問われると楽しいと思った記憶は少ない。

 

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だからと言って楽しくないのではない。楽しい、楽しくない、の間はとてつもなく広い。安村さんのテキストは「仕事には貴賤がある」に続いて、「仕事は楽しいか」の項目では、楽しいと思ったことはないという人が40%を超えた。共通点は4項目に絞られていた。「仕事は生活のためよ。楽しいと思うのは給料日だけよ!」。「仕事を楽しくするには?」が6項目。

 

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■本日の五七五

 武士が 眠る山寺 額の花             弘子

 梅雨晴れ間 球打つ子らの 声高く

 知事鳥は 後を濁して 振り向かず        不純斎

 マニフェスト 麻疹だったか 影もなく

 公約を あれこれ見たが 草臥れた

 

松本さんのテキストは、①仕事を楽しくするには、②ビッグデータの限界、③時間の使い方を工夫する、④主人公はどっち、⑤論語、⑥カエルの楽園、の六項目に分けて話された。付録として「アドラー心理学」と執行草舟さんの「新しい道徳」の紹介。多彩に展開された。午前のクラスは定員を超え、午後のクラスはやや寂しかった。どちらも充実していた。

 

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二つの講座が同じテーマを学ぶことは初めての経験で人にはそれぞれ着眼点が多様であり、捉え方はまったく異なることを学んだ。今後、同様のことがあれば、進め方を考えたい。

第18期人生講座「日本に詳しくなろう」⑦-~平成28年6月14日(火)~

「日本に詳しくなろう」⑦ 

午前クラス。リーダーは椋田克生さん。テーマ「愚直経営のすすめ」。松下幸之助さんのことばに「好況よし、不況なおよし」という言葉があるが、人間は楽をして儲けたいものである。しかし、それは通用しないのが現実だ。ビジネスは温暖と寒冷を繰り返しながら強くなる。危機の効用を考える。

 ①人は困らなければ変われない⇒謙虚さを取り戻す。

 ②カオスから生まれる創造性⇒混乱からの新しい展開。

 ③志を強くする⇒自分の使命は何かを知る。

 椋田さんは声がいいから朗読しても説得力がある。

 

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午後クラスのリーダーは入川実さん。テーマは「人間尊重の美容室」。相変わらず纏めのテキストが秀逸で、分かりやすく説得力を持つ。

フィロソフィー(生き方、その人の持つ倫理観)△成功への過程 ・答えは全て現象の中にある。・こんな人になれば人生はうまく行く。・ぶれない判断軸。△経営のポイント・人間力を高める。・データーの活用と人間力。・顧客ニーズの変化への対応。・顧客視点、従業員視点。

勉強になった。集う、話す、学ぶ、は加齢の衰えをストップさせ、心身とも元気にしてくれる。脳の活性化はボケ防止の特効薬だ。

 

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■本日の五七五

紫陽花の 聞けど分からず 真の花          実

青田の 水面を掃きて 風さやか

石仏の まなざしの下 草むしり          弘子

お昼前 老鶯聞きつ 針仕事

ホステスは 熟年ぞろいの お化け屋敷       菊子

草刈り日 年に一度の カマをとぐ

増えるかも あやかりたいと やまと名が     不純斎

決まりだね 今年の締めは 第三者

元知事が 小銭稼ぎだ 舛添で

毎日の 疲れに明日を 待つわが身          伸

第18期人生講座「日本に詳しくなろう」⑥-~平成28年5月24日(火)~

「日本に詳しくなろう」⑥ 

■本日の五七五

 精査とは ごまかし用語の ことだった        不純斎

 車にも 本物ラべルが 必要だ

 セレモニー 序で参りだ オバマさん         

 赤さ実が 並ぶ夢見て 苗写し            実

 初夏の味 トゲの痛さや 山楸の実

 テレビON 人道支援 かたや知事         菊子

 我語る 強がり言うなと 病みの身に

 金魚草 玄関飾り おもてなし           弘子            

 母の日や 期待している 何となく

 

午前のクラスは満席を超える11名。リーダーは宮川洋太郎さん。タイトルは「北原コレクション」~僕の後ろに道は出来る~まず戦後の混乱期の足音を、NHKのテレビ主題歌31曲を聞いて懐かしんだ。戦後70年の出来事が音楽を通して伝わってきた。詩人、彫刻家の高村光太郎さんの生き方をりーダーの巧妙な手綱さばきで学んだ。高村さんは美や技巧を求める以上に、人間の道を探究した人格として支持者は多い。

 

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午後のクラスは定員の6名。残念ながら1名が退会。タイトルは「強い意志と行動力が未来をつくる」、リーダーは安村耀嗣さん。まとめられたテキストは美しく分かりやすい。熊本マリさんと中田宏さんの対談をまとめたものであるが、CDを聞かせながらクラシックの世界へ誘い込んだ。メンバーは予想外に造詣者が多く、音楽談義に雰囲気は盛り上がった。福山市では「音楽定食五百円也」が人気急上昇中である。

 

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新しいプログラムに8月より「プロジェクト×・挑戦者たち」、10月より「日本の世界遺産を学ぶ」、新年1月には「いま蘇る日本の歴史」を予定しています。「行って聞いて楽しく語る『プラチナステーション』」にご参加を予定してください。

 

第18期人生講座「日本に詳しくなろう」⑤-~平成28年5月10日(火)~

「日本に詳しくなろう」⑤ 

■本日の五七五

 リアに貼れ オカマ防止に 宝くじ        不純斎

 FFは テレビ桟敷だ 爺婆は

 なぜ人気 手品ではない トランプが         

 孫嵐 去り若葉寒 風邪来たり            実

 とぎ汁に 餌見つけたり 庭雀

 新緑や 翡翠のごとき 雨しずく          菊子

 生存率 病みて仲間の 優しさや

 春寒の 強き一言 聞き流す            

 嬰枯わらび餅 するりと喉を 通りけり

 廃校の 広き校庭 桜散る

 五月雨の 色はなにいろ われブルー        道章

 ありがとう 人生講座 学び多し

 

午前Aクラス。リーダーは浜本明男さん。自分創造物語・織田百合子さん。障害者も健常者も大局観では変わらない。希少難病疾病で筋肉が委縮しても心さえ負けなければ大丈夫というが、織田夫妻の活動はよほどの大きな心がないと生きていけない。二十歳で「遠位型ミオパチー」発症。夫の広い愛に包まれて活動を続けている。知らない世界に挑戦しながら情熱を燃やす生き方を健常者は見習いたい。全体討論に時間の半分を使ったが、生き生きした話し合いが有効だった。

 

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午後Bクラス。リーダーは入川実さん。字の包容力・「節」。テキストは「節」の解説と「節目を迎えての提言」でまとめられている。①艱難辛苦を乗り切れば、身体、精神共に強靭に。②先人たちはより厳しい方の道を選択せよと残す。③安易な道を選び続けて逃避する中からは、決して良き結果を得られない。続いて孔子の指針。志学⇒而立⇒不惑⇒知命⇒耳順⇒従心。分かっていてもなかなか出来ない。いつものことだが入川さんも浜本さんも分かりやすいテキストを使われる。

 

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第18期人生講座「日本に詳しくなろう」④-~平成28年4月26日(火)~

「日本に詳しくなろう」④ 田原靖子さん担当「辞世の句」

本日の午前クラスのリーダーは田原靖子さん、選んでテーマは「北原照久の辞世の句」。特に蒲生氏郷の辞世の句について取りあげられたが、辞世の句が生まれた背景は曖昧であった。氏郷は素養があり能力を織田信長に高く評価され、自分の娘の冬姫とめあわせた。40歳で短い一生を駆け抜けたが、城下町づくりには優れた才能を見せた。会津若松市など。

 

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午後のクラスリーダーは安村耀嗣さん、テーマは山田宏さんの「私が目指す日本の姿」だが、スキャンダルのど真ん中にいるが整然とした理論に障りはない。テキストには人口減少の問題点について丁寧に解説してあったが、その論理的公正と分かりやすさは抜群であった。今の日本を変えていくには田中角栄さんのような政治の天才が必要ではないか。

 

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■本日の五七五

 忘れじの さんいちいちや 涅槃西風        嬰枯

 梅が香や 風にまかせて 鳥を待つ

 

 藪椿 一輪飾る 襟元に              弘子

 朝食に 鶯の声 一品に

 

 日毎伸ぶ 生けし力や 葛に萩            実

 朝歩き 体操の歌 伴にして

 

 クマモンヘ 地下のナマズを 退治せよ      不純斎

 オスプレイ 物資を積んで 早く来い

 教えてよ 少子化のこと ムヒカさん

 

 校門は あの日満開の リフレイン         道章

第18期人生講座「日本に詳しくなろう」③-A・B~平成28年3月22日(火)~

「日本に詳しくなろう」③-A 葉っぱは見えるが根っこは見えない

今回のリーダーは真面目一辺倒の松本隆司さん。松本さんとのお付き合いは短いが「竹の子学園」のサポーターとしてお世話いただいており、時間以上に深い。本日のテーマは高久多美男筆「葉っぱは見えるが根っこは見えない」⑨リベラルアーツと日本人。「あの人は学校の勉強は出来るんだが『教養』がないんだよね」という場合の「教養」がリベラルアーツ。

 

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筆者のリベラルアーツの解釈は次の三点。①自分が本職としている分野での確固たる信念と卓越した知恵。②特定の専門分野を超えたボーターレスの横断的教養。③奥行きと広がりのあるものの見方、物事の本質をつかむ独自の直感力と洞察力。なるほどと思えるが何となく難しくなってくる。熟語が多いだけにまとめるだけ難しくなるのではないかと思える。

 

私たちのレベルにもよると思うが、松本さんはテキストに傍線を引き難しいところを省いて読ませ話し合いに入った。更に高久さんのインタビュー記事にも傍線を付けた。雑誌作りのコンセプトなどが優しい言葉で書かれており、傍線部分を読んで話し合うだけ難しいものがひも解ける感じがした。根っこの大切さにも触れていたが、ぼつぼつ面倒になる年齢だ。

 

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いくつになっても生きる目的は必要だが、競争はもうたくさんだ。もっと柔らかく生きたい。根っこを育てるのは土だけでなく太陽が必要だ。話はあちこちに飛んで行ったが、若者ほどの馬力はない。しかし松本さんは若い。身体が頑健なだけに心も強い。まとめの朗読も丹念で聞く人の心を打つ。言葉も一つずつ揉み解すことで理解が深まっていく。

 

お互いに勉強の進め方がレールに乗ったのか全体にレヘルアップしたようで嬉しい。難しいから逃げるではなく、果敢に立ち向かう気持ちが伝わり新しい境地に入れそうだ。

 

 

「日本に詳しくなろう」③-B 日本人のモノづくり

今回のリーダーは入川実さん。テーマは「松田次泰鎌倉期の刀を再現した男」。今回のテキストは入川さんの時間に余裕があったせいか、実に丁寧に積み重ねられている。本文に書いていない事柄も多く日本人のモノつくりの逞しさをテキストは示している。本文では理解できないことでも、一旦別の手でひも解くと姿を変えて理解できる。講座の意味がある。

 

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テキストのポイントを挙げてみる。①日本人の刀を考える。②三種の神器が意味するもの。③武士にとっての刀とは。④日本刀とは。⑤日本刀の特徴。⑥製作過程。⑦長らく鎌倉期の刀の再現が不可能であった背景。⑧鉄の種類。⑨踏鞴製鉄。⑩鉄、鋼、銑。⑪刀の構造。⑫刀に関する言葉。

 

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⑫の詳細。①鎬を削る。②切羽詰る。③懐刀。④反りが合わない。⑤抜き差しならない。⑥抜き打ち。⑦押っ取り刀。⑧短刀直入など。羅列して一つずつ具体的な意味を聞かれると答えに窮する。勉強の機会にしっかり追求しておくと役立つ。

 

■五七五の楽しみ

 弥生尽 大安楽の 座禅堂             弘子

 襟元に 一輪飾る 紅椿

 水流る 花ちりぬるを ときもまた         嬰枯

 黄の次は 木蓮馬酔木 白き色            実

 開花です 年に一度の 晴れ舞台

 盛り上がる トランクリンで アメリカは     不純斎

 知らなんだ 円陣なんと 賭博円

 アルファ碁 今度ロトの目 教えてよ

 

今週はパスが多い。私も四カ月発句出来ない。原因を考えても出来ないものは出来ないと言うしかない。どこかに病むところがあると思うが、一刻も早く回復したいと強く願う。

第18期人生講座「日本に詳しくなろう」②-B~平成28年3月8日(火)~

「日本に詳しくなろう」②-B

本日は午前中が定期診断(内臓血管外科)であり、担当医の加藤先生を訪問した。先ずはレントゲンの撮影、続いて心電図を撮る。そこまで終えて主治医の診断を待つ。予定の午前十時には診察を終え、次回の約束をする。四月はまたしても第二火曜日だがしばらくは我儘を言わないことに。定時には会社に帰る。午前のコースが米沢さん担当で行われる。

 

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午後は珍しく新人の菅さんが参加。昭和二十七年生まれだというから十五年も若い。抗がん剤の治療の合間を縫って米今さんも参加して午後のクラスも総勢七名。午後クラスのリーダーは安村さんだが、ここまで見事にまとめられると分かりやすい。その上説明が訥々として純朴だから難しい話も極めて優しくなる。少し時間は掛かったが作者の高久さんも満足。

 

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■本日の五七五

 紅白の 春の先駆け 散りゆきし           実

 まどろみに 春告げ鳥の 声を聴き

 

 同点の ゴールゴッドの 贈り物          道章

 ひのひかり 蕗味噌まぶし くに食べる

 

 騒ぐ子や どの子の顔も 春の泥          嬰枯春泥に 足とらわるる 幼かな

 

 ホンハイに ロン牌出した 東シャープ      不純斎

 サカスタは デルタでは無理 我慢です

 先見えた あなた任せの 党名で

 

午前の部は残念ながら改めてチェックし、米沢さんに失礼がないようレポートしたい。瀬崎さんが言われるように眼の光が足りないかもしれない。ともかくあれこれとやってみる。

 

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第18期人生講座「日本に詳しくなろう」①-A・B~平成28年2月23日(火)~

「日本に詳しくなろう」①-A

本日のリーダーは宮川さん。今週からジャパニストが新しい号に入り、既にリーダーも決まっていた。担当の岡元さんはリードがよく決め事が早い。宮川さんの選んだテーマは「目ヂカラ」。森日出男さんの写真をテーマにした短文が選ばれた。「目ヂカラ」のファイルは横浜シネマ支配人の梶原俊幸さん。そこから宮川さん大好きの映画に流れた。まず小津監督。

 

