平成26年10月15日(No6509)   人材を育成する

人材を育成する

長い間研修を担当しているが、世の中に通用する社員を育成するのは簡単ではない。有益なことを記した人財育成のテキストはたくさんあるが、零細企業ではどのように活用しているか気になる。伝える、理解させる、納得させるのはさほど難しくはないが、実践し成果に結び付けるのは簡単ではない。成果として目に見えなければ、研修が成功したとは言えない。

 

この一年間、いろいろなことを問いかけ、考えてもらい、頭の中でまとめ、他にきちんと伝える、それを目標にして進めてきたが、はたしてうまくいっているのか、自信はおぼつかない。社員として現場で動くだけではなく、経営の視点で見る、考える、他を動かす、そして成果を上げる。さらに自信を持って次のステップに上がる。そのように願っている。

 

そうして身に付けた能力をフルに発揮するには、会社の仕組みや権限や責任のシステム、任せるシステムが不可欠である。どんなに優れたアイデアがあったとしても、それを生かして伸ばす土壌がなければ絵に描いた餅になる。「任せる」とつい「放任」と勘違いする向きもあるが、任せたらその事が成果に結びつくような下支えが必要だが、ここは難しいところ。

 

成果が上がらないときは「努力が足りない」「やり方が間違っている」というが、やらせ方に問題がある場合が多い。特に新人の場合は顕著に表れる。もちろん本人の資質ややる気にも問題はある。仕事は成果が上がらなければ楽しくない。少々辛いことがあっても成果が得られれば楽しさに変わる。それは先輩の責任の範中に入る。今期は実りある年になりそうだ。

 

論語に「憤せずんば啓せず…」の有名な章句があるが、学ぶ側が本気でなければ研修の成果は上がらないと教えている。

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