平成24年9月23日(No5757)     好き嫌いで考えるな

好き嫌いで考えるな

10年ほど前、上甲晃さんが主宰する「志ネットワーク」で中国理解講座が企画された。そのとき「物事を好き嫌いで判断してはいけない。まず知ってから結論を出すべきだ」と参加を勧められた。1年に一度、中国を訪問する。10年続ける。その上で隣国・中国を正しく理解する企画だった。大した根拠もなく隣国は嫌いだった。結局、不参加を決めた。

 

8月15日以降、尖閣諸島を巡って、由々しき問題が起きている。間違いなく先進国としてはあるまじき所業だ。世界第二位の経済大国としては恥。あらためて上甲さんの「好き嫌いで判断しない。まず知ることから…」を思い出した。暴力は許せないが、なぜ恥も外聞もない行為を繰り返すのか。まず知る。その上で機会があったら糾弾したいと考えている。

 

己の足跡を振り返ってみると、大切な判断を「好き嫌い」で行っている。大半がそうだといって過言ではない。好きな対象には限りなく寛容であり、嫌いな対象には驚くほど偏狭である。人間はそういう生き物だから仕方がないと思いながら、判断の基準が理性外にあることにしばしば後悔している。今さらだと思わぬではないが、判断の基準を理性におきたい。

 

簡単ではないと思うが、ともかく軸を変えたいと心に決めた。特に対人関係では留意したい。そうすれば新しい世界が開けるというものだ。その舌の根が乾かないうちに、中国政府首脳の発言は許せないと憤怒している。よく考えると「嫌い」が多いことに気付く。民主党は嫌いだ。下克上の石原伸晃は嫌いだ、〇〇は嫌いだと次から次へ。やれやれと嘆息…。

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