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昭和の時代を描いては他に例のない小津監督談は、まるで立て板に水を流すがごとく。60年の短い生涯の仕事を紹介しながら、特に晩年の作品については才を極めた。余程のファンであったに違いない。同時に謎の美女・原節子についても絶賛を惜しまなかった。当時の時代背景から考えてここまで小津監督を語れる人は少ないだろう。私などご縁がなかった。

 

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小津監督の製作した映画は全部で54本、現存が確認できないものが17本ある。年代ごとに並べそれぞれに☀抜群、◎秀作、〇佳作と仕分けしてある。東京物語をはじめ晩年のカラー作品は評価が高い。小津監督の参考資料は20ページに及ぶ。原節子の資料は10㌻だが、美しいころの写真が多く掲載されている。ここまで熱が入るとメンバーも熱せられる。

 

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わずか7行ほどの短い言葉からここまでのドラマが作られるとは原作者の写真家森さんも満足だろう。締め括りにメンバーの青春時代に観た映画の感想を述べ合った。其々の持ち味によって受け止めた青春は異なる。その違いを知ったことも新しい学びになる。映画に縁のない青春、全く別の分野の青春、育った地域や家庭の環境で大きく異なる。

 

トップバッターがここまで深く掘ると後に続くものは簡単ではない。しかし良き刺激になるし、レベルが上がったようだ。

 

 

「日本に詳しくなろう」①-B

「人生講座」の参加は2か月半ぶりとなる。いつの間にか18期に入り、目次が変わる。本日のリーダーは高野さん。テーマは米である。「転換期のキーパーソン。水田は宝の山、自立した農業が未来を切り開く」。高野さんとしては珍しく真剣な取り組みだ。「農耕民族のプライドが農業の未来を創る」というが果たしてどうか。主人公の長田さんの弁が通用するのか。

 

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農業は手つかずの産業というが、農業に締める人口の年齢、ここ数年の極端な労働者の減少など考えると、未来のある産業とは言えないだろう。こうしたテーマは若い人を交えた論争が役立つ。我々の年代からは夢も希望も語れない。若い人はどう考えているのか、率直な意見を聞かせて欲しいものだ。自分の歩いた足跡を考えても明るさは見えてこない。

 

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過疎集落をどうするのか、行政は真剣に検討できないだろうし現実的に活性化などは及びもつかない。我々でも諦めているし、自分の手で何とかしようなどとは及びもつかない。やがて荒れ果て人が暮らす姿は見えなくなる。消滅集落へ一途。

 

■本日の五七五

株上がる イクメンあらず 産後妻        不純斎

失言で 脳の軽さも 披露する

ルビ欲しい 川内 歯舞 未曾有

土起す 肩に束の間 春陽さす           弘子

散歩道 初音に合わす 口笛や

幼な日の 笑顔ありや 雛かえる           実

梅の庭 甘酒飲みて 近し春

不死鳥の 如く春咲う 創業志           道章

過信なき 日々の動き 春近し

春一番 一両電車 横に揺れ            嬰枯

風に 白杖の子の 押され來し

第17期人生講座「日本に詳しくなろう」⑦-A・B~平成27年11月24日(火)~

「日本に詳しくなろう」⑦-A

本日のナビゲーター宮川さんは、講座メンバーで有数な博学者であり、かつ理論家としても右に出るものはいない。その上、研究熱心であるから、いきおいテキストも充実する。本日のテーマは山田宏さんの「私が目指す日本の姿」。山田さんは来年の参院選で自民党全国区からの立候補が予定されている。政治、宗教、野球は深く入り過ぎると誤解を招く。

 

 

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宮川ナビは巧みに山田さんの思想を生かしつつ、巧みに本質論へ導いた。さすがである。1、なぜ集団自衛権が必要か、下らぬ反対論者の詭弁をけん制しながら分かりやすく解説した。「愚者は経験から学び、賢者は歴史に学ぶ」(ビスマルク)と結んだ。国家とは何か。①に主権であり、②に国民、③に領土。2、最後の寄る辺は国家であると解説する。

 

 

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「国家全体として繁栄する方が、全体を犠牲にして市民の私利を計るよりも私人に資するところは大きい。つまり、個人的に成功している人でも、国家が潰えれば自分も滅びなければならない。しかし、不運な人でも繁栄している国家にいれば救われる機会ははるかに多い」。3、「昭和という国家」。司馬遼太郎の著より抜粋。辻正信の著「潜行三千里」。

 

 

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4、「誇り高い国・嘘のない使命感の高い議員、秦野章の言葉。5、「敗戦の日の頃の思い出」をお互いに語る。思い出したくない人、経験のない人、忘れてしまった人、いろいろであるが、経験はこれからの人生に生かしたいもの。とりとめのない記述になったが、講座の内容は宮川ナビの巧みな導きでレベルの高い講座になった。宮川さんに大感謝である。

 

 

「日本に詳しくなろう」⑦-B

人生講座も後期に入り通算七回となる。今回のナビゲーターは安村不純斎(雅号)さん。いつものことながら何よりも親切なテキストに驚かされる。また穏やかな語り口は、聴く人の心に深く入り込む。今回のテーマは「自分を助ける人生の金言」(田口佳史氏)。結局、金言は人間がよりよく生きるための道標のようなもの。先達の教えは存分に生かしたいもの。

 

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午後のメンバーは6人だがナビの導き方次第で深くなり、素直な言葉を聞くことが出来る。「竹の子学園」のサポーターの働きに感動の余り涙する場面もあった。どう生きるべきかを問いかけられた思いがする。「徳」とは何かについて議論があった。自分よりレベルの高い人との出会いにより、人生は大きく変わる、ただし、素晴らしい出会いに気づけるか。

 

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■本日の五七五

・落ち葉掃き 終わればすぐに 雪便り        弘子

・黒いもに 柚子味噌ぬって 頬緩む

・夜の街 出掛ける夫に アイロン掛け        菊子

・ブロイラーの ごとき病室 産卵なし

・千秋楽 グレーの疑義 綱が消ゆ          道章          

・奈落知る 秋の遠足 疲れ果て

・安村も パンツと機長 名が売れる        不純斎

・核よりも 今は怖いよ テロリスト

・マタハラや パタハラ・オワハラ 氾濫し

・律に虚子 漱石不拙 獺祭忌           嬰枯

・葉の落ちて 透ける木立に 朧月          実

・古希集う ちゃんくん付けて 童心に

・雨に濡れ 明かりの下で 紅葉咲く        伸雄

 

第17期人生講座「日本に詳しくなろう」⑥-A・B~平成27年11月10日(火)~

「日本に詳しくなろう」⑥-A

本日のナビケーターは椋田克生さん。テーマは「葉っぱは見えるが根っこは見えない」。筆者高久多美男さんは「ジャパニスト誌」を主宰するジャーナリストである。本人も分からないほど多彩な顔を持つ。椋田さんは手抜きなのか、意識してのことなか、テキストなしで講座に臨んだ。手ぶらのリーダーは初めてのケースである。短いエッセイを朗読で挑戦。

 

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朗読のプロではないが、声は重厚だし相手の心に響く。ポイントの箇所は一服おいて解説する。そのタイミングの取り方がうまい。通して読まれたのでは辟易する向きもあるだろうが、その辺は読み筋だろう。「がむしゃらに働いて大事業を成し遂げ億万長者になった。しかし、末期がんになり、いつあの世に旅立つか分からない」。さてこの人はしあわせか。

 

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という問いかけに自説を加え、意見を求める。いい加減なところで次へ進む。高久さん文章はあいまいな箇所が多い。したがって理解が難しいという意見には、難しいところに批判は加えない、通り過ぎようという。もっともに聞こえるから不思議だ。中には「あえて書かないが…」というくだりには書くのが礼儀だろうと声が掛かる。言葉の往来が賑やか。

 

 

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「身土不二」や「一物全体」などという聞きなれない言葉には解説を加えるのが読者に対する親切だろう。意見は否定しないのが原則だから、伸び伸びと話が進む。女性陣もリラックスしていた。この講座の良い所である。本日はどういう風の吹き回しか定員オーバーになった。全員が自説を次々に延べたのだから、椋田さんの作戦は大当たりというところだ。

 

 

 

「日本に詳しくなろう」⑥-B

 

本日で前期が終了し、次回から「ジャパニスト・№27」の新章に入る。前期ラスト講座のナビゲーターは米今菊子さん。相変わらず元気いっぱいだ。明日から検査入院だが病気のことなど気にする風もない。取り上げたテーマは「自分創造物語」。事故により身体の機能を喪った青年の物語だ。原因不明の事故で高所から転落、下半身の機能麻痺に陥った。

 

 

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病人を見た父の一言がすごい。「命があれば、あとはかすり傷」。大塚さんは究極のポジティブ青年。下半身不随車いす生活だが、健常者以上の頑張りで不動産や建設の仕事を成功させた。本人が重度の障害者だから、身体不自由な人のニーズの汲み取りが的確で早い。身障者になったおかげで出会えた人がたくさんある。仕事も同じだ。不自由は感じない。

 

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■本日の五七五

・和やかに 球打つ広場 紅葉舞う         弘子

・病い後の 弟如何に 雪便り

・山茶花や 母の着物で 学び舎へ         菊子

・錦絵の ごとき裏山 茶をすする

・錦秋の 中国路妻と 母見まい          道章

・石庭の 隙間に石蕗 咲く立冬

・歴史的 握手一つの 中国へ

・核の傘 本音マスクで セレモニー       不純斎

・別姓は 良いけど墓は どうするの

・狂い咲き 庭の連翹 テレビに出

・ハウスなら ゼネコンやめて マルコシへ

・晩秋の 汗滴りし 落ち葉掻き          伸雄

・夢拾い 広がる善意 群れをなす

第17期人生講座「日本に詳しくなろう」⑤-A・B~平成27年10月27日(火)~

「日本に詳しくなろう」⑤-A

本日のナビゲーターは松本隆司さん。選んだテーマは「自分を助ける人生の金言」。筆者・田口佳史の金言集からピックアップし、自分の人生にはめ込んだ。非常に面白いテキストのまとめであり、松本さんの生き方が浮き立って見える。1㌻では、①3つの天命、②人生は「心」の反映。③「地」から良くする、④逃げ癖を正す、⑤一番大切なものは見えない。

 

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まずは田口さんの考え方は事例を挙げながら分かりやすく解説した。テキストがシンプルだけに分かりやすい。一応の解説を終えて2㌻を開いた。金言を自分の生き方に当てはめた。①日々の暮らしから~農作業を通して、野菜の生育に感動する。季節の移り変わりや野山の美しい自然を、全身で受け止める。②人生は人との出会い~外に出て体験する。

 

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愉快な人生を得、積極的で「克己」「努力」を軸とする明朗で健全な心を養う。③「地」から良くする~よき伴侶に感謝と思いやりで接する。④地域のお世話を積極的に~町内の役員、神社のお世話や清掃活動、嫌なことから逃げない。「不動心と機敏さ」「正義と道理」に堂々と取り組む。⑤一番大切なものは見えない心。安心・安全な地球と宇宙に感謝する。

 

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ここまでの解説を終えて参加者の生き方、ご意見、それぞれの座右の銘などきく。全員が順番に答えていくが、簡潔にまとめ他人の時間を奪わない節度がいい。お互いがいらいらしないで済む。いずれにしても高齢者がこれからどう生きるべきかが問われる。その意味からも松本さんの問いかけは時宜を得ていた。全員が楽しく答えることができた。締め括りは「ひとつひとつかたづけてゆくんだね具体的にね」みつを。

 

 

「日本に詳しくなろう」⑤-B

 

本日のナビゲーターは高野道章さん。テーマは「SOUJI」からピックアップし、マルコシの掃除活動を取り上げた。鍵山秀三郎さんとの出会い、地域の掃除活動のきっかけ、学校とのご縁など良く知られていることであるが、手書きのテキストベースとして分かりやすく伝えた。ご本人は謙遜しているが極めてレベルが高くなっている。後半で問いに答えた。

 

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質問に答えて。妻とのご縁のいきさつ。鍵山さんの出会いに刺激されて掃除活動へ。ブラジル、韓国の慶州、中国の上海など、鍵山さんのお伴をして地球の裏側まで行く。公園のトイレ磨き、内外の清掃、地域を美しくする会の立ち上げなど、掃除の影響がビジネスに良い結果をもたらしていることが分かる。Мランドとの関係は極めて良好に推移した。

 

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■本日の五七五

・ボール追い 弾む歌声 舞う紅葉         弘子

・朝刊を 取りに出て知る 冷やかさ

・松に月 句は出来たかと 十三夜         菊子

・十三夜 愛でる心は 幸のもと

・外つ国の 人の頭上に 赤とんぼ         嬰枯

・電線を五線譜にして 月と星

・嘘自白 真実知るのに 二十年           道章

・前健の 有言実行 特別賞

・ドラフトで 賭け事好きか 調べたか       不純斎

・届かない 終の棲家に 悔い(杭)残る

・ハウスなら ゼネコンやめて マルコシへ

・哀れなり 息絶える鶏 落ち葉着て         伸雄

・青空を 背にする楓 秋語る

第17期人生講座「日本に詳しくなろう」④-A・B~平成27年10月13日(火)~

「日本に詳しくなろう」④-A

本日のナビゲーターは浜本明男さん。お題はジャパニストから「字の包容力⑧『育』」。テキストは既に前回宿題とし全員に配布されており、その分だけ内容が期待できる。伊藤昭博さんの「育」対する小論文を田畑栄造さんが朗読する。小論文は育てることについて「徳育」の大切さを説き、道徳が正規の授業になることを歓迎。まずは教育の考え方を聞く。

 

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日本的な大家族制度の素晴らしさを賞賛する声もあったが、嘆いてみても元には返らない。教師に対する不満、わがままな保護者に対する批判など、現在の子どもの教育を阻害している問題点が提起された。90歳の小畑さんは若い時の教員経験、子育ての難儀さを披瀝された。徳育は経験豊富な熟年者の役割だ。範を湿し続けることの大切さも話し合われた。

 

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後半では小川有里さんの「強いおばさん、弱いおじさん」のインタビュー記事が提供された。宮川さんから「自分勝手なおばさん、自ら去勢したおじさん」ではないかと茶々が入った。男はもう少ししっかりし欲しいとの激励もこもっている。浜本さんのテキストでは、輪読をするようになっていたが、話が弾みすぎ飛ばしてしまった。折角の準備を台無しに。

 

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①定年後は初めての台所から。②おじさんに必要なサービス精神。③「あなた九十まで、私百まで」が本音。④おばさんはほめ言葉を待っている。⑤「おばさん好み」のおじさんに。少し時間が足りなくなり物足りなさはあったが、全員が発言出来て大満足の様子。教育の大切さを理解するまでに至らなかったが、今日の話し合いは浜本さんの功績による。

 

 

