平成26年1月18日(No6239)   テーマのある住まい

テーマのある住まい

今週の現場巡回で昨年末引渡しが済んだ大型リフォーム工事の現場を訪問した。追加工事の依頼があり、施工中だったからである。久し振りに施主夫人にお目にかかった。満面笑顔で喜んでおられた。玄関を入ってドアを開け一望に見渡せるのは、奥(プライベートと職場)に続く廊下、応接間、居間、食堂、台所、寝室(仕切りあり)である。広々している。

 

担当は金本社員だがその対応振りも激賞された。約40畳のスペースは赤と白を基調としたデザインでまとめられ、最近では見られない見事な作品に仕上がって いた。褒めていただき、嬉しくてお礼を述べた。しかし、よく考えてみればどちらの言葉も極めて抽象的である。ポイントは何なのか考えさせられた。そこが掴めなければ、単に褒め言葉で終わる。

 

どんな暮らしをされるのか分からないが、「遊びに着てください」「お立ち寄りください」と言われれば、「それではお言葉に甘えて…」と靴を脱げそうな雰囲気が感じられる。遊びに行きたくなる、他人の家なのに落ち着ける、気持ちいい時間が過ごせそうだ、居心地がよさそうだ。つまり気軽なホームパーティーが開けそうな雰囲気なのだ。これはテーマになる。

 

この家は豪華を押し隠しながらお洒落である。普通の家庭ではここまでお金は掛けにくい。しかし、倹しくても同じような雰囲気のリフォームは出来るのではないか。とかく絆の細さが嘆かれる昨今だが、自分の家のように落ち着ける雰囲気が醸し出されたら、お客様に喜ばれるのではないか。邪魔になる訳ではないから、さりげなく提案に盛り込んだらどうか。

 

これからのリフォームにはテーマが必要だ。老夫婦の寄り添い、シングルの終の棲家、素直な子どもが育つ、テーマはいくらでも設定できる。現場巡回からの新しいヒントである。

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