平成24年11月7日(No5802)     本を読まなくなった

本を読まなくなった

畏友・縄田良作さんは月間「万国たより(個人新聞)」を発行している。内容は所信の披瀝、時評、世評が主であるが、適格な指摘と鋭い切り込みに唸らせられる。おおむねデータに基づく論理の構成だけに分かりやすく、納得させられる。現在は日本を代表するメーカーを定年退職し、嘱託で人材育成を担当。15年前、北九州市のゴミ問題でご縁があった。

 

最新の12-10号では、若者の読書傾向について学ばせてもらった。1ヵ月に何冊の本(漫画、雑誌、専門書除く)を読んでいるかの問いに、24人中、ゼロが23人には驚かされた。本屋さんで立ち読み中の若者を数多く見かけるが、そういえばコミックや週刊誌のコーナーに多い。その結果、①表現力、②読解力、③非論理的、④精神的未熟の傾向を嘆く。

 

「人生は飛ぶ矢だ。推進力を失うと、地に落ちる。生きる推進力を与える強い弓は「学ぶ意欲」だ。若者に「学びのあこがれ」を提示し、リスペクトの導火線に火をつけてやることが、上の世代の責任ではないか」。読書により人格形成をと訴える。読書とは自分の中で行う偉大な他者との静かな対話であると呼びかける。若者のみならず、高齢者も自覚すべき。

 

あらためて読書量が減っている日々を自戒する。最近では視力の衰えとともに活字から遠ざかっている。せいぜい月に一度程度上京する新幹線の往復時間を利用する程度。これでは推進力を失い、地に落ちる。若者を導くほどの器量はないが、せめてプラチナ世代同士が磨きあう時間は持ちたい。畏友・石川芳己さんは「下松・学ぶ会」を主宰し、励んでおられる。

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