「日本に詳しくなろう」④-B

 本日のナビゲーターは安村燿嗣さん。取り上げたテーマは、上甲晃さんの「日本人の志⑱・挨拶は野球より難しい」。昨年、念願の甲子園出場を果たした山形県立中央高校野球部の際立った礼儀正しさについ紹介。上甲先生が主宰する「青年塾」の卒業生が在籍する学校である。今年は残念ながら県の大会で敗退したが、甲子園における礼儀正しさは大喝采。

 

2015.10.13jinsei (2)

 

テキストは①甲子園で賞賛浴びる。②感動を呼んだ礼・マナー。③甲子園の周辺・海外の反応。④上甲さんが学校を訪問。⑤日本人の志。⑥武士道。⑦礼・座礼、挨拶。⑧品格。日本で一番品格のある人は美智子妃殿下と満場一致で推戴。補足資料として「品格・アラカルト」、「読後感」の紹介があった。毎度のことながら安村さんのテキストは素晴らしいと賞賛。

 

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■本日の五七五

・一輪車 泣き泣き稽古 赤とんぼ         弘子

・かくれんぼ 早く見つけて 秋の暮

・吊るし柿 食べごろまだか もんでみる      菊子

・秋の風 チョイ枯れ紫陽花 いぶし銀

・良夜かな 二階の窓を 開け放つ         嬰枯

・きしかたを 色なき風の 中に問う

・木犀の 香り燗酒と 湯豆腐           道章

・号泣で 次代のエース 花と散る

・もうチラシ お節・年賀と せかされる      不純斎

・VW(ボロックス) 昔チャカスも 現実に

・客寄せの パンダと呼ぶな 大臣だ

・茶褐色 地面を覆い 冬告げる           伸雄

・黄金色 子らの姿が 花添える

 

 

 

第17期人生講座「日本に詳しくなろう」③-A・B~平成27年9月29日(火)~

「日本に詳しくなろう」③-A

開始に先立ち岡元事務局長より、第五回東日本復興支援チャリティのご協力に対する謝辞、11月3日開催の「夢拾いウォーク」の参加者募集、11月13日に予定している「生涯学習ツアー・歴史探訪の旅」の案内があった。本日の資料は他にチャレンジドリル、「寒露」のこころ文字が添えられた。本日のナビゲーターは田畑栄造さん。テキストは番外編。

 

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原則は「ジャパニスト」から選択することになっており、勝手な変更はメンバーのテーマに対する期待と予習を無にすることになる。今回限りとしルールを守ってもらうよう注意する。テキストは①異常気象、②地球活動、③社会問題、④経済政治と盛り沢山だったが、時間に制限があり全体を消化するには至らなかった。前半を元勤務先の評価に費やした。

 

2015.9.29jinsei (6)

 

その時間が残り時間を圧迫し中途半端に終わった。次回にもテーマ以外の要望があったが、選択したテーマから外れる場合は事前に資料を配布することを条件とした。講座は一定の条件のもとに進められる。ナビゲーターの恣意的な変更は講座の趣旨と反する。難解なテーマの場合、楽な方向を選択する気持ちも分かるが、それを乗り越えることに価値が有る。

 

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解説は地球温暖化、ゲリラ豪雨、線状降雨帯、火山活動活性化、少子高齢化、健康寿命、特殊詐欺、国家財政、安保法制問題と多岐にわたったが、いずれも中途半端に終わった。特に宗教問題と政治問題は学習の趣旨に反するので禁じている。これからも楽しく学び合えるようルールを守りながら進めたい。水先案内人としては時には言いにくいことも言わねばならない。全体の効果を上げるのは時として難しくなる。

 

 

 

 

「日本に詳しくなろう」③-B

 ■本日の五七五

 

・誤審でも 審判すごい 詫びもせず                不純斎

・犬コロに 警官の腕 試されて

・時忘れ 暫し見とれた 神楽舞

 

・見上げれば じっと睨まれ 秋の月             菊子

・司法試験 満点とっちゃ バレルでしょ

 

・四十歳 美人薄命 姪が逝く                道章

・カープCS スーパームーンに 乞い願う

 

・朝散歩 路の落栗 頭あげ                  実

・紅き月 空冴え渡り 秋深く

 

・話し込み 急ぐ家路に 鰯雲                弘子

・咲き揃う 花を夢見て 種を蒔く

 

・戦など させはしないと 曼珠沙華             嬰枯

・新涼や 海を見ている 兄いもと

・秋風や 柔し赤子の 頬触る

 

本日のリーダーは入川実さん。追求したテーマは難解の「転換期のキーパーソン・出雲充」。和名「ミドリムシ」、学名は「ユーグレナ」。初めて耳にする名前だが、虫ではない。れっきとした植物である。ややこしい構造も図解があり、①食糧問題を解決する可能性、②エネルギー資源枯渇を解決する可能性、③環境破壊問題を解決する可能性など秘めたすぐれものである。出雲充氏はミドリムシで世界を救うと宣言。

 

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何度も挫折を味わいながらよき協力者を得て大量培養に成功した。世界最貧国バングラデシュの子供たちとの出会いが闘志に火をつけた。ミドリムシから生産した食品が子供たちの栄養バランスを整えた。十年後には百万人の子供たちを救う。これからの夢はミドリムシでジェット機を飛ばすこと。成功の要因は①利他の心、②強い意志を持ち続けること。突っ込んだ話し合いができ、満足のいく勉強をさせて貰う。

 

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第17期人生講座「日本に詳しくなろう」②-A・B~平成27年9月8日(火)~

「日本に詳しくなろう」②-A

本日のナビゲーターは田原靖子さん。ジャパニスト25号の見目陽一さんの「青面金剛」から仏像について蘊蓄を傾けた。田原さんは旅行を趣味としており、各地の文化や歴史について造詣が深い。必要であればヨーロッパにも足を伸ばす豪の女性である。まずは見目さんの一文を紹介しよう。

 

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栃木県南河内町の仁良川上の愛宕神社東に青面金剛があり、周りには区画整理の際に集められた石仏群祭られている。

青面金剛と言えば、延命長寿を願う庚申信仰の主尊であり、容貌はそれぞれだが、邪鬼を踏まえ恐ろしい形相で髪を逆立て、ヘビやドクロを身に着けている。

この青面金剛も風化され丸みを帯びているが、やはりすごい形相である。これで人間の心に棲む邪気などを追い払い、またのさばらないように見張っていたのだろう一本彫りと違って駒形庚申塔には、どれにも日、月、瑞雲などが彫られているところから「農耕との関わりが示されたものと考えている研究科もいる、と聞いている。

野仏の多い仁良川周辺から隣接の二宮町一帯は、青面金剛に限らず石仏の彫りがよく似ている。同じ石工か、あるいは同じ仲間たちの腕によるものではないかと思われている。

 

2015.9.8jinsei (4)

 

田原さんのテキストには「青面金剛」の他に「軍茶利明王」の解説に加え、庚申信仰の歴史と日本に渡来した経緯について詳しくまとめてある。さらに日本における陰陽五行思想や論理についても解説か加えられている。松本さんは己の経験から神秘的な石佛の進行について述べ、浜本さんも助言した。80歳の辻さん、90歳の小畑さんも元気に参加された。全体のまとめはいつもと同じ宮川洋太郎さんの配慮による。

 

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「日本に詳しくなろう」②-B

 ■本日の五七五

 

・与党皆の 本音聞きたい 安保法                  不純斎

・甲子園 ショバ代取らぬ 粋な夏

・縦割りの 被害満開 五輪もの

 

・扇風機 乳飲み子の足 プッシュオン            菊子

・秋風や 釜に集いし語る人

 

・血税が ずさんな計画 露と消え              道章

・代議士の 妻もわからん 安保法

・赤く染む 小さい秋よ 鷹の爪

 

・朝露を 含みし庭に 落ち葉掃き               実

・乙な味 昔イノシシ 今ジビエ

 

・夏バテの 実に甘き梨 染み渡る              弘子

・猛暑過ぎ 一息ついた 九月かな

 

・朝顔や 風雨に耐えて 笑み贈る              伸雄

・秋雨の 激しさ道を 遮りて

・カルガモが 川面で遊ぶ これ秋か

 

本日のリーダーは高野道章さん。掃除をテーマに少年時代からの思い出を語る。辞書を引くと「掃除とは汚れを除き、きれいにする」とある。最近のマルコシさんの掃除を見ていると、それほど単純なものではないと分かる。隅々まできれいにし心を磨くとある。単にきれいにするだけではない。掃除に徹底することで世の中を浄化するというから只事ではない。小~中~高と思い出は多い。散髪屋の掃除も心に残る。

 

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男子の小便の散り具合に話が集中。立ったまま用を足すべきか、否か。いろいろなエピソードが飛び出して話題は広がる。トイレはネガティブな4K(暗い、汚い、臭い、怖い)からポジティブな5K(心磨き、感動、感謝、謙虚、気づき)へ。高野さんは次回「続・掃除の話」で掃除の真髄に迫る。本日はホンのちょい出し。次回の本論に期待する。

 

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第17期人生講座「日本に詳しくなろう」①-A・B~平成27年8月11日(火)~

「日本に詳しくなろう」①-A

本日のナビゲーターは宮川洋太郎さん。ジャパニストからは神谷真理子さんの詩「ろうそくの一生」を課題に取り上げた。ところがいつの間にか今東光や瀬戸内寂聴の生き方に入り、最澄の「1灯照偶 萬灯照国」の精神の解説になり、史記の司馬遷に及んだ。神谷さんの詩はどこかへ飛んでしまった。美人の神谷さんには面識があり、詩の解説に期待していた。

 

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さらに「私たちが「国・公」向き合い、考えてみること」に資料は進み、さらにさらに司馬遼太郎の「この国のかたち」、佐伯啓思の「市民とは誰か」と問い掛けられ、14ページに及ぶテキストを示された。①為政者は手の内を明かさない。②ロシアへの恐怖(この辺りは日清戦争)。③蒙古草原のファナティシズム。④軍事的教養のない日本の知識人と続いた。

 

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続いて佐伯啓思著「市民とは誰か」。①21世紀は市民の時代、②市民の違和感,③感情に訴えかける官僚批判、④社会主義と共産主義の混同、⑤そのために死に得る『国家』、⑥「国民」であることと「市民」であること、⑦世界でも突出した「嫌戦感」、⑧国家に対する義務を負わない「国民」、⑨「私」か「公」の世界を席巻する日本と難しいおはなし。

 

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よく考えてみると現代の無責任極まる日本国民に対する痛烈な批判のように受け止めた。曖昧なままの適当な日々は許されないということか。生意気言う前にもう少し勉強しろという叱咤激励をしっかり受け止め、早速、司馬遼太郎、佐伯啓思の本を買って読むことから始める。どこに進むのかと心配したが、メンバー全員が宮川さんの思いを受け止めたようだ。まずは本を買うところからスタートする。感謝で一杯。

 

 

 

「日本に詳しくなろう」①-B

 ■本日の五七五

 

・おもてなし おまけ付きです 負の遺産          不純斎

・声聞いた 安保法は 聞かなんだ

・アメの傘 肩は濡れます 核の傘

 

・亡き母と 毎朝挨拶 姿見て                菊子

・陽に灼かれ 弾にも焼かれ 八月六日

 

・蜩の 青春遠く まどうてくれ               道章

・安保法 反対の理由(わけ) 聞かせてよ

・中国の 軍事力には 目を瞑り

 

・お休み                           実

・お休み                          弘子

 

・夏が逝く 気配伝える 空の色               伸雄

・立秋の 気配も見せず 土燒ける

・灼熱の 原爆の日は 遠くなる。

 

本日のリーダーは安村耀嗣さん。前回に続いて「書」をテーマに話を進めた。書家・柿下木冠氏の素顔に迫った。柿下氏は山崎大抱氏を師と仰ぎ、書道グループ「抱一会」の理事長。前回紹介した若者グループの顧問格でもある。柿下氏は「漢字は自然を象徴している。作品に表れる作者の生活を鑑賞して欲しい」と話す。難解な理論だが、安村さんは分かりやすく解きほぐしてくれる。相当素養がないと難しい。

 

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現代書鑑賞の心得としてよく教わるのが、「書は『字』ではなく白黒の絵である」「墨の黒と余白の白で表した絵画である」「一字一字が上手でも作品としては魅力がない」。言いえて妙であるとは安村さんの感想。後半は「我が師アラカルト」。それぞれに生涯の師があることは幸せだ。論語に「子曰く、三人行えば必ず我が師有り。その善きものを選び之に従い」の教えに習いたい。本日は厚さ厳しく欠席者も多数。

 

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第16期人生講座「日本に詳しくなろう」⑫-A・B~平成27年7月28日(火)~

「日本に詳しくなろう」⑫-A

岡元塾頭が資料の説明をする中でメンバーの宮川洋太郎さんが、広島市文化財団&中国新聞社が募っていた第29回「広島市民文芸作品の入賞者が決まったと報告があった。その中にメンバーの宮川洋太郎さんが「小説」の2席に、加えて「エッセイ・ノンフィクション」の2席に入ったと報告があった。全員で祝福の拍手を贈った。本は8月に発売される。

 

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本日のナビゲーターは米沢隆子さん、テーマは「日本人のものづくり・目指すは世界一の町工場」である。主人公の諏訪貴子さんは父親の急逝に遭遇し、思いがけず町工場の経営者になった。32歳。貴子さんは父親の「親方経営」から「おかみさん経営」に方針を変更。「家族のような会社」を目指した。紆余曲折はあったものの経営を見事に軌道に乗せた。

 

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米沢さんの提供したテキストは、惚れ惚れするほど見事であった。要点を的確につかみ、本誌から少し論点が外れたものの日本が抱える今日的な問題に果敢に挑戦した。①町工場に跡取り娘現る。②二代目流、経営のすすめ。③最近の町工場。④東大阪市のオンリーワン工場。地方創生に求められる発想の転換。⑤女性の地位向上を目指す社会の変革。などなど。

 

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まずは男性陣から女性の社会進出について意見が述べられた。中には諏訪貴子さんの経営者としての魅力に言及する場面もあった。90歳の小畑さんからはっきりした口調で、女性の活躍に期待する発言もあった。また女性が活躍している現状についての報告もあった。テキストの出来栄えがよければ議論も深まる。ナビゲーターの米沢さんに拍手を送りたい。

 

 

 

 

「日本に詳しくなろう」⑫-B

 ■本日の五七五

 

・蝉時雨 テレビの音も 消すほどに             弘子

・盆前に 善男善女 寺清め

 

・五輪相 今頃いたのに 気がついた            不純斎

・名が廃る 草葉の陰から 土光さん

・見事なり 悪者いない 新国立

 

・鍬打てば カエルの集団 エグザイル            菊子

・まっかっか 湯上り顔で 日を過ごす

 

・エアコンの 風に煽られ 諭吉飛ぶ             道章

・梅雨明けも 台風で空 定まらず

・古里に 通じる道が 土砂で消え

 

・ラジオより 子供相談 得る知識               実

・樹々の間に 鳴き比べおり 蝉時雨

 

