平成24年5月2日(No5613)   筋を曲げない

筋を曲げない

小村和年・呉市長とのご縁は、中田宏・前横浜市長が繋いで下さった。国土交通省の役人だったが、勤続30年を目前に職を辞した。呉市長選に立候補するためである。善戦したが現職に及ばず落選し、無給の浪人になった。30年勤続すると退職金も年金も大きく違う。「残り半年なのになぜ?」と聞いた。一瞬後「止むに止まれぬ気持ちかな」と答えた。

 

当時主宰していた「養心の会・広島」に呉市内から1時間もかけて、時には夫妻で参加くださった。お返しのつもりではないが後援会の勉強会に夫婦で参加した。4年後、難攻不落と言われた現職を破って当選した。鍵山秀三郎さん、中田さんの熱い支援もあった。奥さんはしみじみ「これでやっと給料がいただける」。4年間の労苦が伝わる一言だ。

 

小村さんの背骨を貫いているのは「私を捨てて公のために生きる」。いまどき珍しい言行一致の政治家で、再選後もぶれることはない。志誌「ジャパニスト」編集長の高久多美男さんにお願いして「ニッポンの新しき指導者」として紹介してもらった。全14㌻に特集され、読み応えのある記事になった。野田佳彦首相も小村さんから政治家の本道を学んで欲しい。

 

次の衆院選に立候補を予定している知人の政治資金パーティで、周辺の首長を代表して小村さんはあいさつした。「政権交代という社会実験はとんでもない失敗だった。社会実験は普通1年だが、3年も続きウンザリしている状況だ」。面目躍如! 「民主党の政権担当能力について疑問に思っていることを述べたに過ぎない」と骨のあるところを見せた。拍手喝采。

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