平成23年5月30日(No5275)  善意の行方

善意の行方

東日本大震災の被害を受けられた方々の毎日は想像を絶するものがあると思うが、遠くに離れていると実感として分からない。復興へのボランティア活動も有効だと思うが、旅費や宿泊費、その他もろもろの経費を考えれば、その分の現金が役立つように思う。そのお金でコストの掛からないボランティア活動に生かせばいい。その思いもあって義捐金を届けた。

 

お金を送ればすぐに役立つと思ったが、そう簡単なものではないらしい。持て余している救援物資と同様に何処かに積み上げられているらしい。5月20日までに日本赤十字社に寄せられた義援金は1740億円。このうち650億円が第一次分として被災地都道府県に送られた。ただし、お金を必要としている被災者にはわずかしか届いていないようだ。

 

岩手県は145億円のうち10億円支給済み、宮城県は405億円のうち19億円、福島県は293億円のうち195億円。原発事故の被災者には一律支給があり67%と進んでいるが、宮城県は5%、岩手県も7%と極端に少ない。支給には戸籍謄本や罹災証明が必要だが、最大の問題は被災者の身元が確認できていないのが理由。これからも簡単ではないだろう。

 

被災地に対してはこれからも長期にわたって善意を送り続ける必要があるが、せっかくの善意が日赤や地方自治体の戸棚に眠っているようでは意欲を削ぐ。要するに手続きの流れがストップ。戸籍の流出などの問題があるとしても、公務員たちは昼夜を分かたず被災者のために頑張っているのか疑問?  善意が棚上げされたり、行方不明ではあとが続かない。

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