平成24年12月21日(No5846) 物故者慰霊
物故者慰霊
購読している「経済レポート」誌の本年最終号に、恒例の物故者慰霊集(23年12月~24年11月)が掲載されていた。同誌にご縁のあった経営者の氏名・ 肩書き・年齢が付記されている。76名。中にはかつて交流のあった懐かしい名前もある。驚いたことに76名のうち年少者が40名、同年配が7名、年長の80歳以上が29名。うち5名が90歳台。
第1感として経営者は驚くほど寿命が短いということ。命を縮めるほど経営は過酷ということか。まだまだ若い気分だから死など考えたこともないが、76名のうち33位にいることは事実。この名簿に氏名が掲載されても、誰一人として驚かないだろう。あらためてわが余命を考える機会を与えられた。平均寿命は間近だが、平均余命にはもう少し時間がある。
亡くなられた方には申し訳ないが当面の目標は、名簿のうち最高齢95歳で亡くなられた某タクシー会社の会長さんに置かせていただく。その先のことはそのときに考えたい。それにしても50~60歳台で旅立つのは、余りにも惜しまれてならない。ご冥福をお祈りする。同誌の表紙は愛読者の色紙が飾っている。この出会いも含蓄があって楽しい。学びがある。
「し・あわせ」とある。「し」が飛びぬけて大きい。「『し』あわせには、人それぞれのしあわせがある。私あわせでこの世に生を受け、死あわせでこの世を去るまで、様々な『し』と廻りあう。人=子(子ども)、氏(友)、師(恩師)。心=詩(うた)、志(こころざし)、思(おもい)など。一つでも多くの『し』あわせを求め、多くの人の『し』あわせに貢献したい」。