・暑すぎる 天邪鬼らの 愚痴絶えず             伸雄

・ふと見れば 燕ら巣立ち 空き家増え

 

本日のリーダーは安村耀嗣さん。テーマは「愚直な若者が開ける大きな風穴」。安村さんは現役のときは日本製鋼所の設計部で活躍していた。その仕事ぶりが今も生かされ、テキストの構成も解りやすくメンバーの評判もいい。①書道の歴史と書体、②現代書道、③日本における書道展、④僕らのリーダー、⑤僕らの仲間、⑥僕らのグループの特徴、⑦これぞ風穴・僕らの書展、加えて補足資料がまとめてあった。

 

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若手の書家として著名な佐藤達也さんの活躍ぶりを中心に、安村さんはていねいに解説された。実際には書について理解できない部分が多く話も噛み合わない部分がいくつかあった。「風穴を開ける」とはどういうことか、書道界がそれだけ封建的であったということか。日本の誇る伝統芸能・文化は、一方では縦社会の悪しき風習が残っている。それらは気にせず活躍すことが、風穴を開けるということか。

 

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第16期人生講座「日本に詳しくなろう」⑪-A・B~平成27年7月14日(火)~

「日本に詳しくなろう」⑪-A

本日のリーダーは膝の傷が完全に癒えた浜本さん。テーマは「愚直な若者が開ける大きな風穴」。浜本さんはリハビリの一環として毎日30分のウォークを2回実践している。1回の歩数が3千歩、時速4㌔超だから半端ではない。もう大丈夫だと断言。本日の講座の進め方に浜本さんが新しい提案をした。テキストを輪読する。

 

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予告なしの提案だから全員がびっくり。このテーマを選んだ理由。文章が素敵で読後感が爽やか。書道グループの仲間たちがユニーク。リーダーの考えが柔らかで心優しい。独断と偏見で、講座は輪読方式としたい。トップバッターは辻さん。80歳の先輩が承諾したのだから、後輩たちに否応はない。初めての試みだから不安を残しながらもともかくスタート。

 

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各章節は①書の合宿、②書に目覚める、③教師と書道家の二足のわらじ、④師に見守られて、⑤出来ない理由ではなくてできる理由。⑥愚直な若者が世の中に風穴を開ける。なんだかんだと因縁をつけながら、ともかくおだてられ全員が朗読する羽目になった。ついでに読後感を述べる訳だが、全員が難なくこなすところがすごい。伊達に歳は重ねていない。

 

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浜本さんにおだてられながら時間いっぱい使ったが、達成感もあって良かったのではないか。意見交換の手段としても悪くはない。遅刻してこられた90歳の小畑さんも堂々と感想を述べられた。テーマによってはあらかじめ「輪読方式」と予告しておけば、違った雰囲気になりそうだ。まずはやってみること。新しい成果も期待できる。浜本さんに感謝。

 

 

「日本に詳しくなろう」⑪-B

 ■本日の五七五

 

・点取れぬ カープの応援 血圧に              弘子

・梅雨猛暑 台風までも 攻めてくる

 

・今更に 揉めさん返す ザハ図案             不純斎

・貸し手より 借り手が強い 国がある

・談話より 拉致や復興 見直して

 

・長雨に 秘めてキュウリは へちまもどき          菊子

・次々に 松切られゆく 老いの家

 

・後悔す 旭ルリ子の かぶりつき              道章

・避難指示 オレオレ詐欺か 驚かす

・往年の ゴールデンコンビ 厚化粧

 

・雨空に 天まで昇れ 立葵                  実

・梅雨晴れ間 酒酌み交わそ テント張り

 

・熱帯夜 風送れども 尽きぬ汗               伸雄

・雨雲を 子らの元気が 吹き飛ばす

・梅雨飛んだ 幸運の女神 舞い降りる

 

本日のリーダーは入川実さん。テーマは「人物鍛錬教育の国民運動を起こそう」。入川さんは生涯学習で「日本のことば」を担当している。それだけに言葉の伝え方は抜群でテキストの出来栄えも素晴らしかった。肝心の講座の方は道徳教育の問題点を抉る内容となり、テキストの狙いとはややずれた。話し合いは学校教育の問題点に踏み込みながら、現在の学校教育の問題点を指摘するに留まった。

 

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テキストを生かすためにも各章節のタイトルを残しておきたい。①人物鍛錬教育、②現代の状況、③今後求められる人間力、④東洋思想と西洋思想、⑤幼少期・家庭の教育、⑤寺子屋・小学校の教育、⑥儒家の思想、⑦四端、⑧五常の徳、⑨人格教養教育、⑩道徳の教科化、⑪教育、⑫ドロールレポート。皆さんにはテキストの熟読を勧めたい。

 

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第16期人生講座「日本に詳しくなろう」⑩-A・B~平成27年6月23日(火)~

「日本に詳しくなろう」⑩-A

梅雨の中休みか、穏やかな一日となった。本日のAクラスのリーダーは田畑栄造さん、タイトルは上甲晃氏の記事から第17回「檄文、日本の志」。「夢だけは壊せなかった大震災。千年後を思う、女川中学生の『志』」。本日は補佐役の宮川さんが急用でお休みとなった。田畑さんは上甲氏の略歴とこれまでに掲載された記事の紹介からスタートした。連載は4年を超える。過去の足跡をたどることは大いなる親切だ。

 

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資料は参考と合わせて5㌻だが、内容は全波に亘ってかなり濃い。まず上甲氏の経歴から紹介。その上でテーマの『志』を問うた。勤王の「志」士、少年よ大「志」を抱け(クラーク博士)、青雲の「志」、論語の「志」学、「志」を果たして(抒情歌ふるさと)、同「志」など。国語の辞書から「志す」とは「積極的に何かをしようとする気持ちを持ち、その実現に努力すること」と結論づけた。原稿チェックの成果。

 

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東日本大震災における女川中の被災の詳細が解説され、中学生たちが立ち上がった経緯について解説があった。最初の社会科の学習でこの経験を千年後の子孫に伝えようと話し合った。導き出した結論は①すみやかに避難できるよう普段から「互の絆を深めること」。②高台へ避難できる町づくり。③記録に残すこと。記録は津波の最高到達地点に石碑を立てること。その資金集めに奔走し、多くの人に支えられ実現。

 

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参考資料には明治維新に貢献した「長州ファイブ」の「志」を紹介。井上聞多、遠藤勘助、山尾庸三、伊藤博文、野村弥吉の功績など詳しい解説があった。中学生たちの活躍は「いのちの石碑」としてみのり、広く世間に紹介された。「女川いのちの石碑」が写真で紹介された。単なる話し合いだけに留まらず、資金集めから石碑の建立まで力を尽くしたことは大きく賞賛される。浜本さんの発言から盛り上がった。

 

 

「日本に詳しくなろう」⑩-B

 ■本日の五七五

 

・観音の 慈悲に包まれ しゃかの花             弘子

・寝苦しく 思わず剥いだ 夏布団

 

・ビリギャルの 本も映画も 顔は別            不純斎

・当てにする 一か八かの 票もある

・安保法 与党野党も 一理有り

 

・君の背に 命あずけて バイク飛ぶ             菊子

・バイクの子 そこのけそこのけ バスが行く

 

・雀の子 飛んで休んで 天目指す              道章

・選挙権 十八歳に 大丈夫

・独学の 剪定作業 我れ天才

 

・夕焼けに 背中押されて 人帰巣              嬰枯

・若き日は 夢のごと去り 螢の夜

・山頭火 聴きたきことや 梅雨驟雨

・人は人 我は我なり 雲の峰

 

・梅雨空に 遠き夕暮れ 気付かずや              実

・父の日よ 不意に訪ね来 久保田どの

 

本日の担当は高野道章さん。テーマは「目指す世界一の町工場」。社長の諏訪貴子さんは安倍晋三首相と同窓。大胆で勇気がある。高野さんのリポートは手書きであるが、実にわかりやすい。本文を充分読み込んでいたようで解説が平易で分かりやすい。本日の意見交換は安村さんの解説が的を射ており、実に経営的にはレベルの高い展開になった。

 

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二代目流の経営のすすめ「Swot」。自社の強み、弱み、機会、脅威をどう活かすか。安村さんの「ビリギャル」の解説は面白かった。「あなたの奇跡が起きる三つのポイント。①絶対できると信じるメンタル。②敵・相手を理解しようと努力する戦略。③正しい指導、正しいやり方を学ぶ戦術。紙数が足りなくて誠に残念。現役にも勉強になった。

 

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第16期人生講座「日本に詳しくなろう」⑨-A・B~平成27年6月9日(火)~

「日本に詳しくなろう」⑨-A

本日は初めてのケースであるが参加者は定員オーバーの10名。松本さんの紹介で安佐南区長束から上田さんがご参加。珍しく午前のクラスは男性が優位。男は寡黙を美徳とするが、まるで若者の集まりのように華やいでいる。本日の担当者は旅行大好きの田原靖子さん。昭和16年生まれの74歳だが、活動範囲は地球規模で広い。本日のテーマは「日本人の目ヂカラ」近沢弘明さんの四行の文からひも解く。

 

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「目ヂカラ」のタイトルは写真家・森日出夫さんの撮影した近沢さんの目から生まれた。四行の文は次のとおり。

 

 『中世ヨーロッパの貴族たちは、

 レースを宝石より珍重していました。

 その心を伝えることこそ

 私の使命と思っています』。(近沢弘明・近沢レース代表)

 

驚いたことに田原さんはレースに造詣が深い。レースの本場はイタリアの南の沖にあるマルタ島。飛行機を乗り継いで片道3日、往復6日を要する。マルタ島は小さな島であるがレースの歴史を2日間かけて堪能した。ただものではない。レースの解説は6㌻に及ぶ。まずはレースの解説がたっぷり2㌻。写真入りで詳しい。たかがレースという話ではない。本場で購入したレースも披露された。思い出の品である。

 

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レースの種類の解説が3㌻。写真は中世の貴族たちの優雅な暮らしを彷彿とさせる。レースにもいろいろある。刺繍レース、手編みレース、ニードルレース、機械レース、混成レースなど。写真集や現物も数々披露された。わずか4行の凝縮された一文が新しい世界を披露してくれた。田原さんに大感謝である。さすがに女性メンバーはレース編みの経験があり、興味は尽きない。青春の時代を思い起こして華やいだ。

 

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「日本に詳しくなろう」⑨-B

 ■本日の五七五

 

夏商戦 チラシの山に 惑わされ              弘子

・紫陽花は 咲いていたのか 誕生日

 

・総理まで お詫びがうまい 手本あり           不純斎

・対策に ウィルス犯を 雇います

・安保法 学者意見が 藪蛇に

 

・雨上がり 松ノ芽つみや ワラ帽子             菊子

・俳句読み こうも時間を とられては

 

・叔母と母 涙の再会 黄泉の里               道章

・北京詣で 素知らぬ顔の 中国め

・読めぬ字が 年頭の誓い 並びおり

 

・ふらここと 地球の裏を 見たしとも            嬰枯

・京ことば 音(いん)やわらかに 若葉風

・藤色は 明治の恋色 更衣

 

・水煙に 喚声あがる ダム底に                実

・梅雨の樹に 命つなぐと 潜み居り

 

本日の担当は安村耀嗣さん。テーマは「夢だけは壊せなかった大震災」。どちらかというと難解な原文を分かりやすくテキスト化された。4年前の起きた東日本大震災に遭遇した女川中学校の「志」を伝える。資料は①中学生は目撃した。②中学生が決意したこと。③中学生が実行したこと。④石碑の碑文。以上の4項目に分類し分かりやすく解説された。涙なくしては読めない碑文を紹介できないのは残念である。

 

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ほかに安村さんの所感が写真付きで添えられた。補足資料として①東日本大震災。②三陸海岸。③宮城県牡鹿郡女川町及び女川中学校。④海抜、津波の解説。穏やかな語り口、分かりやすいテキスト、全員の意見交換など素晴らしい講座になった。あらためて同じ日本人として被災された皆さんに心を寄せていただけたのではないだろうか。感謝!

 

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第16期人生講座「日本に詳しくなろう」⑧-A・B~平成27年5月26日(火)~

「日本に詳しくなろう」⑧-A

本日はジャパニストの編集長・高久多美男さんが取材に訪れられ同席された。リーダーは松本隆司さん、テーマは「自分を助ける人生の金言」。一文は、➀人間の弱点克服。②小心者が勝つ。③人間とは何か、④道徳とは何か。筆者の田口佳史さんの一文はやや硬い印象を受けるが、朗読すると耳には優しく聞こえる。松本さんは丹念に読みながら解説を加えいい雰囲気で進められた。持ち時間をフルに活用した。

 

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松本さんは現役時代には山本五十六の言葉を朗読して出勤し、一日の仕事を終えると再び紐解いた。現役を引退してからは「大仙院・尾関宗園」師の「今こそ出発点」を朗唱し気を引き締めている。紹介する。

 

 人世とは毎日が訓練である。私自身の訓練の場である。

 失敗もできる訓練の場である。生きていることを喜ぶ訓練の場である。

 今この幸せを喜ぶことなく、いつどこで幸せになれるか。

 この喜びをもとに全力で進めよう。

 私自身の将来はいまこの瞬間にある。

 今ここで頑張らずにいつ頑張れる。

 

参考資料としては、ほかに103歳の日野原重明さん、篠田桃紅さん   の「103歳になって分かったこと」が添えられた。意見交換をする前に足首のストレッチ体操の指導。左右200回ずつ。松本さんは毎朝続けているそうな。腰も肩も痛みがなくなるという。はじめのうちは面倒でも、努力して習慣なるまで続けることを強調された。自からの金言を紹介。「時代とともに変わる、学ぶ。『仁にあるを美となす』」。

 

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高久編集長の感想。「ジャパニスト」がここまで深く読まれ、学びの糧になっていることに感動した。人間はテーマをもって学び続けるべきだ。ちょっとよくなったとき未熟さを悟るべき。常に利他の心を持ち続けたい」。最後にメンバーそれぞれが、自分の大切にしている金言を述べ合って充実のうちに終了した。松本さんは「唱道派」ではなく「行道派」である。まもなく古希になろうとする人としては珍しい。

 

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「日本に詳しくなろう」⑧-B

 ■本日の五七五

 

・南風に 歌声乗せて 声合わす               弘子

・夕飯に 老いうぐいすの 声を副え

・収穫の 玉葱吊るす 手に力

 

・オスプレイ ミサゴは難なく 降りれます         不純斎

・都構想 それどころでない 県もあり

・ツバメ来て 糞が悩みの スーパーも

 

・草引きて 薫風の道 ひとやすみ              菊子

・大相撲 助っ人枠が 多すぎて

 

・お気の毒 誰が言ったか カープ優勝            道章

・徹くん 坊ちゃん遊び さようなら

 

