平成24年11月16日(No5811)     政局が急展開

政局が急展開

11月14日に行われた国会の党首討論で野田佳彦首相は、安倍晋三自民党総裁とのやりとりで「16日に国会を解散しましょう」と言い放った。テレビに映し出された安倍総裁も呆気に取られたような表情を一瞬見せたが、「選挙であいまみえることを楽しみにしている」と切り返した。解散を経済市場は好材料として受け止め、株や債権、円も反応した。

 

それにしても民主党は摩訶不思議な政党だ。前日の13日に開かれた常任幹事会では、全会一致で年内解散に反対。その決定を輿石東幹事長は野田首相に伝えたが、一蹴されたと伝えられる。常任幹事会の決定権や組織の位置付けは不明だが、「100人が100人反対だ」と申し入れられれば怯むはずだが、意に介さないのはガス抜き程度の軽い決定なのだろう。

 

衆院選は12月4日告示、16日投開票が、事実上決まった。
野田首相は「決められない政治」と揶揄され続けたが、最後にリーダーというものはこうあるべきだと、公開の場で見せ付けた。選挙の結果、自民党が第一党になり政権交代と予測されているが、安倍総裁は新しいリーダーの形を見せてくれるだろう。そうでなければ、国民の多くはやりきれない。


予算委員会における自民党石破茂幹事長と野田首相のやり取りも迫力があった。口先だけで大臣席に座る役立たずは影が薄かった。党首討論はどちらも合格点で、甲乙つけがたい。総選挙の結果で日本の政治が簡単によくなるとは思えないが、少なくとも膠着状態から抜け出せる。民主党議員の多くが姿を消すと思えば、それだけでもストレスは解消できる。

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