平成24年11月4日(No5799)     明日への責任

明日への責任

第181回国会がようやく開かれ、野田佳彦首相が所信表明演説を行なった。原稿を早口に棒読みする演説にどのくらいの国民が感動したか、美辞麗句を並べた文言に将来への期待が持てたか。それよりも政局騒動と先送り政治に落胆した国民が、テレビやラジオのスイッチを入れて演説を聞いてくれたか。野田さんのパフォーマンスに無関心だったのでは…。

 

それにしても政治家という生き物は、臆面もなく歯の浮くような言葉を並べるものだと感心する。野田首相は「先の国会で『決められない政治』から脱却し、『決断する政治』の実現を訴えました」。よく言うよ。何一つ決断できず、すべて先送りにしてきたではないか。「私は『明日への責任』を果たしたい。子や孫のために今を生きる世代として…」。結構な決意。

 

「過去の責任」を果たせない人が、「現在の責任」も果たせない人が、「明日への責任」のみ訴え続ける。野田首相は過去の責任を果たしてから、明日の責任を語ってもらいたい。そうでなければ国民はあなたの朗読に耳を傾けてくれない。関心すら持ってくれない。「早く解散しろ!」の声には、「明日への責任を果たすために、道半ばの仕事を投げ出せない」。

 

「明日への責任」。①日本経済の再生に道筋、②被災地の復興と福島の再生、③国民生活の安心の基盤、④国家の矜持と平和の安定、⑤政治・行政の信頼回復。野田首相に出来なかったことばかりの羅列。政治空白を作らないためにも解散できないと言うが、あなたの存在そのものが政治空白を作り続ける。今こそ「決断の政治」を。そして早く消えて欲しい。

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