平成25年11月27日(No6187)   唱和

唱和

大相撲九州場所では横綱日馬冨士が同じく横綱白鵬との相星決戦を制して優勝杯を手にした。勝負は呆気なく決まったが、この舞台を用意した大関稀勢の里の奮闘ふりは相撲ファンのバンザイを誘発した。表彰式を前にした国歌斉唱で日馬冨士は目線を下に向け、わずかに唇を動かしていた。目線を上げ大きく口を開いて国歌を斉唱できる力士の優勝が望ましい。

 

掃除朝礼では「五心」を唱和する。一つ「ハイと言う素直な心」、一つ「すみませんという反省の心」、一つ「私がしますという奉仕の心」、一つ「おかげさまでという謙虚な心」、一つ「ありがとうという感謝の心」。どうも朝っぱらから迫力に欠ける。目線をあげて大きく口を開けば、自ずと唱和は格調高くなる。せっかくの試みだから元気な朝にして欲しい。

 

唱和というものは心を一つにする作用がある。竹の子学園でも「十の約束」を唱和しているが、少しずつ結束が高まってきた。先日の落合中学校の授業でも、締め括りに「十の約束」を唱和してもらった。クラスのレベルを確かめるのに役立つ。目線の上げ下げは小さなことのようだが、それが果たす役割りは大きい。無理強いは出来ないが、素直に受け止めたい。

 

公園清掃では「掃除五訓」を唱和している。「心を磨く、気付く、感謝する、感動する、謙虚になる」を唱和している。すっかり定着して違和感はない。意味は分からなくても、意識をしなくても、唱和を重ねることで身に滲み込むから不思議だ。幼児に孔子の論語を素読させても、大人になって影響力が発揮されるというように唱和の力は大きい。

 

寺田一清さんの墨書「職場再建の3原則」が掲額されている。『時を守る、礼を正す、場を清める』という国民哲学者である森信三先生の教えは唱えやすい。唱和の力は小さくない。

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