平成24年5月27日(No5638)   今昔の感あり

今昔の感あり

ふるさとの宮崎神楽団が今年の4月、創立100周年を迎えイベントで賑わった。過疎の地に1千人を超える善男善女が集い、伝統神楽を堪能した。目出度いことだから何か気持ちを表したいと望んでいたが、幸い舞台幕を寄贈して欲しいと要望があった。ふたつ返事で引き受けさせてもらった。50周年のときも寄贈させてもらった。あれから50年になる。

 

今年の秋祭りに神楽を奉納するが、そのときに感謝状を贈呈したいから出席するように案内があった。毎年10月9日に祭礼が行われていたが、今では当世風に第一日曜日に変わっている。ふるさとを出てから一度も村祭りを味わっていないから50年ぶりになる。今では住む人も半減し、高齢化も進んでいる。運営も困難と聞いているがどうだろうか。

 

巡り合わせとは不思議なものだ。50周年と100周年に縁をいただくとは何と有り難いことか。今度は150周年だねと冗談を言い合ったが、そのときは125歳、まんざら夢ではない。びっくりしたのは舞台幕のお値段。50年前は農協の初任給の30ヶ月分が必要だった。50年過ぎた今では新入社員の1カ月分の給料でお釣りがくる。不思議な思いだ。

 

昔の10月は霜が下り、11月には雪が降っていた。地球温暖化で昔話になったが、当時は神楽舞が夜明けまで奉納され、肩に霜を感じながら立ち尽くしたものだ。夜店も並んでいた。大枚100円を貰って駄菓子を買った。食糧難の時代、米が一升200円もしていた。周囲の昔は何もかも消えているだろうが、拝殿や森の佇まいは変わらない。楽しみに待つ。

 

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