平成24年10月30日(No5794)     松下政経塾の星

松下政経塾の星

「言うだけ番長」と揶揄されながら民主党内閣で一定の信頼を得ていた前原誠司国家戦略担当大臣が、秘書宅を東京事務所として総務省に届け出て架空の経費を計上していたとマスコミにスクープされた。その経費は過去7年間で1,232万円に及ぶという。真相は分からないが言い訳の内容を聞く限り「誠司よ、おまえもか」とがっかりさせた。懲りない人たち。

 

届けられているマンションの住人は「事務所として使われていない、事務機器もない、郵便物も届かない」と話している。野田佳彦首相は衆院本会議で三度目の所信表明演説をし「政権の維持、経済の再生」を強調したが、前原大臣の事務所経費疑惑で絵空事になりそうだ。同様の疑惑を巡っては大半が閣僚を辞任している。前原大臣が例外であるはずはない。

 

野田内閣での主要閣僚は松下政経塾出身者が占めている。野田首相をはじめ玄葉恒一郎外相、前述の前原大臣、樽床伸一総務相、長浜博行大臣ほか、政府や党内の主要な役職にも名前が見える。口先ばかりで中身がないとことあるごとに松下政経塾を引き合いに出して誹謗するメディアや評論家が多いが、塾と政治家は分けて考える必要があろう。

 

松下政経塾がダメなのではなく、野田首相をはじめ役立たずの大臣たちがたまたま塾出身者であるというに過ぎない。彼らは堕ちた星だが、日本の再生を願って活躍している塾出身も数多い。中田宏・前横浜市長、山田宏・前杉並区長をはじめ、村井嘉浩・宮城県知事や政令指定都市の市長にも輝く星はいくらでもある。野田首相たちは星を覆う黒い雲のようだ。

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