平成26年10月18日(No6512) 広島カープの人気沸騰
広島カープの人気沸騰
広島カープはペナントレース最終戦の巨人戦に敗れ、クライマックスシリーズの本拠地開催権を失った。3万人を超えた大観衆は大きなため息を付いた。おまけにファーストステージでは極度の緊張からか打撃不振で得点できず、引き分けで負けとなりファイナルシリーズへの出場権も失った。なんとも不可思議なCSシリーズシステムの犠牲者ではないか。
ファイナルステージでは下位チームの下剋上が実現しそうな雰囲気で両リーグとも優勝球団が日本一に挑戦できない馬鹿げた結果になるかもしれない。球団に優勝のチャンスが与えられる。こんな変則的なシステムは一刻も早く消えて欲しい。先週の火曜日に両リーグの観客動員数が発表されたが、両リーグとも微増ではあるがまずはめでたしというところ。
セ・リーグは1220万人から1262万人へと42万人プラス。パ・リーグは1024万人で985万人から、39万人も増えて初めて大台に乗った。観客動員数は球団人気のバロメーターであり、営業努力の成果である。個々に見るとダントツ人気は広島カープ。157万人から190万人に33万人も増えた。パは楽天が17万人、オリックスは26万人増。
なんのことはないこの3球団が、プロ野球人気を押し上げたことになる。微増は巨人、中日、ヤクルト、ソフトバンク、日本ハムである。阪神、西武、ロッテは減らした。なかでも阪神は277万人から269万人へと8万人も減らした。結構頑張っていたのに何故減ったのか。テレビの中継が減り観客動員数は増えているが、ファンが減るという珍現象が見える。
営業努力のダントツは広島カープ。「カープ女子」現象は努力のたまものである。来シーズンは更なる期待が持てそうだ。