平成25年12月11日(No6201)   一流を育てる

一流を育てる

交流のある横浜の秋山木工は日本で唯一の徒弟制度の会社である。入社したときは男女を問わず丸坊主になる。家具職人として一流になる覚悟を示す。入社して4年間は全寮制で丁稚として修業する。一定の試験に合格した者が「職人」に昇格する。4年間働くと独立を認められる。他社で更に修業してもいいし、会社に残ってもいい。独立しても構わない。

 

今年は13名が入社したが、半年を経過してがんばっている社員は8名。毎朝午前5時起床、周辺の清掃、早朝マラソン、食事の支度、食事、出勤。午後5時半業務終了、概ね11時まで技を磨く。「丁稚」は全員が技能五輪に挑戦できる。平成25年度は、金、銀、銅の三つのメダルを独占した。一社が三賞を独占したのは技能五輪41年で初めての快挙である。

 

秋山木工では一流の職人を育てることを目的としている。秋山さんは「一回では忘れてしまうことでも、100回、200回と繰り返せば何とかなります。お客様が望む以上のことが何とかできるようになります。人は誰でも一流になれる芽を持っているのです」という。毎年11月に横浜の「住まいの情報館」で木工展を開き、丁稚、職人の腕を披露している。

 

先日その木工展に立寄った。秋山さんは若い丁稚を説明員として付けてくれた。話のテンポがよく説明が行き届いている。入社してわずか半年でここまで出来るか、驚きである。最後は3人が自己紹介をしてくれた。姿勢がよくポイントを抑えていた。最後に「職人心得三十箇条」を唱和した。一節ごとに解説を加える。みんな一流の素質を持っていると実証した。

 

「挨拶の出来た人から現場に行かせてもらえます」「報告・連絡・相談の出来る人から現場に行かせてもらえます」と続く。わが社でも研修に取り入れている。すべて一流になれる。

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