平成23年2月22日(No5178)  選択の理由

選択の理由

学校協力者会議の委員を委嘱されている二つの小学校から、卒業式の案内状が届いた。同日同時刻のため、どちらか一校にしか出席できない。一校は自宅のある地域の小学校、もう一校は会社の地域。自治会長などの役員をしていたことと、孫が通学していたので自宅近くの小学校に決めていた。今年は制約がなくなったので、はじめて自由に選択が出来る。



欠席すれば簡単だが、欠席にも理由が要る。勿論どちらかに決める場合も、選択の基準は必要である。そうしなければ自分自身が納得できない。決め手はあっさり見つかった。案内文は大差ない。定形でほぼ決まっている。違ったのは宛名だけ。一つは「来賓各位殿」、もう一つは「学校協力者会議委員・木原伸雄殿」。ためらわず名前が書いてある学校にした。



最近は予想を超えて「はがき」や「DM」を評価されることが多い。自分で守っていることがある。それは宛先人名を筆書きすること。はがきの場合、表書きと本文の最初に名前を書かせていただく。最終行は自署し「拝」を添える。同意文で数が多いときは、手書きのコピーにする場合がある。それでも宛先の氏名は心を込めて筆書きする。例外はない。



どんな場合でも相手を「その他大勢」の仲間に入れてはならない。DMは読んでいただかなくては、お届けした意味がない。宛名を筆書きだけで効果が上がるとしたら、これほど簡単なことはない。「来賓各位殿」の案内状を袖にしても、さほど心は傷まない。しかし、「木原伸雄殿」と名前が書いてあったら、期待に応えたいというのが人情ではないか。

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