平成24年8月2日(No5705)    益田市長選は現職落選

益田市長選は現職落選

親交のある福原慎太郎・益田市長が、7月29日投開票された市長選で敗れるという予想外の展開となった。福原さんは39歳と若いが4年前の再挑戦で当選し、一期4年務め再選間違いなしという前評判だった。MDSの小河二郎会長が支持母体、キヌヤの町原裕貞さんが後援会長。小都市の二大企業が支援して敗戦という番狂わせになった。

 

28日の中国新聞では「益田市長選、もつれた展開で最終盤」と見出しが躍っていた。相手陣営は「追いつき追い越せる」と激を飛ばした。福原陣営は「改革は道半ば、既得権の包囲網を突破させて」と訴えた。財政再建などを旗印に改革派と既得権益を守る側の戦いである。益田のような田舎町では改革を好まない議員や企業組織が強く、心配になった。

 

福原さんは改革派の市長として、中田宏さんや呉の小村和年さんとは同志となる。土曜日は福岡で中田さんと一緒だったから情勢を確認した。「大丈夫だよ」の返事に安心したが、予想外に相手陣営の組織力は強かった。自民党、公明党、連合、それに過半数の市議や県議が応援した。「無用の対立」から「対話による発展」を有権者は望んだ。これで改革は後戻りする。

 

横浜や大阪の例でも明らかなように改革は大きな痛みを伴う。企業、自治労、市議会、それに農協まで相手陣営に参加した。日本の政治はこれだから行ったり来たりで改革は出来ない。強いて言えば福原さんは一期で市民の支持を得るような改革の形を見せられなかったことが敗因だろう。仕事には期限が付き物。小河会長の落胆はいかほどか。再会が辛い。

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