・菜の花の 中走り過ぐ ランドセル             嬰枯

・更衣経て 鏡に写る 母の顔

 

・朝からと 思えど口は 恋あざみ               実

・早苗の田 雨いつ降ると 愚痴の人

 

・薫風が 和らげる腰の 痛みかな              伸雄

・褐色の 草に覆われ 緑泣く

 

本日は午前と同じ「自分を助ける人生の金言」。リーダーは米今菊子さん。几帳面な手書きのテキストを朗読。人間の弱点をどう克服するかについて話し合った。その弱点とは「怠惰」「放縦」「強欲」「傲慢」「嫉妬」「自己憐憫」。それぞれに自由な意見の交換で充実していた。

 

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後半では米今リーダーの希望により「道徳」について考え方を述べあった。特に小学校で始まる道徳教育について「誰が教えるのか」が問題提起された。地域の高齢者の責任も重大。日頃の暮らしでどう示すか、その責任は大きい。道徳の中核をなす「礼」。特に挨拶については模範を示すべく積極的に声を掛けたいもの。まずは身の回りから。

 

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第16期人生講座「日本に詳しくなろう」⑦-A・B~平成27年5月12日(火)~

「日本に詳しくなろう」⑦-A

メンバーの浜本さんがカムバック。膝に人工関節を用い不自由だった歩行を自由に歩けるように治癒。45日間の長期入院だったが、現代の医学は人間に健康をプゼントしてくれた。浜本さんの一言「世界が広くなった」。全員が祝福の拍手で迎えた。本日のリーダーは、前回に続いて宮川洋太郎さん。テーマは「日本人論」。神谷真理子さんの「宇宙と人を結ぶ言の葉」から、宮川さん独特のアレンジで進められた。

 

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本日は満席の盛況。全員がゴールデンウィーク物語。フラワーフェスティバル参加者が多かった。法事、お墓参り、孫と楽しむなど。意外に行動派が多い。後期高齢者にしては元氣一杯。孫の話になると頬が緩んでくるのが伝わってくる。メーバーの皆さんは総じて健康、そして好奇心が旺盛である。テレビを見ながらゴロゴロしている人はいない。大正14年生まれの小畑さんもフラワーフェスティバルで歩いた。

 

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宮川さんのお話は顔ニコニコだが、意外にも深くて難解な部分が少なくない。➀「日本人の美学」では《いきの構造》について解説、「媚態」、「意気地」、「諦め」で成り立っていると分かりやすい解説があった。②「日本人の感受性」、③「日本人の心のかたち」では、1三神、2それぞれの三神の出現、3西洋と日本の違い、4中空構造のメリット、5中空構造の危険性。④「日本人の根源にあるもの」。

 

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付録テキストでは「いき」の内部構造について詳しい解説が述べてあり、6ページに及んでいる。この部分を熟読すれば宮川さんの伝えたいことが理解できる。活発な質疑とまではいかないが、メンバー全員が質問を続け盛り上がった。今週の土曜日は「オレンジフェスタ」が開催される。メンバーの皆さんは全員が参加券を購入してくださった。雨の予報だが吹き飛ばすくらいの賑やかなイベントにしたいものだ。

 

 

 

「日本に詳しくなろう」⑦-B

 ■本日の五七五

 

・薫風と さえずり流れ 座禅堂               弘子

・球命 跳ぶ打つ受ける 若き汗

 

・おいでよに 足が他所向く 箱根山            不純斎

・あの世にも 年金届く この不思議

 

・母の日や 亡き母の衣 ほどくなり             菊子

・昔縦 今は横一 吾のへそ

 

・朝帰り 息を潜めて 開けるドア              道章

・息継ぎが 出来ず今なお キスが下手

・こどもの日 冥土の土産 孫と寝る

 

・キンキンも 文太も亡くて 牡丹咲く            嬰枯

・豆ご飯 誰かチンして くれないか

・藤色は 明治の恋色 更衣

 

・水含み 田植え前線 南下する                実

・たんぽぽに 負けるものかと 黄菖蒲が

 

本日のお題は「人々の風景~父の絵」。リーダーは入川実さん。能楽について書かれていたが、残念ながらリーダーもメンバーも門外漢。この際だから少しお勉強をと入川さんがまとめられた。能楽とは…日本の伝統芸能(能・式三番・狂言)を包含する総称。重要無形文化財でユネスコ無形文化遺産である。喜多流…大和流猿楽四座一流の内の喜多流。職分とは、宗家ではないが、各地の大名に仕えた由緒ある家柄。

 

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職掌…シテ方⇒主人公、多くは幽霊など。ワキ方⇒シテの相手役。囃し方⇒大太鼓、小太鼓、小鼓、笛、謡。狂言方⇒笑いを表現。用語…打杖⇒鬼や天狗などが神通力を使うための杖。一畳台⇒畳一畳の大きさの台。引立大宮⇒一畳台の四方に柱を立て屋根を支えた舞台。他に演目、家系、などについて紹介があった。縁遠い話であったが入川さんは丁寧に説明され、大方の理解を得たのではないか。先ずは感謝。

 

2015.5.12jinsei (1)

 

第16期人生講座「日本に詳しくなろう」⑥-A・B~平成27年4月28日(火)~

「日本に詳しくなろう」⑥-A

本日のリーダーは宮川洋太郎さん。お題はジャパニストからではなく『宇宙と人を結ぶ言の葉』。今回は絵本のCDから「葉っぱのフレディ」を45分聞いてください、と宮川さんからのご提案。宮川さんはこのCDを初めて聞いたとき涙が止まらなかったそうです。朗読担当の森繁久彌さんはご子息を亡くして生きる力を失ったとき、この詩に出会いました。

 

2015.4.28jinsei (5)

 

そしてもう一度生きる勇気を与えられたそうです。宮川さん自作のテキストには、葉っぱを擬人化して諭す輪廻転生の人生とありました。フレディとは一枚の葉っぱの名前。「春」は葉っぱとして生まれ、師や友との新しい出会い。「夏」は暑さを避けて木陰を求めて木の下に集まり、自分の役割を果たす喜び。「秋」は紅葉、どの葉っぱも同じ色はない。

 

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風の道も太陽の当たる位置、一日の気温差、場所の高低などで色が違う。何一つとして同じ経験はないから、皆違う色になる。「冬」は落葉の季節。寒い。風が強く怖い。師の葉っぱより「みんな散ってここからいなくなる」と教えられる。死は怖い。それは経験したことがないからです。世界は変化し続ける。何一つ変化しないものはない。変化は自然なこと。

 

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死も同じこと。しかし、命は永遠に生きている。メモを取りながら理解できないでいる自分に気づきました。生きるということを突き詰めて考える習慣を持っていないからです。参加者の意見は様々でしたが、自然を愛おしく思い、誰かの役に立って生きたい、生きていこうという締めになりました。宮川さんの優しさ溢れる感受性の素晴らしさに賞賛が集まりました。宮川さんは照れくさそうでした。(岡元美紀恵)

 

 

 

「日本に詳しくなろう」⑥-B

 ■本日の五七五

 

・駆け巡る 宇宙ステーション 夢を乗せ           弘子

・おすそ分け おいしい食べ方 教えられ

 

・原発の 町に大臣 住まわせろ              不純斎

・滝登り そろそろ時季が 来ましたよ

・増えるかも 空見て歩く 警官が

 

・にらめっこ ほんとに山は 笑うのか            菊子

・雨漏りや 住む人もなく 里の家

 

・裏金で プレジデントが 両手上げ             道章

・統一選 自民勝利で ひた走る

・天災で 壊れる地球 エベレスト

 

・チビスケも ノッポもいるぞ 葱坊主            嬰枯

・けふの雨 穀雨なりとも うつうつと

 

・満開の つつじと競う そうじびと             伸雄

・雨風に 打たれし木の葉 地に積もる

・ひんやりの プレゼント添え 風渡る

 

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本日のお題は「柔道の理念は心身を磨き、よりよい社会をつくること」。リーダーは温厚で志の高い安村耀嗣さん。本日は水先案内人の塾長が出張のため代理を務めました。人生講座がスタートして124回、初めての珍事です。発表要旨は3頁に分かりやすくまとめられ、解説も穏やかで丁寧でした。➀柔道は人の道。②ルールの変更と本質。③真の国際化とは。④世界のリーダーへ。⑤読後感。山下さんの名言集。

 

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安村さんの語り口はあくまでも穏やか。中学校の時代に戻ったようで懐かしい先生を思い出していました。メンバーの皆さんの発言は時折脱線しますがいつの間にか本論に回帰しています。この分なら水先案内人はいなくても勉強は出来るのではないかと思いました。それにしても皆さんは日本が大好き、勉強が大好き。いい雰囲気。(岡元美紀恵)

 

第16期人生講座「日本に詳しくなろう」⑤-A・B~平成27年4月14日(火)~

「日本に詳しくなろう」⑤-A

第16期⑤のリーダーは田畑栄造さん。選んだテーマは「葉っぱは見えるが根っこは見えない。もう一人の自分とは」。相当読み込んで理解に務めたが、高久さんの考え方は十分理解できなかったと正直な告白があった。特に潜在意識と顕在意識のズレについてはテキストのまとめについて悩んだようだ。テキストは苦労の跡が見える10ページである。

 

2015.4.14jinsei (5)

 

発表の前に最近の自分の動きについて発表があった。昨日は朝早く電車に乗って市内に出た。まず広島信用金庫の本店の絵画展に出かけた。そこで世界の名画を堪能したあと旧日銀で開かれていた四国五郎展を鑑賞した。四国さんはシベリア抑留と原爆の体験を数百点の絵でその悲惨さを訴えていた。メンバーの皆さんにも鑑賞に出かけるよう勧めていた。

 

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テキストには陰陽五行説の解説やマヤ文化の暦、マヤ宇宙について解説があった。「たばたえいぞう」という自分の名前をマヤ文字に翻訳したものを披露した。禅語の「本来面目」「自性」「一無位真人」「同行二人」などについてメンバーがお互いに意見を述べ合った。潜在意識と顕在意識がかけはなれていると心が苦しくなるのはその通りだろう。難しい。

 

2015.4.14jinsei (4)

 

田畑さんは「人はどう思っても構わない。自分の人生は自分だけのもの。天に生かされているのだと気づく」と話した。それぞれが自分の生き方を披露したが、お互いに参考にすることにとどめた。本文について多少の異論があった。①「特に根拠はないが」と前置きしての理論展開は理解に苦しむ。②「どのようなことをしたかはあえて書かないが」はやはりおかしい。書くべきところはキチンと書いてもらいたい。

 

 

「日本に詳しくなろう」⑤-B

 ■本日の五七五

 

・絵馬上げた 古え人の 心意気               弘子

・待望の 三社巡りに 花ちらし

 

・運命と 諦められぬ 事故が起き             不純斎

・移転より 無くしてくれと 島人(しまんちゅう)

・親善で レッドカードの 万引き技

 

・花筏 池沿いに咲く 傘の花                菊子

・手を振れば ウグイス嬢は オクターブ

 

・ペリリュー島 村木次官が 晴れ姿             道章

・九十四兆 政治改革 道遠し

・結ばれて 四十四年 振り返り

 

・山なみに 隠れおりしか 桜花                実

・花巡り 古え訪ね 備後路を

 

・春嵐 哀れ散りゆく 桜かな                スマ

・ヨモギ摘み 母好物の 団子餅

・バス停に どこで美声か ホーホケキョ

 

・真冬風 春に追われて 舞い上がり             伸雄

・新学期 子らの挨拶 師が押され

 

午後のBクラスリーダーは入川実さん。テーマは「コトづくりでドヤ街に命を吹き込む」。東大の建築科を卒業した若者が、横浜のドヤ街を再生させる物語について研究の成果を披露された。地域においても町の復活は喫緊の課題である。入川さんからメンバーに町作りをテーマに問い掛けがあった。そうじ、あいさつ、公共施設の整備、心の絆などが求められている。誰が何をすべきか、具体的な意見交換があった。

 

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地域の子どもたちの挨拶について意見が交わされた。子どもたちの元気が地域に与える影響は大きい。町作りには欠かせない。どうやって活性化させるか、大人たちは真剣に考え行動を起こすべきだとの意見が多かった。問題は「唱道の人多けれど、行道の人少なし」である。

 

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第16期人生講座「日本に詳しくなろう」④-A・B~平成27年3月24日(火)~

「日本に詳しくなろう」④-A

第16期④のリーダーは米沢隆子さん。選んだテーマは志誌「ジャパニスト・23号」の18p、上甲晃著「日本人の志・遺跡発掘を通じ、文明の興亡を探求」から。本文は2p4章にまとめられている。①トルコで出会った日本人の志に感嘆。②トルコ文明は人類文明の十字路。③日本はこの先どうあるべきか。④自分らしさを失うと文明は衰退する。

 

2015.3.24jinsei (4)

 

米沢さんが難しい上甲さんを選んだのは、トルコが大好きで旅行を計画中という関心事からである。したがって上甲さんの伝えたいことと米沢さんの伝えたいことが微妙に離れてしまった。したがって講座は米沢さんのテキストをベースに進められた。米沢さんのテキストは、①トルコの歴史と現状。②遺跡発掘に取り組む大村幸弘さんの業績と紹介に続きー。

 

2015.3.24jinsei (5)

 

③トロイ遺跡。④カッパドキアの岩石遺跡群とギョレメ国立公園の紹介。⑤その他。親日トルコ、トルコ難破船の救助、イラン・イラク戦争のエピソードなど。メンバーの松本隆司さんは海外の生活が長く(海外駐在員)語学も堪能である。数度のトルコ旅行で国内事情については詳しい。米沢さんから松本さんに質問する場面もあった。ツアーの夢が実現?

