平成24年12月27日(No5852)   人材枯渇の民主党

人材枯渇の民主党

民主党の代表選が行われ、海江田万里さんが代表に選ばれた。自民党の総裁選に比べてなんと寂しいことか。立候補は馬淵澄夫さんと二人だけ。衆院選で壊滅的敗北を喫し、しかも特別国会に間に合わせるため急いだ。論戦もナシ。打ちひしがれた国会議員だけで選んだ。三役人事など泡沫ニュース扱いされた。政権に復帰した自民党の高揚感に比べて哀れだ。

 

それにしても民主党には人材がいない。政権交代可能な二大政党の一翼は最早担えない。294対57では勝負にならない。来年の参院選までは何とか持つだろうが、選挙で勝てる要素はないし立ち枯れになるのだろうか。海江田さん90票、大半が旧社民、民社出身議員の票。馬淵さん54票、主流派であった旧自民出身議員が投票した。結束できるはずがない。

 

輿石東・前幹事長の側近は「昨年の代表選で海江田さんを選んでおけば、消費税の増税もなかったし、小沢さんが党を出て行くこともなかった。今回の大敗もなかった」。返らぬ愚痴で言い訳をした。哀れを覚える。二大政党の一翼を担うことなど夢の夢。安住淳・前幹事長は「造反や離反が繰り返され民主党から脱皮して筋肉質の党になった」と胸を張った。

 

骨だけになったことも気づかない。渦中の栗を「泣きの海江田」に拾わせるようでは、岡田さんも前原さんももはや頭を上げることはない。「日本未来の党」は分党するというが消滅したと同じだ。民主党も日ならずして同じ道を辿る。「日本維新の会」も何かありそうだが、こちらは大丈夫だ。しかし、二大政党の一翼を担うほどの成長には、長い時間が必要だ。

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