住まいの物語

住まいの物語⑭「仏壇のはなし」  平成26年2月15日(土)

⑭「仏壇のはなし」

相変わらず寒い風が吹いているが、熟年の皆さんは元気に溢れている。講座が楽しくて仕方がないみたい。早い人は定刻の30分も前に来場される。「住まいの物語」も本日は14回目になる。テーマは「仏壇のはなし」。テキストは①住生活と神仏、②わが家の仏壇、産仏壇の主人公・仏様の歴史、④浄土真宗・安芸門徒、⑤今日的仏壇へと続く。

 

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予想したことであるが敬虔な仏教信者は一人もいない。しかし生活習慣なのか仏壇に手を合わせ、神棚に二拍することには何の抵抗もない。これらの行いは日本人の文化の一つとして、深く生活の中に入り込んでいる。大半の意見が仏壇には〝感謝〟、神棚には〝お願い〟と対象をきちんと弁えている。大抵の場合、習慣として生活の中に生きる。

 

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特に理由はないが神仏の前で手を合わせることが、日々の暮らしで心の安寧に役立っている。昨今の住宅事情は仏壇の居場所を許さなくなっている。仏壇の前で手を合わせることで感謝の念が生まれ、家庭生活の安らぎが与えられるとしたら、仏壇のない暮らしが殺伐とするのではないか。なぜ神仏がこれほどまでに、暮らしに溶け込んでいるのか。

 

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手を合わせる対象は仏ではないことに気づく。主人公はまぎれもなく祖先の位牌である。仏壇は身近な祖先との田和の場になる。愚痴などのやり切れなさも聞いてもらうと言う。生活の中の内面的なコミュニケーションの場であるなら、仏壇は思索の場所であり、記憶との対話の磁場でもある。仏壇や神棚はそれぞれ役割が違うことが興味深い。

 

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