 

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大村幸弘さんの偉大な業績については深める時間はなかったが、いつものように宮川洋太郎さんがコーディネーターの役割を果たしてくださった。戦後70年の安倍総理の談話やイスラムのこと、中国や韓国の国内事情など話はとめどなく広がったが、滅多に触れることのないテーマだけによかったのではないか。水先案内人はさして役に立たない。反省。

 

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「日本に詳しくなろう」④-B

 ■本日の五七五

 

・境内は 善男善女 春彼岸                 弘子

・待望の 山から海へ 道つなぎ

 

・湧いている 寒い内から カープ熱            不純斎

・如何に問う 跡地・移転の 見えぬ先

・誰が先 木蓮・土筆 水ぬるむ

 

・水ぬるみ 鉢のメダカも 躍りだす             菊子

・草をひく 頭に浮かぶ よもぎもち

 

・桜咲く 入学式や 孫笑顔                美恵子

・胸弾む 春を感じつ 菜花摘む

 

・京ことば ひらがなことば 春の風             嬰枯

・花粉症 くしゃみ連発 山笑ふ

 

・桜梅に 華を競うか 春の雪                 実

・枝見上げ 行き交う人や 春来たり

 

・春日和 腰を伸ばして 空仰ぐ               伸雄

・チューリップ 固い蕾を そっと見せ

・春休み 通学路から 子ども消え

 

午前のAクラスは暖房を必要としたが、さすがに午後ともなれば春がいっぱいだ。本日のリーダーは穏やかな安村耀嗣さん。選んだテーマは内海隆一郎著「人々の風景・親子連れ」。交通事故で小学校三年生の子どもを奪われた夫婦が17年後犯人と遭遇し、憎悪から寛容の心に至る心理の彩を描いたもの。安村さんは「罪を憎んで人を憎まず」という日本人の心を伝えたかったのではないかと感想を述べた。

 

2015.3.24jinsei (2)

 

最近は高齢者の運転事故が激増している。事故率の高い高齢者は運転免許証を返納すべきという意見も多かった。運転には「細心の注意」「思いやりの気持ち」が必要だと安村さんは話す。いろいろな意見が出されたが、結局は抽象的な意見交換に終わった。普段の暮らしではこれだけ真剣に交通事故について話すことはない。よかったのでは…。

 

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第16期人生講座「日本に詳しくなろう」③-A・B~平成27年3月10日(火)~

「日本に詳しくなろう」③-A

第16期③のリーダーは田原靖子さん。選んだテーマは志誌「ジャパニスト」23号から〝いのちのいとなみをみつめる33・野仏篇〟である。書いた人は見目陽一さん、タイトルは橋本の薬師様。見目さんは著名な版画家である。田原さんがこのテーマを選ばれたとき、少々危惧を抱いた。薬師像の写真一枚と200文字程度の短い文章で構成されている。

 

2015.3.10jinsei (3)

 

どのようなテキストを作成しメンバーに伝えるのか。杞憂に終わった。田原さんの趣味は「仏像を訪ねる旅」であり、その経験から薬師如来については極めて造詣が深い。テキストの構成は素晴らしく、カラーの写真に添えられた解説は分かりやすい。「薬師如来」「薬師寺(奈良県)」「神護寺(京都府)」「唐招堤寺」「新薬師寺」「四国八十八箇所巡り」で構成。

 

2015.3.10jinsei (5)

 

四国八十八ヶ所では「薬師如来」が一番多い本尊であり、その詳細も分かりやすく記載されている。講座では大先輩である宮川さんに冷やかされながら、訥々と解説を加えていく。お寺や仏様の名前は難しく正しく読めないものだが、田原さんはなんの淀みもなく解説を加えていく。これにはびっくりした。解説が終わって四国巡礼について話が弾み続けた。

 

2015.3.10jinsei (4)

 

メンバーにはお遍路さんに無縁のものか多く、田原さんの経験についていけるものはいないが、山登りのベテランである松本さんは格好がついていた。お互いに高齢者だけに、これからどう生きるかについて話が弾む。残念だったのは明るい浜本さんが膝の手術のためしばらく休まれること。おそらくは手を叩いて激賞されただろう。椋田さんは身内の不幸がありお休み。寒い一日だったが、話が弾み元気な講座だった。

 

 

「日本に詳しくなろう」③-B

 ■本日の五七五

・お水取り 終われば春と 母の口くせ            弘子

・メジャー流 凡打の山に フアンは酔い

 

・荒む世を 嘆くばかりで 時が過ぎ            不純斎

・政治家の 終の望みを 知りたいな

・献金は そのままそっと ばれるまで

 

・春よ来い 三寒四温 越えて来い              道章

・片隅に 寒々と咲く ヒヤシンス

・パーフェクト 黒田に期待 日本一

・重ねての 風邪が奪いし 我が自信

・各々の 別れと出会い 悲喜ありし

 

・遠き春 水仙低く 縮みおり                菊子

・遠き春 背で風受けて バスを待つ

 

・雲去りて 満月浴びし 沈丁花              スマコ

・寝付かれず 黒飴舐める 寒い夜

 

・冷たさも 春の足音 伝えけり               伸雄

・寒波去り ロングコートの 姿消え

・寒波来て 花の東京 毛皮巻く

 

本日のリーダーは高野道章さん。テーマは「学び舎探訪⑪」。医療法人社団大浦会の高齢者学校の紹介から。老人を過保護にしない。おとなの学校展開を紹介する。「考える」「発言する」「動かす」(機能訓練)「学ぶ」ことが、如何に人間の意欲を引き出すか。介護をしない介護が人を元気にする。在宅復帰を第一の目的とする。大切なのは「学んでいる」という実感。甘えさせることで人間の能力を喪失させている。

 

2015.3.10jinsei (2)

 

5年後には高齢者の20%が認知症になる。日本国を認知患者が破滅させる。知的好奇心はもっとも人間らしい意欲。高齢者の蘇りが日本を破滅から救う。認知者をどうするかより、認知者にしないためにはどうするかが求められる。多くの人がPPK(ピンピンコロリ)を望んでいる。その状況をどうやって作るか、これからの課題となる。

 

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第16期人生講座「日本に詳しくなろう」②-A・B~平成27年2月24日(火)~

「日本に詳しくなろう」②-A

松本隆司さんが今回のリーダー役だが、講座に参加して日が浅いにも関わらず思い切って挑戦。時間をたっぷり掛け準備した。選んだテーマは山田宏さんの《私が目指す日本の姿》。

内容は高久編集長との対談をまとめたものである。まずテキストは小節ごとに分類し、分かりやすくまとめた。山田さんは先の総選挙で落選し、ただいまは浪人の身の上である。

 

2015.2.24jinsei (1)

 

第一回のメインテーマは、「この素晴らしい国・日本を、天分が花開く自由の国へ」。1、人間の幸福とは何か。2、過保護にすると天分が見えなくなる。3、真に自由な社会とは。4、日本文明の根っこ。ここでメンバーに「あなたの幸せ感」を尋ねた。お金がなくても得られる幸せ、お金がないと得られない幸せに分類して回答があった。格差なんか国会の話。

 

2015.2.24jinsei (3)

 

資料2は「日本書紀」から日本誕生の経緯から作られ、松本さんの解説を加えながら進めた。付録として安倍首相の外交、教育再生、憲法改正の考え方が付けられた。資料3は「ホツマツタエの子文書」、資料4は「戦後70年・戦争のリアル」。さらに「天河大弁財天社」のビデオ鑑賞が30分ほど加えられた。やや盛りだくさんで消化しきれない部分も。

 

2015.2.24jinsei (2)

 

浜本さんからは「よくやった」と褒めてもらって大喜びだった。幸せ論について話が展開。お金では買えない幸せ、お金を必要とする幸せなどについて花が咲いた。「人とのつながり」「時間の使い方」「ときめきなどの感性」などで味わう幸せは、お金が不要なだけに大切にしたい。「住まい」「子や孫の笑顔」「楽しむ趣味」などの幸せには、いくらか対価を必要とするのではないか。講座にくる幸せの声も嬉しいこと。

 

 

 

「日本に詳しくなろう」②-B

 ■本日の五七五

・春節 爆買い ジャパンツアー     弘子

・ご先祖も 耕した土 土砂の下

・待ちわびる 初音も聞かず 弥生入り

 

・待ちわびた 春の息吹も すぐ後ろ   勝子

・木蓮の 白き蕾を 仰ぎ見る

 

・騙されて 送るにしても 金あるなあ  不純斎

・男気を 辞書で引くと 黒田と出

・赤い実は ヒヨが坊主に 憤慨(糞慨)だ

 

・またも金 農相辞任 懲りないなあ   道章

・日溜まりで 髪刈る夫婦 共に生き

・課題あり オープン戦の ミス多き

 

・梅は二分 赤き毛氈 お茶の席     菊子

・銭湯に 母と見上げた オリオン座

 

・指が知る 冷たき水も 春そこに    伸雄

・草萌えて 歩数で測る 病み上がり

・春一番 帽子飛ばされ 追えぬ足

 

午後のクラスは珍しく4名の欠席があり、前回が溢れただけにやや寂しさを覚えた。リーダーは「真面目」「お茶目」の米今菊子さん。選んだテーマは本誌の編集長・高久多美男さんの「葉っぱは見えるが根っこは見えない」。高久さんの一文はやや難解だと思っていたが、分かりやすくまとめられていた。№4は「もう一人の自分とは」。論評や意見交換など賑わい盛り上がった。難しい箇所は安村さんがユーモアで。

 

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小節の解説は「潜在意識と顕在意識のズレ」「なぜ生まれた瞬間が大切か」「子どもの頃の夢は?」「雑食主義」。五木寛之著から「運命」「宿命」、岩本幸久著から「情熱」、立花隆著から「人生における最大の悔根」など。「春です。窓を開けましょう。もう一人の自分に出会って一歩踏み出しましょう。〈幸せはいつもちょっと先にある〉」と結んだ。拍手!!

 

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第16期人生講座「日本に詳しくなろう」➀-A・B~平成27年2月10日(火)~

「日本に詳しくなろう」➀-A

今回より16期に入る。メインテーマは「ニッポンに詳しくなろう」。志誌『ジャパニスト』をテキストとして活用する。第15期は「安岡定子のやさしい論語」を12回にわたって学んだ。少し難解なところもあったが、全メンバーが学ぶことの楽しさを学んだと感想にあった。ただ教材のCDの拘束時間が60~70分あり、意見交換の時間が制限された。

 

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新しいテーマはリーダーをあらかじめ定め、テキストの作成と意見交換の責任を負う。90分のうち講義が30分間、あとは自由に使える。予習が存分に生かされるからフラストレーションはたまりにくい。活発な意見の飛び交いを期待している。本日の担当は宮川洋太郎さん。分かりやすいテキストの作成には定評が有る。選択テーマは「人びとの風景」。

 

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テキストのテーマに沿って、➀四苦八苦、②中高年の生き様。渡辺淳一の著「熱血革命」。黒沢千次著「老いの伝承」。駒田信二著「死を恐れずに生きる」。付属資料には「四苦八苦」の詳しい解説が掲載された(真宗高田派本山・専修寺より)。先ず「四苦」とは生老病死のこと。「生苦」+「老苦」+「病苦」+「死苦」のこと。これを合わせて「四苦」という。

 

2015.2.10jinsei (1)

 

もう一つの「四苦」。「愛別離苦(あいべつりく)」+「怨憎会苦(おんぞうえく)」+「求不得苦(ぐふとっく)」+「五蘊盛苦(ごおんじょうく)」。この四つの「苦」を合わせて四苦八苦が完成する。宮川さんの資料には詳しい解説が添付され随分勉強になった。熟読すれば他人様に伝えることが出来る。原作は内海隆一郎著「親子連れから」。「広い心で相手を許せるか」という問い。宮川さんの半端でない努力に感謝。

 

 

「日本に詳しくなろう」➀-B

 ■本日の五七五

・風花に 襟立て急ぐ ジム帰り           実

・遅れ来た 寒気に梅見 歓喜待つ

 

・雪舞う日 頂く茶菓は 香ばしき          弘子

・豆は去り チョコとあられが 出番待つ

 

・春立つや 良きことあれと 手を合わす       勝子

・湯の花の 色々替えて 冬籠り

 

・松過ぎて 人ごみの中 老人吾は         嬰枯

・黒衣にて 極楽往生 寒鴉

 

・如何に解く イスラム国を 孔子さま       不純斎

・何処にいる 豆は撒いたが 福の神

・認知する 子供にあらず 物忘れ

 

・無辜の民 連鎖怯える 神の国           道章

・凶器持ち 卑劣極まる 目出し帽

・風花が 若芽にまとう 雪の舞

 

・また会えし 子に似た雛や 温かき        菊子

・クラス会 友の指輪の 大きさや

 

・西風を まともに受けし 髪乱る         スマ

・日溜まりで ススキ枕に 吾を待つ

 

午後のクラスの第一講は慣例で入川実さんに受け持ってもらった。選んだテーマは「自分を助ける人生の金言」。先ずテキストに従って金言の解説があった。「市中の山居」「克己復礼」「慎独」。他に自分が生き抜いてきた50年の金科玉条。「姿勢」「処世」「先憂後楽」など。意見交換では各々の生き様が語られた。厳しい時代を生き抜いた世代の言葉は厳しい

 

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初参加された増田美恵子さんは物怖じせず、毅然とした態度で溶け込んだ。少し難しいという感想だったが、すぐ仲間になれる。講座の雰囲気も変わりそうだ。本日は満席の賑わい。

 

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第15期人生講座「やさしい論語」12-A・B~平成27年1月27日(火)~

「やさしい論語」12-A

人生講座第15期のテーマは「安岡定子のやさしい論語」を選んだ。約60分にまとめられた10章句を安岡さんの解説を聞き、各章句を素読する。熟年者にはやや難解ではないかと心配したが、回を重ねるごとに知的好奇心の本能が目覚めのめりこんだ。学ぶ姿勢も真剣だったし、学びの発表も的を射ていた。もっと時間が欲しいほどだった。

 

2015.1.27jinsei (1)

 

本日のテーマは『よりよく生きるために』の10章句。心に残ったのは論語の最後の章句「孔子曰く、命を知らざれば、以て君子たること無きなり。礼を知らざれば、以て立つことなきなり。言を知らざれば、以て人を知ること無きなり」。「天命を知らなければ、君子たる資格がない。礼を知らなければ、世に立つことが出来ない。言葉を知らなければ、人を知ることが出来ない」と教えている。納得できる名言である。

 

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他に「人にして遠き慮り無ければ、必ず近き憂有り」「利によりて行えば、恨み多し」「朝に道を聞けば、夕に死すとも可なり」「人能く道を弘む。道、弘むるに非ず」など比較的馴染みのある章句が多かった。言うは易し、行うは難し、というが、繰り返し学ぶことにより、いつの間にか行いが改まることは多い。これから極上の人生が開けるのではないか。

 

2015.1.27jinsei (2)

 

講座の途中から小畑ヤスコさん(88)、辻光乃さん(80)の参加があった。その学びの真摯な姿勢は若者たち(60代)の憧れの的になった。高齢化社会は避けることはできないが、超元気な高齢者の存在は地域を限りなく活性化させる。講座は12回のロングランだったが、各クラスのリーダーを務めた宮川洋太郎さん、入川実さんの功績は大きかった。感謝!

