平成22年11月13日(No5077)  押し寄せる過疎の大波

押し寄せる過疎の大波

昭和50年代に開発された大型団地が、押し寄せる過疎化の大波に悲鳴を上げている。大型増改築ブームの恩恵に浴したときから、あっという間に20年が過ぎた。当時、元気いっぱいだったお客様も後期高齢者になられた。独り暮らしや夫婦だけのお客様も急増中。現場巡回やポストイン活動のとき、更地にした宅地や「売り家」の看板が増えつつある。

 

お国も目の前の蝿を追い払うのに精いっぱいで、元ニュータウンに関心を持つ暇もないようだ。頼りにしている区役所も事情は同じだろう。一零細企業の出来ることは限られているが、地域の活性化と困りごと解消の義務はあろう。商売にならないからとソッポを向いては、天から与えられた定めを果たせない。工事が終わってサヨナラでは申し訳ない。

 

11月21日にふるさとで「第7回・秋の感謝祭」に顧客をお招きする。自然に包まれると元気が出る。集落も賑やかになる。都市と農村の新たな絆も生まれよう。マルコシ農園での収穫体験、新鮮野菜の百円市、工夫を凝らした催しや素朴なお昼ご飯、全社員・職人による心のもてなし…。過疎化の波には逆らえないが、ひとときの癒しは提供できるだろう。

 

地域の清掃活動、役に立つ情報の提供、住まいの不具合の改善、産地直送の新鮮な食材斡旋、元気の出る講座の開催など、地域にとって頼りがいのある企業になりたいと実践しているが、「日暮れてなお道遠し」の感は否めない。行政は能書きをのたまうが、ムダが多すぎてさして役に立たない。残る方法は地域の自主・自立の心構えを養うことに尽きる。

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