住まいの物語

住まいの物語⑬「茶の間のはなし」  平成26年1月18日(土)

⑬「茶の間のはなし」

住まいの物語はオールド女学生に囲まれ、賑やかに13回を迎えた。月橋さんは足が立たないと欠席、心配。1月は恒例の新年の抱負。人生講座のメンバーは二度目になるが、それぞれ明るい話題に終始する。いくら見栄を張ったとしても年齢には勝てないが、それでも生き方によっては張りが違う。講座に参加して性根のある日々を過ごして欲しい。

 

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住まいの物語は12回を予定していたが、小粋なギャラリーの人気で延長になった。この後「仏壇のはなし」「縁側のはなし」を予定している。本日のテキストは、①茶の間の風景、②茶の間の機能、③一家団欒という考え方、④住宅史の中の茶の間、⑤茶の間が消えた理由、⑥茶の間と共に失われたもの、6章にまとめた。独り暮らしには無縁か?

 

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サザエさんの住まい、寅さんの住まいなどが、日本特有の住まい、住まい方と考えているが、仕事をしていても現実にはそのような佇まいには出会えない。一家の大黒柱は男という価値観が失われて家族のあり方が変わった。もはや設計図に茶の間の文字はない。主の象徴でもあった書斎や応接間も呼称が消えて久しい。家族の関係も変わった。

 

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家族は社会という共同体の一つの単位であるが、社会―家族―個人の本質的な秩序が居間中心の住まいで混乱してきた。家族の関係は上下の縦線でそれなりに維持されてきたが、住まいの洋風化により失われてしまった。住まいの間取りが「一家団欒」の復権に大きく貢献していると思うが、致命傷は家族の単位の変化が小さくなったことによる。