平成25年5月30日(No6006)   パワーポイントを使わない

パワーポイントを使わない

最近はやや減っているが長い間、講演や会議などいろいろな場面でさせていただいた。実は最近翌使われているパワーポイントは、ただ一回使ったのみでノーサンキューにしている。ただ一度の経験は数年前、バングラデシュの国と暮らしについて小学校で用いた。流行だったし、伝えやすいと思ったからだ。見事に失敗。経験した感動が伝えられなかったからだ。

 

主役は画面になる。講師は説明員に過ぎない。児童らは異国の画面に興味を示すが、それだけのことである。経験したリアルな感動は伝えられなかった。以後、学校の授業、講演、講座などに一度も使ったことがない。明日は先月に続き倫理法人会のスピーカーを務めるが、身一つで務めさせていただく。画面やレジュメは使わない。身体ですべてを表現したい。

 

会議などでもしばしばパワーポイントが活用されるが、結局は一人芝居に終わってしまう。そこでは賛成か反対かの答えが求められ、会議の成立のすべてである「対話」が無視される。メンバーは顔ではなくスクリーンを向いてしまう。とかく会議はトップやリーダーの一人芝居になりがちだ。もっとも大切な顔を向き合わせて対話する習慣が失われてしまう。

 

先日のオレンジフェスタ・反省会の進め方は良かった。まだこなれていない部分は多いが、具体的な質問に対しては具体的な意見が述べられる。新人も含め全員が真摯に意見を述べる機会を与えられた。回を重ねることにより、白熱した場面が随所に見られるようになるだろう。仕事の意欲にも反映される。「何かありませんか」という問いほど陳腐なものはない。

 

会議は「対話」でなければならない。「答え」ではなく「質問」を重視すべきである。研修も講演も同じ。具体的な問い掛けが成果を高める。沈黙で時間の無駄遣いは許されない。

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