 

「やさしい論語」12-B

■本日の五七五

・時雨あと 葉先の真珠 陽に光る         菊子

・世界の目 金のなる木が ジパング

 

・春の雨 大粒の雨 今朝の雨           弘子

・蝋梅の 香り嬉しや 散歩道

 

・寒の餅 揚げ物にされ 胃袋へ          勝子

・春隣 目力強く 内祝い

 

・仁や恕を 学びて難し 睦月過ぐ          実

・仁と義を 読み違えたり 健さんと

 

・平和です 歳の差モラハラ 離婚です       不純斎

・大寒で ビールやめたが 酒が呼ぶ

・来場所は 大白鵬と 四股名変え

 

・氷雨 濡れる残花 春を待つ            道章

・日溜まりに 妻の散髪 愛を知る

 

・病室で 息も絶え絶え 雪を見る          伸雄

・意地を張り とんどに倒れ 足立たず

 

2015.1.27jinsei (4)  2015.1.27jinsei (6) 2015.1.27jinsei (5)

 

「安岡定子のやさしい論語」が終章。あっという間に6ヶ月、12章をしっかり学んだ。少し難解ではと心配したが、全員から合格点をもらいホッとする。それにしても学びは偉大である。知的好奇心の充足は人の心や行き方を豊かにする。

 

第15期人生講座「やさしい論語」11-A・B~平成27年1月13日(火)~

「やさしい論語」11-A

12月の第四火曜日は「天皇誕生日」で講座はお休みになった。中四週間の空白は長いようだが、つながりが深くなったせいか、疎遠な雰囲気はない。特に人生講座のメンバーには竹の子学園のサポーターを多く務めてもらっており、より親近感が深い。午前のクラスの松本さん、椋田さん、米澤さんは一昨日もとんど祭りで大奮闘してもらった。感謝!感謝!

 

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論語講座も終盤に近くなった。余すところ二回である。今日から「フォーラム」読者の辻光乃さんが初参加。傘寿と自称されるがどうしてどうして意気軒昴として頼もしい。今回のテーマは『理想に向かって生きる』。論語の解説を聞いても理想は難しいようだが、要は心の有り様であり誰でも孔子の考え方に沿って生きることは難しくない。心の持ちようだ。

 

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今回の章句には考えさせられるものが多かった。『君子は和して同せず、小人は同じて和せず』『君子は諸を己に求む。小人は諸を人に求む』『君子は義に喩り、小人は利に悟る』『その身正しければ令せずして行われ、その身正しからざれば令すといえども従わず』など教わりながら、果たして我が身はと考え込んでしまった。要するにどちらもあるのだ。

 

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何はともあれ理想の生き方を知り、とりあえずその方向に爪先を向けておけば何とかなると気軽に考えればいい。あまり難しく考えないでともかく真っ直ぐ生きる、そうすれば道は開けると孔子は考えている。小さく分類すると我が生き方も結構まっとうで恥ずべき生き方はしていないと受け止めた。なんとかなるさ、あすもあさってもある。来世もある。

 

 

 

「やさしい論語」11-B

 

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■本日の五七五

・粉雪舞う 名残の一葉 とこえやら        菊子

・もし神が いるなら助けて イスラム国

 

・掛け軸に 赤富士拝む 初日の出        スマコ

・冬星座 地にも宝石 霜光り

 

・おせち漬け 今日は七草 胃も軽く        弘子

・成人の 決意を語る 顔まぶし

 

・電線や 大雪背負い 弓なりに          勝子

・若者の 年酒交わす 慣れし所作

 

・初春の 昇る火柱 幸祈り             実

・届ききた 賀状の文に 変わりなく

・歯がいたむ 餅は食えぬが 酒は別       不純斎

・お賽銭 チャリンコトンの 音ばかり

・おみくじの お告げの言葉 はや忘れ

 

・雪の正月 食うては寝る 食い飽きた       道章

・黒田復帰 役者が揃い カープ勝つ

・紅白の 伝説消えて ゆめ消える

 

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■本日は小畑スマコさんが午後のクラスに出席くださった。私が欠席と聞くと寂しいといってくださった。ありがたいことである。次回も参加して下さると約束を頂いた。楽しみである。

 

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第15期人生講座「やさしい論語」10-A・B~平成26年12月9日(火)~

「やさしい論語」10-A

第10講座のメインテーマは『家族を愛する心、人を育てる力』。全体で10の章句で構成されている。本日は田畑さんが山登りでお休み。前回、同じく山登りで休んだ椋田さんは元気な姿を見せた。本日の章句では〝孟武伯、孝を問う。子曰く、父母はただその疾を之れ憂う〟。父母は何よりも子供の病気ことばかり心配する。親孝行とは健康でいることだ。

 

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もう一つ〝子曰く、君子は人の美を成し、人の悪を成さず〟。「君子は人のよいところを褒めてさらに伸びるように導き、欠点があればその欠点がそれ以上に悪くならないよう教え導く。小人は君子とは逆のことをしてしまう」。「美を成す」とは、人の美、つまりよいところを完成させる、という意味。一方「悪を成さず」とは人の欠点を暴いたり非難しない。

 

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それ以上わるくならないようにそっと直してあげる。確かにその通りだが大方の人間はそこまで心が豊かでない。人の長所を見れば妬んだり意地悪をする。そして欠点を指摘し非難する。人は自分に限りなく甘く、人には厳しく当たる。孔子はさりげなく人間の弱さを指摘して導いている。この二つの章句に関心が集まり、それぞれ意見を交換し有意義だった。

 

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私たちは夫婦、親子、兄弟といった家族、それに師弟や友人など、様々な人間関係の中で生きている。家族だから分かり合えることもあれば、反発しあうときもある。人を教育するにも、うまくいくことばかりではない。しかし、本物の愛情があれば、人間関係は育っていく。孔子は「家族愛」「師弟愛」どう語っているか。感銘の章句がずらり並んでいた。

 

「やさしい論語」10-B

〝子曰わく、父母の年は、知らざる可からざるなり。一は則ち以て喜び、一は則ち以て懼れる〟。「父母の年齢を忘れてはならない。一方で元気で長生きしていることを喜び、一方で先の短いことを心配する」。この章句を読んで泣けたという人もいるが、若い人にとっては自分の親が歳を重ねることを実感できず、この章句の深さが理解できないという。いつかは別れがやってくる。親に敬意を忘れず、逆らわない。

 

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本日のお楽しみ五七五

・ありのまま 生きるとするか 小春空       嬰枯

・音読の 子の声忙し 冬浅し

・忘年会 幹事やらされ 楽しめず         弘子

・冬将軍 雪を引き連れ 攻めてきた

・落ち葉踏む 幼き子の靴 真白き         菊子

・ありがたや 美しきなり 我がホルモン

・西空に 浮かぶ望月 凍てる朝          実

・大雪に 南の三好も 雪深く

・るんるんと 落ち葉踏み踏み 教室へ       スマコ

・木枯らしの 音からからと 坂の道        勝子

・枯葉にも 個々のアートの 面白さ    

・与野党の 均衡願うも 描いた餅         不純斎

・負け戦 届かぬ札を 入れまする        

・各党の どこが違うか クイズなみ        勝子

・仁義なき 文太旅立つ デコトラで        道章

・優子女史 禊の選挙 師と走る        

第15期人生講座「やさしい論語」9-A・B~平成26年11月25日(火)~

「やさしい論語」9-A

やさしい論語、本日のメインテーマは『よき友は一生の宝』。人生の大半を高度経済成長の真ん中を走ってきた人は、定年になってあらためてこれから歩む道を想うとき特別の感慨を持つらしい。論語の素朴な味わいに魅せられていく。お互いを大切に思い、尊敬し合える友がいることは人生の醍醐味。充実した人生によき友は欠かせない。必ず幸せが訪れる。

 

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本日はレギュラーの椋田さん、今野さんが旅に出て不参加。宮川さんの相手がいなくては毒舌も振るえず、珍しく紳士的なスタートになった。本日は9章句の紹介だったが、学びが集中したのが『徳は孤ならず、必ず隣有り』。善を積む人生を過ごしたいとそれぞれにメッセージ。論語を学ぶことにより人生は大きく変わりそうだ。しかも幸せ方面に向かって。

 

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『益者三友、損者三友、「直き」を友とし、「諒」を友とし、「多聞」を友とするは益なり。便辟を友とし、善柔を友とし、便佞を友とするは損なり』。「直き」=「正直」、「諒」=「誠実」、「多聞=「知識が豊富で博学であること」。「便辟」=「体裁を気にし正直でない」、「善柔」=「顔つきはニコニコだが誠実でない」、「便佞」=「言葉は柔らかいが心がこもっていない」。

 

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『子曰く、道同じからざれば、相為に謀らず』。同じ価値観を持つ人にはなかなか出会えないと嘆き節もあったが、願っていれば必ず出会えるという一幕も。人生講座そのものが、友であり人生の宝になりつつあるという嬉しい意見もあった。いい雰囲気になって遠慮なく発言できる雰囲気は悪くない。ゆっくりと少しずつ進めたい。水先案内人の務めである。

 

「やさしい論語」9-B

「よき友は、一生の宝」。巧言令色の限りを尽くして結婚したが、今となれば妻は一生の宝である。歳を重ねればみんな仏様になるのか。おこがましいけど講座の一期一会はよき友であり、一生の宝だ。それぞれの人生を振り返りながら万感溢れるメッセージが続く。心に残る「子曰く 徳は孤ならず必ず隣有り」。この章句に熱い思いが集中した。論語に感謝。

 

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「子曰く。徳有る者は必ず言あり。言有る者は必ずしも徳有らず。仁者は必ず勇有り。勇者は必ずしも仁有らず」。人柄が良い人は良いことをする。良いことをする人が良い人とは限らない。ここのポイントは大切で、時として見誤ることが多い。論語の章句は機微に触れながら大切なことを教えてくれる。そこに多くの共感が得られるのだろう。本日は9章句。

 

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お楽しみ五七五

・なぜ解散 民意は既に 蚊帳の外       ようじ

・番外地 黄色いハンカチ 永久に生き

・バツイチで ダル組み伏せた プロレスラー  たかの

・大義ない 解散戸惑う 有権者

・もみじ道 縫って走る バスの旅       かつこ

・ショール掛け 背中丸めて 小走りに

・仰ぎ見る 皇帝ダリア 名に負けぬ      ひろこ

・山寺へ 善男善女 紅葉狩り

・独り居の 兄の遺品に 母の文        きくこ

・チン開けりゃ 遠き先客 座しており

・ふるもみじ 侘び寂び伝え いまもなお    みのる

・秋の暮 強者の声 武家小路

第15期人生講座「やさしい論語」8-A・B~平成26年11月11日(火)~

「やさしい論語」8-A

Aクラスは相変わらずの満席。本日の論語は「苦しい時に」をテーマとして学ぶ。私たち人生にはさまざまな辛いことが起こり、時には一人では乗り越えられないこともある。そんなとき寄り添う人がいたり、あるいは心慰めてくれる言葉があれば、少しは救われる。「論語」の中にも困難な時の支えになる言葉がたくさんある。本日の9章句はそのまとめ。

 

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全員の感想が集中したのが「子曰く、人の己を知らざるを患え、人を知らざるを患うるなり」。「人が自分の実力を認めてくれないなどというのは、心配する事ではない。自分が人を見る目を持っていないことのほうが心配だ」。不遇なときが続くと人を恨んだり世の中のせいにする。周りを冷静に見る目が必要だと教える。前向きにどう生きるか教えている。

 

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「子曰わく、譬えば山を為るが如し。未だ一簣を覆すと雖も、進むは吾が往くなり」。どんなに悩んだところで一歩を踏み出さないと何もできないという教え。後一歩も同じ。最初の一歩と仕上げの一歩の大切さを説く。なにか始めたらさいごまでやり通すこと。何かやりたいことが芽生えたとき、最初の一歩を踏み出すことが肝心だと教える。

 

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章句⑧の「子曰く 苟しくも仁に志せば 悪むことなきなり」。仁を心の真ん中に置いておけば、そんなに困ったことにはならないという教え。自分が心穏やかなときは仁が発揮しやすいが、自分が不遇なとは発揮しにくい。孔子が求める仁は、たとえ自分がどんな状況にあっても、優しさを変わらず発揮できる心を言う。なかなか難しいものだ。

 

「やさしい論語」8-B

本日は米寿のOさん、チャキチャキ娘のKさん、俳人のSさんがお休み。やや寂しい講座だった。体調不良、定期検診、孫のお守りなど。章句①から、肝心なことは誤解される、理解されない。口では勝てないなど赤裸々な家庭のやり取りが告白される。章句⑦から、苦難にあっても天を恨まず、人を咎めず、と思うけれども、われを知るものそれは天かに…。

 

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章句⑦から、これまで三日坊主だったが、論語の勉強は続けたい(Yさん)。ともかく勉強は続ける(Тさん)。仕事では負けないが、どうしても口では女房に負ける(ТAさん)。つい大きな声をした喧嘩に。自分が認められないのは自分の努力が足りないと反省。私利私欲なく他人様のお役に立ちたい、健康は力なり、健康第一で過ごすなど、殊勝な言葉が並ぶ。

 

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■楽しみ五七五(高野さんパス)

  • 石蕗の 咲く庭眺め 秋深く           みのる
  • 湯巡りと 紅葉を愛でる 美作路
  • 赤サンゴ 動物なのに 逃げもせず        ようじ
  • 密漁は 他国であれば 即逮捕
  • 再稼働 廃炉進める 国もあり
  • 一人鍋 好きな物だけ 入れて食べ        ひろこ
  • 広島菜 寒さが隠し 味という
  • 秋の夜は 床より眺む 満月よ          かつこ
  • 過疎の里 鈴なりの柿 ひっそりと
  • しとしとの 雨が綾なす 秋風情         のぷお
  • 小波に 揺れて川面の 陽が光る

第15期人生講座「やさしい論語」7-A・B~平成26年10月28日(火)~

「やさしい論語」7-A

満席の盛況だったが宮川さんの巧みなリードで、時間内に全員が学びの感想を述べることが出来た。第七回の論語講座のテーマは「自分を省みる」。自分を省みるというと反省、自省、内省などの言葉が思い浮かぶが、いずれも自分の言動について改めて振り返り、間違いはなかったか、適切だったか、を考えること。時には自分を省みることか辛いときもある。

 

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自らの日々を省みながらこの章句『過ちを改めざる、これを過ちという』に感想が集中した。お互いに高齢者の仲間入りをしているが、夫婦生活の機微に触れて考えさせられることが多かった。孔子は「犯した過ちをそのままにして改めないことが、ほんとうの過ちだ」と説く。失敗したり間違えたとき、そのあとの行動が肝心だ。誤魔化し、放置してはいないか。

 

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似た章句で『過てば則ち改むるに憚ること勿れ』がある。間違いに気づいたら、誰に憚ることなく改める。自分に誠実であれば難しいことではない。そこに『仁』があればこそ自分の行いに責任が持てる。ただ「言うは易く、行うは難し」はお互いに経験が有るところ。国会議員によく見られることだが、自分の言葉に対する責任感が希薄な世の中。嘆かわしい。

 

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他に『孔子曰く、君子に三畏あり。天命を畏れ、大人を畏れ、聖人の言を畏る。小人は天命を知らずして畏れず、大人に狎れ、聖人の言を侮る』や『吾日に我が身を三省す。人の為に謀りりて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか、習わざるを伝るか』などは馴染みがあり、活発な意見交換があった。学んで行うことの難しさを知った。それも意味がある。

