生涯学習・プラスワンステージ

第23期「生涯学習・古代への道(110)」⑤~平成31年4月17日(水)

⑤アイヌ語は縄文語 6 アイヌラックル

 

先日何気なく「北海道庁・アイヌ語」と入力してインターネットを見ると、「環境生活部アイヌ政策推進局アイヌ政策課」が出てきた。そこに「ご存知ですか?」と題して「アイヌ語の成り立ち」を書いた文が掲載されている。随分と大胆な意見で、どこの誰の説を踏襲しているのか聞きたい欲求に駆られている。

 まずは、その大胆(語を変えれば無防備)の説を左記に示すことにする。

◆北海道庁環境生活部アイヌ政策推進局アイヌ政策課=アイヌ語と日本語がもとは同じ言葉だったという人もいます。しかし、今のところ正しいアイヌ語の知識と研究方法に基づいて、十分な根拠を示している説はありません。「カムイ」と「神」のように似た言葉も多少ありますが、それらは借用語かもしれません。

 「『カムイ』と『神』のように似た言葉も多少あります」に至っては、この文を書いた人の歴史や言語に対する認識は相当に低級である。では、「カム」を『広辞苑』でみてみよう。

◆広辞苑=「かみ」の古形。

語例もいっぱいある。→かむかぜ(神風)・かむさぶ(神さぶ)・かむさる(神去る)等々

 アイヌ語は、日本語と違うという人は、日本語をよく調べてから言ってください。