平成22年11月6日(No5070)  ほんとうに就職難なのか

ほんとうに就職難なのか

地元の経済週刊紙によると広島県中小企業家同友会の求人活動が好評らしい。何といっても一年間の参加費が15万円と格安。この価格で求人誌に掲載され、年6回の合同企業説明会にも参加できる。資料はほぼ全国の大学に送られ、インターネットでも検索できる。就職難とあって年間、延べ3千名もの学生が、企業ブースを回る仕組みになっている。

 

10数年前、同友会の求人委員長をしていたとき、15万円の会費で参加できる仕組みを作った。事務局をはじめ各理事の猛反対を押し切って決めたが、いまになって高く評価されるとは皮肉の極み。従来の仕組みを変えるとはそんなもの。ある程度の理論武装と不退転の覚悟がないと難しい。慣れきった制度は安心感もあり、誰もが敵を作りたくないから。

 

当時は約200社もの中小企業が参加していたが、企業説明会に参加する学生は少なかった。バブルが弾けて不景気から回復するときで求人難だった。いまは企業の雇用能力が衰え参加企業も50社程度らしい。7月時点で内定をもらえない学生が3割を超え、さらに就職留年が上乗せされる。厳しい時代といわれるが、わが社を訪問してくれる学生は少ない。

 

零細企業だから目もくれないのか。ほんとうに就職難なのか。事情はよく分からないが、求人難であることに変わりはない。せっかく採用しても続かない。すぐにケツを割る。いま流行の「柳腰」の若者に出会えない。苦労が足りないのか甘ちゃんが氾濫している。とは言えご縁があった若者は大切に育てなければ会社が成り立たない。但し、甘やかすこととは違う。

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