平成24年8月31日(No5734)    誇りを捨てた自民党

誇りを捨てた自民党

政権交代から3年間、民主党はその幼児性を内外に余すところなく発揮した。その結果、諸外国から軽侮され、政治に対する国民の信頼も失墜させた。終盤の国会運営に多数の力を発揮し、政局を有利に進めるため権力を行使した。衆院選挙制度の改革に関する法案の取り扱いは、民主主義国家としてはあるまじき振る舞いだと受け止めている。

 

しかし、所詮民主党はあんなものだ。判断力のない幼児に刃物を持たしたようなもの。勝手に振り回すのは止めようがない。大臣たちは役立たずだし、幹事長をはじめ国会運営をリードすべき幹部たちは自分さえ良ければそれでよしとした。驚いたのは自民党の問責決議の対処の有り様、もう少し大人だと思ったが民主党に輪を掛けたほどの無節操。

 

多くの国民から批判はあったが、税と社会保障の一体改革に関する三党合意では大人の振る舞いを見せた。少なくとも財政再建の必要性に対する認識を共有し、改革への実現に連携したばかりだ。問責決議案は三党合意を否定する内容が骨子となっていた。なぜ自民党は公党の約束を踏みにじってまで己を否定する賛成票を投じたのか。国民の信を失った。

 

谷垣総裁がどのように抗弁しようが、自民党は自らの手で己の首を絞めた。問責決議案が可決され、国会は事実上休会になり国政は立ち止まる。三党合意を実現する関連諸法案を成立させ、その上で堂々と選挙戦を戦えばよかった。自民党は政権奪取の絶好のチャンスを手放してしまった。その責任のすべては政局を優先した谷垣総裁の自己矛盾にある。

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