生涯学習・プラスワンステージ

第24期「生涯学習・古代への道(117)」⑥~令和元年12月18日(水)

⑥アイヌ語は縄文語 13 シソヤ=ススメバチ

 

行く年に 「止まれ」と声を 夜の闇へ     

いよいよ年の瀬が迫ってきました。冬至も過ぎ、日差しは部屋の奥まで差し込み、日暮れは早く、夜明けは遅くなりました。

 古代(縄文)の人も年の暮れは忙しく感じていたのかな? と思いを巡らしてみると、私たちの祖父たちが新年を敬虔に向えていたことを思い起こします。

 正月前には正月を迎えるための注連縄を飾り、餅を搗き、正月用のご馳走をあつらえ、元朝には、闇の中を氏神さんに詣で、一年の無病息災、家内安全を祈っていました。

 その習慣も薄れ、正月元旦も一年三百六十五日のうちの一日に変化してしまいました。

 世界中の情報が瞬時に知れるようになっては、地域の文化の特性とか、言葉の特性も段々と薄れてきています。そして、この現象は、百年先は無理にしても、その先には世界的な規模での統一された習慣や言語に収斂されるのではないかと思われる程であります。

 

今月の講座の内容は下記のとおりです。

①かねてよりの懸案であった「シハス」(師走)が解読できました。文中にも書いていますが、私がアイヌ語(縄文語)を知らなかったならば、永遠に解くことが出来ませんでした。

 私が、アイヌ語(縄文語)は、日本語の宝庫だと言っていることが理解いただけると思います。

② アイヌ語(縄文語)で「シ」で始まる単語は、先月も相当数逐語解読しましたが、今月も「シハス」とよく似た「シハツ」を逐語解読しました。

 「シ」の音に「始」の漢字を当てたために私があれこれと説明をしなければ本当のことが分からなくなっている。これが日本語の実情です。

③この夏の北海道旅行中(八月九日)、札幌市厚別区にある北海道博物館に於いて「アイヌ語と日本語が同じ」であることについての話を北海道博物館学芸副館長で研究部部長兼アイヌ民族文化研究センター長でもある小川氏と会談した時、「シ」は特定の語しかつかないと言われたので、どんな語でも付くし、日本語の中にも同じような使用例が数多くあることを示しました。

 その語例として「2 シソヤ」と「6 シキナ」、「7 シルシキナ」を選び解読しました。

④ 「4」と「5」は、縄文の主食アマム(粟)と弥生の主食コマム(米)を、言葉の上から追及してみました。双方ともに日本語そのものであります。日本語をもっともっと多く、そして、もっともっと深く知りたい意欲が湧いてきます。

⑤「8 鍋と蓋」は、アイヌ語と日本語(縄文語)が全く同じ語であることを表しています。誰が読んでも「アイヌ語は日本語(縄文語)である」と思われるでしょう。

⑥ 「9 北海道の地名」は、枝幸町にある「ウスタイペ=千畳岩」を選びました。北海道の地名解読がいかに杜撰なものであるか。きっと驚かれるでしょう。このことはアイヌ語の解読レベルが低いことを如実に物語っています。表現すれば、「ウソの塊」であります。

シカプネカイロンネは、楽しんで読んでください。とくに「イロンネ」は、言葉の奥に縄文時代の生活があることを読み取ることが出来ます。