第26期「生涯学習・古代への道(125)」②~令和2年12月16日(水)
②アイヌ語は縄文語 21 キナカル=草刈る ムンチャ=草摘み
コロナくる 夢にも知らず 早一年(ひととせ) ただし
広島市もコロナの感染拡大が続き、十五日(火曜日)の朝、事務局と相談の結果、今月の講座は急遽取り止めとしました。
ほぼ六十五歳以上の人十人が、午前と午後、それぞれ約二時間会議室に集まり、講師の話を聞くのはコロナ感染の危険も高いと判断しました。
今月は、北海道大学アイヌ先住民族研究センター准教授の丹菊逸治氏が『日本大百科全書』でアイヌ語について説明されている、左記の1と2の文について誤りを指摘すると同時にアイヌ語の「カル」が日本語(縄文語)の「刈る」と同音同意であることを説明する予定でありました。
1 kina ku-kar=キナ ク カル→草を 私は 取る
2 ku-kina-kar=ク キナ カル→私は 草を 取る
また、アイヌ語(縄文語)の「ムンチャ」の「チャ」は、日本語で言えば、「摘む」であることから、日本語でも「ちゃ」は、「摘む」であることを証明しようと考えていました。
その他は、左記の目次のような内容を予定していました。
3 ヘカッタラ(ヘカチ)=へこたら 4 エポタラクル(医者)=たら(誑)
5 完全動詞=この世に存在しない
A シリピリカ=天気よい B メアン=寒さある
6 シンプイ=泉 7 ワッカ セセㇰ=水が熱い
8 イチェン(一円)=日本語の外来 9 コンカネとシロカネ=金と銀
10A ル=岩→塊 10B ル=岩→道
どうぞよい年をお迎えください。