平成25年9月21日(No6120)   消費税8㌫へ

消費税8㌫へ

安倍首相は消費税増税について「最終的には私の責任で決める。経済指標を踏まえて適切に判断する」と言い続けているが、すでに増税の準備はあらかた終わっている。来年4月に8㌫になり、再来年の10月に再び2%引き上げ10%にする。世論は反対の声が根強いが、安倍内閣の支持率は高水準にあり、3年間は国政選挙もない。増税を見送る環境にない。

 

平成9年4月に3%から現行の5%に引き上げたことが要因で長い間デフレ基調が続いたと言われるが、単に増税だけでなく通貨危機や金融危機が大きく影響している。16年前は駆け込み需要を逃さないよう手を打ってきたが、その後の景気の落ち込みも何とか乗り切ってきた。さて今回はどうなるのか。わが頭が老化したせいもあるが、どうも危機感がない。

 

営業の一線から退いているのでお客様の意向はよく見えないが、駆け込み需要はどの程度あるのだろうか。またその反動で景気の落ち込みも避けられないが、そのピンチをどう凌ぐのか、社内の危機感も伝わってこない。成り行き任せの無策でピンチが切り抜けられほど甘くはない。増税の実施まで半年の猶予がある。限られた時間だが有効に活用したいものだ。

 

景気は回復基調と伝えられるが、庶民が実感できる前に落ち込む心配がある。消費税だけでなく社会保険や健康保険などの負担は景気に関係なく直撃する。老齢年金が減額され、高齢者医療費の負担が増えれば財布の紐は堅くなる。加えて景気を支えている円安は輸入物価の値上がりに跳ね返り、日々の暮らしの支出増は景気の足を引っ張り始める。困ったもの。

 

泣き寝入りするしかないが、生活防衛のためには暮らしを切り詰めるのが最善の策。とりあえず禁煙すれば消費税増くらい凌げそうだが、長年の悪癖が簡単に捨て去られるかどうか。

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