生涯学習・プラスワンステージ

第22期「生涯学習・古代への道(103)」④~平成30年9月19日(水)

「古代への道(103)」④アイヌ語はない 5 シタウオセ

モコリリ(蝸牛)とモッコリ

語呂合わせで探すアイヌ語と日本語とでも言おうか。面白いのをもう一つ示してみる。

 「トンコリ」の「コリ」の音でちょっこり・にっこり・ほっこりの語の外に「モッコリ」が気になった。「モッコリ」は、「丸くて膨らんだ物」を思い起こす。「モッコリ」は、『広辞苑』によると、丸みを帯びて盛り上がっているさま」とある。

 では、これがアイヌ語になると、どうなるであろうか。「モコリリ」になる。では、「モコリリ」とは何か。答えは、「カタツムリ」である。

 普通だと「カタツムリ」の「モコリリ」をわかり易く説明するために「モコリリ」を逐語解読するのであるが、これが難しい。

 難しい理由は、「モコリリ」が「モッコリ」+「キリ」(虫=足)であるからだ。

 つまり、「モッコリキリ」(Mokkorikiri)なのであるが、この表音には、「k」の音が短い中にたくさんあるので、赤字で示した「k」と「ki」の音が脱落して、「モコリリ」になっているからである。

 北海道ではアイヌ語を日常使用しないまでも長い人生で研究してきた数多くの人と出会うことが来た。

 私は古事記を研究する過程からアイヌ語に首を突っ込んでなかなか抜け出せない状態が続いているが、ここ三年近く必死に取り組んで来たので、何らかの結論が出るまで頑張ってみようかと考えている。

 アイヌ語は、日本歴史で縄文時代と言われているときに全盛を誇り、その後、弥生人と言われる人混血を重ね、日本人という民族を形成してきた人々である。

 いま、東北と北海道で縄文遺跡を世界遺産に登録しようという運動が起きている。私がこれまで調べて来たアイヌ語は、まごうことなく縄文語が純血を保ったままで現代まで生き延びたものである。これを世界遺産と言わずに何を外に世界遺産に登録するものがあるだろうか。

 アイヌ語を学んでいる人に告ぐ。一日も早く目覚め、縄文語しての研究の道を進んでほしい。