平成24年8月5日(No5708) 生き残りを賭けて
生き残りを賭けて
ランチェスター戦略では1位以外は生き残れないと教えている。日本で1位、広島市で1位、商圏で一1位、ともかく1位以外は生き残れないと知るべし。2位でも3位でも構わないようなものだが、それではビリと変わらない。1位になるためにどうすればよいか。戦略はいろいろだが、弱者は①差別化して、②一点集中して、③№1になることが大切。
なぜ差別化が必要なのか。それはお客様に選んでもらうため。お客様に注文もらって仕事をして代金をいただく。ビジネスでは選ばれなければ生き残れない。選ばれるには他社より勝れたもの、差別化できるものが必要。お客様には選択の自由がある。何処の会社を選んでもいい。お客様の心を掴むには他社と違うよいものを持たなければならない。
差別化するにはどうすればいいか。それには徹底すること。誰にでもできる簡単なことを、誰にも負けないほど徹底する。凡人は誰にでもできることを自分の強みにするため手間を掛ける、鍵山秀三郎さんがトイレ磨きの大切さを説かれるとき「凡事徹底」以外は方法なしと強調される。たかが掃除だがされど掃除、徹底すればいつの間にか差別化になっている。
あれもこれもと右顧左眄しない。ドラッカーも「成功の秘訣を一つ上げるとすれば、それは集中である。成果を上げる人は最も重要なことから始め、しかも一度に一つのことしかしない」と教える。一点集中せよということ。キャンペーンでも同じ。全社一丸となって生き残りを賭けて差別化し、集中し、そして№1になること。そうすれば必ず成果が上がる。