平成23年1月18日(No5143)  不条理は当たり前

不条理は当たり前

菅直人首相は「政治の不条理をなくす」と年頭の記者会見で決意を披瀝したが、その通り実行できれば日本の政治はよい方向に向かう。一抹の空しさを感じながら期待した。残念ながら思いつき言葉の軽さは変わらず。最強の内閣と高らかに宣言したが小幅改造に終わり、民主党に人材が払底していることを裏打ちした。支持率1%になっても頑張ってほしい。

 

「立ち上がれ日本」の与謝野馨さんが菅さんに「大臣はいかが?」と囁かれ、さっさと離党して経済財政相の椅子に座ったのには驚いた。偉大な祖父母(与謝野鉄幹・晶子さん)は節操のない孫の変わり身に嘆いてはいないか。「不条理な政治をなくす」の宣言は、小沢一郎さんのみに向けた言葉に聞こえる。菅さん自身の「不条理」の物差しは違うのか。

 

海江田万里さんは与謝野さんの入閣により、わずか4ヵ月で経済産業相に横滑りした。「お前さんは役に立たない」と言われたも同然で「人生は不条理だ」と憮然としていた。人生、とりわけ政治は不条理は当たり前、与えられた条件でベストを尽くして欲しい。与謝野さんの役割は「税と社会保障」だいうが、税・財政は財務相、社会保障は厚生労働相の担当?

 

調整役、まとめ役との説明だが、財務大臣も厚労大臣も首相から不信任を受けたに等しい。ゴタゴタがあるとすれば調整役は菅さんの仕事ではないのか。出来もしないことを言うばかりか、己の品性のない言葉に酔っているようだ。「国会審議に参加しないのは歴史的反逆だ」などと、意味不明の言葉を羅列し過ぎる。言葉ではなく実行力が問われている。

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