平成24年4月14日(No5595)   まやかし

まやかし

各種の世論調査で「みんなの党」の支持率は、自民、民主の二大政党が低落しているのに、何故かしっかり維持し続けている。それだけ国民の期待が寄せられているのだろう。4月11日に開催された国家基本政策委員会合同審査会(党首討論)に渡辺嘉美代表がデビューするとの報道で、それなりの期待を持ってテレビ画面に登場する時間を待っていた。



はじめに登場した谷垣禎一自民党総裁は、内容は陳腐だが場慣れして弁だけは格好が付いてきた。公明党の山口那津男代表も同じ。野田佳彦首相は元々演説がうまいから雰囲気を引き締める。それにしても国家基本政策を審査する会と銘打っているのに、重箱の隅をほじくるような陳腐な内容に呆れた。大所高所の四つに組んだ論戦を期待する方が無理なのか。



渡辺代表の時間が来た。まわしに手も掛からない野田、谷垣、山口各氏の低俗な議論に情けなくなっていただけに、新鮮な討論がされると期待した。デビュー戦だから緊張も興奮も織り込み済みの広い心で聞いた。何としたことか、渡辺代表は討論の土俵に上がらず、勝手に喚き散らした。その論理も支離滅裂で整合性がない。まるで学生運動のアジ演説レベルだ。



質問する場であることも弁えず、注意されて「質問か」と呟きながら原稿を見る始末。一瞬失語してしどろもどろになった。言葉遣いも品性がない。首相から「荒唐無稽のアジテーションだ」と答弁さえ貰えなかった。期待の「みんなの党」代表の正体がはっきり見えた。日頃の威勢のよさは、まやかしに過ぎない。化けの皮が剥げてしまった。失望極まった。

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