平成26年1月17日(No6238)   軽い「大義」の乱高下

軽い「大義」の乱高下

政治の問題に踏み込みたくはないが、世界一の大都市東京の顔を選ぶ東京都知事選の雲行きが怪しくなった。2期8年は安泰と思われた猪瀬直樹氏が、徳州会の怪しいお金を受け取って辞任。魑魅魍魎の政界に妖怪どもが蠢きはじめた。またしても日本の恥部を世界にさらけ出すことになった。背骨のないマスコミはここを先途と囃したてる。アホみたい。

 

自民党が一番苦しいとき「自民党の歴史的使命は終わった」と出て行き、そして除名処分を受けた舛添要一氏を「応援する大義はない」と小泉新次郎は応援を拒否した。それなりに説得力がある。しかし、突如として妖怪の如く頭をもたげた小泉純一郎氏が推薦するもう一匹の妖怪細川護煕氏を応援する大義はあるのか。というより大義にもとるのではないか。

 

細川氏には都知事選に手を上げる大義があるのか。毀誉褒貶はあるもののかつて総理を務めた人間が、時計の針を逆進させるような行いが許されるのか。既に一度後進に道を譲った人間としては余りにも醜い所業である。人気抜群の純一郎氏も同罪。細川氏の尻を掻いた罪はさらに大きい。過去の清算もすまない人間に都知事にして、何をさせようとするのか。

 

「もうあなた方の出番ではありませんよ」と嗜めるべき立場のマスコミが、まるで新星スターが誕生したように老醜たちを持て囃すのは何としたことか。そこには一片の大義も感じられない。珍しくはないがペンの帝王たちは、場末のストリップ劇場よりも更に愚劣な役割を演じている。「原発反対」の旗を立てれば東京は再生するのか、日本の権威は保てるのか。

 

細川氏はほんとうに立候補するのか。彼が名誉を重んじる人間ならば、来週の記者会見で「立候補は取り止めました」と発表するのではないか。総理退任劇の再現を期待している。

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