平成24年8月23日(No5726)    「社会共通の価値」を創造

「社会共通の価値」を創造

売上高や経常利益率が高く、社員の就業率が安定している企業が、社会から高い評価を得られることは言うまでもない。問題はなぜ売上が安定しているのか、あるいは伸びているのか、この厳しい世の中で必要な経常利益が得られるのか、他社より宣伝が巧みだから売れたのか、他社より価格が安いから売上が確保できたのか、要因ではあるが絶対条件ではない。

 

高業績の中小企業が共通して大切にしているもの、それには一定のパターンがあった。数字は財務諸表で把握することが出来るが、業績のよい会社は数字で表すことができない要件で価値を生んでいる。高度成長期には顧みられることがなかった価値。自社だけの価値ではなく、社会共通の価値を生み出している会社が顧客から歓迎されている。

 

高収益の要因、①社員など人を大切にすることによって生み出される『こころの価値』。②地域社会や自然や環境、伝統や文化、教育などへの貢献によって生み出される『社会の価値』。③会社の活動を通じて国や地方自治体の負担が軽減されることで生み出される『公共の価値』。これら「社会共通の価値」を創造することが、「売上」や「利益」をもたらすという。

 

研究の成果だというから、世の中がそのように変わっているということだろう。大雑把に言えば社会貢献が、結果として企業の売上や収益に役立っていることになる。目先の売上や利益はともかくとして、未来に生き残りを賭けるには、途方もない時間と費用と信念と継続力が求められる。これらを生み出す企業資源とはなにか、さらに解明する必要がある。

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