平成25年2月20日(No5907)   すべては全従業員のために

すべては全従業員のために

最近はインターネットを検索して必要なニュースだけピックアップして吸収している。新聞の紙面を開くことは滅多にない。せいぜい出張のとき新幹線で読むくらい。最近は新聞も出し惜しみするようで電子版化し、産経新聞を除いて全記事を読むことが出来ない。見出しで興味を持っても数行が読めるだけで、残りは有料か、もしくは面倒な手続きが要る。

 

日経の電子版に「すべては全従業員のために」という京セラ・稲盛和夫会長の記事が掲載されていた。2010年2月、倒産の危機に瀕したJALの会長に就任した稲盛さんは、200人の幹部を集めて訓示した。続きが読みたくて苦手な手続きを終えた。「株主のためでも、管財人のためでもない『全従業員の物心両面の幸福を追求』。経営の目標をこの一点に絞る」。

 

JALの歴史は労使紛争の歴史と言って過言ではない。経営側と社員(組合)の対立が倒産寸前まで解けなかった。請われて会長に就任した稲盛さんの訓示は効いた。「全従業員の幸せ追求」は、京セラの社是でもある。従業員とは社長も社員も含む。企業の経営にかかわる全ての人が同じ目標を持てば、そのパワーは何倍にもなる。JALは鮮やかに再建した。

 

この記事を読んで考えた。マルコシの社是「幸福の一致」(社員・会社・顧客の幸せ一致)が誤っているとは思わないが、抽象的に過ぎるのではないか。シンプルに「全従業員の物心両面の幸せを追求」が分かりやすい。日々の行いの全てをその一点に絞る。働くことが楽しくなければいけない。出社のときは期待感でいっぱいに、退社のときは達成感に溢れる…。

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