 

 

「やさしい論語」7-B

前回の論語講座は米寿女子の参加で大賑わいだったが、一転今回は葬式、法事、急病、披露で半減した。やや寂しい講座であったが、のんびりの勉強になった。本日の論語テーマは「自分を省みる」。例によって安岡定子先生の講義からスタート。一章句は『子曰く 過ちて改めざる 是を過という』講義後の感想ではこの短い章句に集中。素直さが明らかに。

 

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『子曰く 躬自ら厚くして 薄く人を責むれば 則ち怨に 遠ざかる』。米今さんの家庭生活円満のモットーと披瀝。自分に厳しくして、人を責めることが緩やかであれば、人に怨まれることはないという意。孔子は道義が行われない社会の中で、人のあるべき姿を説くのだから、きっと苦労が多かったに違いない。現代の社会に通じることばかり論語は説く。

 

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■お楽しみ「五七五」(12句)

 秋祭り 名ばかりの神輿 練り歩く       かつこ

 息止めて 足音ころし イナゴ捕り

 夢拾い ゴミ多き地区に 拍手あり       きくこ

 隣国へ 幸運求め 珊瑚盗り

 夢拾い 美味しご褒美 握り飯         たかの

 絶妙の 味加減よし 野菜鍋

 ああ愛し 女宰相 夢の夢

 あら捜し 法案審議 いつやるの        ようじ

 政治家も 論語塾へ 是非どうぞ

 国産で 野球もはや 成り立たず

 薄曇り 善意の集い 秋の声          のぶお

 ごみのない 朝の爽やか 秋匂う

第15期人生講座「やさしい論語」6-A・B~平成26年10月14日(火)~

「やさしい論語」6-A

本日のやさしい論語のテーマは「おもいやりの心を育む」。本日はメンバーの今野さんが腰痛、椋田さんは別のグループのツアー、異なる理由でそれぞれお休み。講座を盛り上げる二人の欠席に寂しさを感じる。本日は比較的お馴染みの章句が多く、それだけでリラックス感がある。ポイントは「仁」と「恕」。安岡さんのお話はメリハリがあって楽しい。

 

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第一の章句は「師曰わく、巧言令色、鮮なし仁」。「心にもないお世辞を言ったり、うわべだけの愛想笑いをする人は、ほんとうの思いやりの心に欠けている」。「巧言」とはお世辞、「令色」は作り笑顔。心にぐさりと来るのは、お互いに巧言令色の世界に生きているから。安岡さんの分かりやすい解説を聞きながら「そうだよな、恥ずかしいな」と反省の声。

 

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「師曰わく、剛毅朴訥、仁に近し」。意志が強くて行動力はあるが、口下手で飾り気のない人は仁者に近い」。やるべきことをきちんとやる人、周りに影響されることなく、正しいことを黙々とやり通す人には魅力を感じる。孔子はいろいろな章句で「口で言うよりもまず正しい行いが出来る」ことが大事と強調している。つまり「言行一致」を強く求めている。

 

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孔子の一生を貫いた生き方は「忠恕」。「忠」は誠実さ、「恕」は思いやり。思いやりとは自分の心と同じように人の心をおしはかり大事にするという意味。「仁」も思いやりの気持ちのことだが、「恕」はより具体的に表したもの。表現は平易で分かりやすいが、実践になるとまた別だ。誠実さや思いやりにあふれた人が多い世の中になれば暮らしやすくなる。

 

 

「やさしい論語」6-B

本日のやさしい論語のテーマは「おもいやりの心を育む」。身近に実感できる章句が多く己の生き方に対する反省のことばが次々飛び出した。「師曰わく、それ恕か。己の欲せざる所、人に施すこと勿れ」に集中した。本日、米寿女子は友を伴い参加。おかげで久々の満席となった。生活体験からくる自省・自戒の言葉は聞く人の心を打つ。ささやかな学びだが、明日は爽やかに目覚めになるに違いない。美しきかな。

 

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■お楽しみ「五七五」(18句)

 体育日 野分と駆けっこ 孫帰京        みのる

 七草と 言えども見えず 藤袴

 いろはにほ ほっと一息 夏の月        えいこ

 月の夜の 少年の背(せな) 父に似て

 秋夜長 「はだしのゲン」に 教えられ     きくこ

 さあ帰ろう 荷物おいたか インチヨン

 憲法の マドンナ未練 残し逝く        たかの

 女です 逢瀬もします 大統領

 鼻つまみ 効き目信じて 飲むサプリ      ひろこ

 噴火まで 日本列島 痛めつけ

 糸瓜の実 大き葉まとい 隠れおり       かつこ

 秋桜 かすかに揺れる 風の道

 明日あると 思うよりわれ 今生きる      よしこ

 秋尽くし ディナーの締めは さつまいも

 新たなる 学びしんどい 昼下がり       すまこ

 秋空を 掃きたるように うすき雲

 まだ若い 無念が残る ハルキスト       ようじ

 演歌聞き 昼酒飲むか 妻は留守

第15期人生講座「やさしい論語」5-A・B~平成26年9月30日(火)~

「やさしい論語」5-A

タイトルは「安岡定子のやさしい論語」だが、それは語りの安岡さんの声だけで内容はなかなか難解だ。本日は「学ぶことは楽しい」。リーダーの宮川さんはいじめ相手の今野さんが欠席のためやや寂しそう。元気者の松本さんも残念ながら姿が見えず。本日は章句が十章といつもより多く、時間も七分ほど長めだった。第二回の重複も一章句あった。

 

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拝聴後の感想発表で多くの人が取り上げたのが、『子曰く、之を知る者は、これを好むものに如かず。これを好むものは、之を楽しむものに如かず』。物事を究めていく三段階のキーワード、①知る、②好む、③楽しむ。之というのは学問や道を指す。仕事も同じで好きになって楽しむ心境に至ればいいが、その境地は経験から至難だとの意見が大半だった。

 

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次いで『子曰く、由、汝に之を知るを訓えんか。之を知るを之を知ると為し、知らざるを知らずと為す。之知るなり』。この章句では「知る」と「知らない」の区別をしっかりできるのが、ほんとうの「知る」だと訓えている。知ったかぶりをするとそこで進歩が止まる。知らないことは何なのか? それが分かったら、次は知る楽しさが待っていると訓える。

 

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話を聞いているとなるほどと納得し、素読をするといくらか分かった気分になる。素読のときは出来ればテキストを見ないで講師のリードに従うのがよい。講義が終わると宮川リーダーは巧みに全員から感想を述べさせて締め括る。このあたりの進め方は亀の甲より年の功か。岡元塾頭から、ショールームツアー、夢拾いウォーク、生涯学習ツアーの案内あり。

 

 

「やさしい論語」5-B

お洒落な米寿媼が欠席された。先日堅い約束をしたが、もしかしたら失念? 『子曰く、憤せずんば啓せず。悱せずんば発せず。一隅をあげて三隅を以て反らざれば、即ち復せざるなり』に関心が高かった。最近の若者たちの学びに対する姿勢に批判が多い。スマホの悪影響もあり、文明の力に毒されつつある現状を憂い、危惧する意見が多し。真摯に学んで。

 

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いまのままでは「読み、書き、そろばん、考える、話す」ができる若者がいなくなる。文明に過度に依存すると、人間の持っている能力が次々失われる。スマホを活用すれば考えることが減ってくる。便利で使えるのは悪くないが、それだけでいいのかと憂う。論語は現代の問題点も厳しく指摘してくれる。お互い熟年者ではあるが、学び合いは必ず役に立つ。

 

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■お楽しみ「五七五」

 ザンバラに 古参力士が 蹴散らされ      ようじ

 腰痛を 耐えて洗車 雨が降り

 秋日和 懐古の道を 踏みしめる        かつこ

 百日紅 こぼるる花の 独居庵

 土石流 巨大な鳥の 爪のあと         きくこ

 老い支度(終活や) 若き写しよ さようなら

 御嶽山 噴く災害が 西東           たかの

 金木犀 香り熱燗の 季節くる

 また一人 蒼きマンモス 相撲界        ひろこ

 大根の 間引き菜和え 一品に

 夕暮れの 三日月おぼろ 秋深く        みのる

 眉月や 十三夜へと 急ぎ足

第15期人生講座「やさしい論語」4-A・B~平成26年9月9日(火)~

「やさしい論語」4-A

女性は職場の花などと言ったら新女性大臣に叱られそうだが、やはり人生講座も女性のメンバーがいないと色褪せる。70歳を超えては花にはなるまいと辛口のAさんは仰るが、向かい側に女性のメンバーが座ると、皺の多い顔も表情が柔らかくなる。前回は米沢さんと田原さんが欠席、男性ばかりの講座は火が消えたよう。中身も盛り上がらなかった。

 

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ところが本日は松本さんも参加、フルメンバーの8名でスタートした。第4講は「やさしい論語・生まれながらのよい心」。有名な「吾十有五にして学に志し…」から入る。安岡講師の顔は見えないが、やさしい声だから集中して聞くことが出来る。メンバーは全員が「耳順」と「従心」の年代だが、果たして孔子先生の求められる人生を過ごしてきたか。

 

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果たして「心のままに行動しても社会規範を超えない」日々を送っているか。リーダーの宮川講師に訊ねられ、米沢さんは「自己主張は衰えない。耳従とは程遠い」そうな。本日の素読は8章句だが、松本さんは目を瞑り指で拍子を取りながら素読に参加。何回素読をしても覚えきれないとこぼしていた。頭が衰えたのではなく、読み込みが足りないだけ?

 

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浜本さんは「視る」「観る」「察る」の考え方に感動。今野さんは「志学」、田畑さんは「耳順」、椋田さんは「知・仁・勇」、米沢さんは「教え有りて…」、田原さんは「習、相遠き…」についてそれぞれ人生を語る。全員が語り終えたところでタイムオーバー。リーダーの宮川さんの全員参加テクニックは素晴らしい。自分は語らずにまとめあげた。さすが! 拍手。

 

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「やさしい論語」4-B

レギュラーの佐藤さんは母親の介護、瀬崎さんは孫の子守で欠席。新しく小畑スマ子さん(89歳)がメンバーに参加された。稀有のことだが五体満足の米寿は珍しい。熱心にメモを取られる姿に感銘を受けた。参加する以上、何処までも前向き。その姿を若い社員に見せてやりたい。講義を聞き、素読を楽しんだ後、最初の章句からの学びを述べた。

 

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「志学」、「而立」、「不惑」、「知命」、「耳順」、「従心」について年齢には拘らずに学んだことを述べ意見交換した。本日の講義はやや長く時間が足りず、やや物足りなかったかもしれない。日々大きな声で笑うことがない。講座で語り合うと気分が和みすっきりすると好評。論語を学ぶと言えば堅いイメージを受けるが、気分は品がよくざっくばらんで楽しい。

 

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◆五七五の世界

・スーパーで 隣はリッチ 生秋刀魚      ようじ

・気にしない 抜かれても平気 軽にして

・鈴虫の 冷気振るわす 澄んだ声       かつこ

・秋高し 山肌のキズ 心キズ

・満月や 災いびとに 幸あらん        きくこ

・ボランティア 若き額に 光る汗

・露下(くだ)り 二度目の努め 秋のナス   みのる

・秋来たり ススキ名月 朝の露

・悲しみと 不安を残し 夏が逝く       ひろこ

・あかね飛ぶ 家の畑も 秋支度

・初完封 称賛の拍手 鳴り止まず       たかの

・スパームン 家人とふたり 仰ぎ見る

第15期人生講座「やさしい論語」3-A・B~平成26年8月26日(火)~

「やさしい論語」3-A

第15期の人生講座に「やさしい論語」を選んだとき真っ先に顔が見えたのは、午前のクラスの宮川さん、午後のクラスの入川さん。熟年者に論語の楽しさを味わってもらうには、すぐれた解説者の存在が不可欠だ。幸いリーダー役を引き受けていただき、講座の内容を盛り上げてもらっている。第3回は「心豊かな生き方」。安岡先生の講演は快調。

 

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第2回のQ&Aから「賢れる」と「愈れる」の解釈について米沢さんから質問が出されていたが、宮川さんが分かりやすい解説を私見として用意された。あいにく米沢さんは近親者の不幸のため欠席、次回のお楽しみとなる。「益者三楽、損者三楽」についてユーモアのあるやり取りがなされた。「有益な楽しみ、損になる楽しみ」について其々の見解がある。

 

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「人生には有益な楽しみが三つある。礼にかなった行動をし、音楽で心を和ませる楽しみ、人を褒める楽しみ、聡明な友人が多い楽しみ。一方損になる楽しみも三つある。驕った態度でわがままを通すこと、遊びに耽ること、お酒に溺れること、これらはそんな楽しみだ」。楽しみのうちのトップに音楽が来るとは孔子先生らしい。論語の中に音楽は欠かせない。

 

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お盆前に東北地方で二週間もわがまま登山旅をした椋田さんは、「仁者は山を楽しむ、仁者は静かなり、仁者は寿し」とはイメージが異なるようだが、孔子先生の仰ることを素直に受け止めたい。本日は女性2名の面が欠席、講座としては初めて男性のみ。やはりなんだかんだ言っても、女性の存在は欠かせない。最後は宮川さんに締めてもらった。めでたし。

 

 

「やさしい論語」3-B

四書五経の編纂に孔子が相当深く関わっていることを知り、新たな論語の解釈に出会えたようだと入川さん。論語の勉強は単なるお遊びでは終われない、と安村さん。「子曰く、辞は達するのみ」の章句に意外にもが関心が高かった。「辞」とは「言葉」、「達」は「伝える」。伝え方が足りなかったと高野さん、高見さん、築城さん、反省の弁しきり。

 

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「子曰く 道に志し 徳に拠り 仁に依り 芸に遊ぶ」の章句に米今さんは心を惹かれる。「正しい道を身に付けるために、志を持ち、それによって得た徳を拠りどころとして、仁に寄り添い、その上で豊かな教養の世界に心遊ばせる。これこそが君子の姿だねえ」とは孔子の解説。誰しも人生の最後はそうありたいもの。ゆめゆめ濁流に呑み込まれないこと。

 

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■本日のお楽しみ「五七五」

・運もない 徳もないのに クジに凝り     ようじ

・誰が先 夏の定番 蝉しぐれ

・迷い箸 好物多し 夏御膳          かつこ

・秋出水 鋭き牙の 襲い来る

・友の姿 いつもの席に 今日はなく      ひろこ

・夏野菜 日照不足で 早仕舞い

・安佐北区 全国区なり TELが鳴る      きくこ

・束の間の 青空何も なかったよう

・雷鳴と 豪雨に晩夏 立ち竦む        みのる

・山肌に 残る爪痕 八・二〇(ハチニジュウ)

・版画展 一期一会の 兄の友         たかの

・命絶ち 闇に葬る 新細胞

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