平成25年10月30日(No6159)   誤表示

誤表示

「断じて偽装ではない。誤表示である」。一流ホテルの社長が記者会見で強弁した。メニュー表示は偽装ではないか、との質問に「従業員が意図を持って表示し、利益を得ようとした事実はない。誤表示と思っている」。ストレートジュースを口にして違和感を覚えて「ほんとうにフレッシュか」と質問した客に「当店は生搾りのフレッシュでございます」と答えた。

 

庶民には縁の遠い存在だが、名門中の名門、阪急阪神ホテルのメニュー表記と異なる食材は47種類に上った。問題があったのは東京、大阪、京都、兵庫の8ホテルと1事業部の計23店舗。出崎弘社長は7月中旬に偽装表示を知りながら、問題が発生してから公表せずメニューの書き換えで済ませていた。悪質な偽装であるにも拘らず、誤表示とは恥知らず。

 

世界有数の一流ホテルでもモラルハザードは起きている。利益を上げるためには顧客の不利益になっても構わないという傲慢不遜な姿が映し出される。なんとか誤魔化せると考えていたのだろうが、悪事は必ず露見する。ビジネスは経営者の利益のためではない。働く社員の利益、顧客の利益、社会の利益のために存在する。記者会見の言い分は日本の恥である。

 

13年3月期は08年のホテルズ設立後初めての営業黒字を計上したというが、顧客を騙して得た利益とは情けない。円安で外国人観光客も増えているのに、一流ブランドは偽装が常態化と受け止められれば影響は大きい。真面目に頑張っている企業も同じに思われてはたまらない。報酬の20%減額などでお茶を濁すことは許されない。顧客は許さないだろう。

 

公表前にメニューを書き直すなどは、顧客や社会に対する背信行為だ。ミスがあったら直ちに公表し、その上で改善する措置を講ずるべきだろう。経営者の傲慢に鉄槌を下すべきだ。

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