平成26年10月28日(No6522)   ささやかな活動が生きる

ささやかな活動が生きる

月曜日の朝、いつものように徒歩で出勤する。本線に出るといつもと雰囲気が違うことに気づく。歩き慣れた道にゴミが見当たらない。昨日は「夢拾いウォーク」の二回目を実施した。零細企業にはやや荷の重いイベントではあるが、社員の高い能力が見事に補ってくれた。9箇所の公園をスタートし延べ45kmの歩道のゴミを158名の善意がゼロにした。

 

毎朝出会う人たちは極めて無愛想だが、人間は誰しも世の中の役に立ちたい、人を喜ばせたい、自分を高めたい、という潜在意識を持っている。何かに触発されると見事に開花する。その媒体が「夢拾いウォーク」であったのか。折角の秋晴れの日曜日なのに己の喜びよりも人の役に立つ行いを優先した三世代の姿があった。喜々として人の嫌がる行いができる。

 

あらためて掃除の威力の凄まじさを実感した。昨日はこの道を多くの人たちがゴミ袋と火箸を持ってゴミを拾った。小さな紙くずも見逃さなかった。街のゴミ問題解決の困難さには行政当局もほとほと困り果てている。自己中心的な人たちの行いは、人の歩く道をゴミ箱にしてしまった。しかし、対極にはそうでない人もたくさんいる。ともかく人のために…。

 

ビジネスを伴わないイベントは零細企業にとって負担が多い。なによりも半端ではないお金がかかる。その上研ぎ澄まされた知恵と実行の意志と能力が必要だ。 決して一朝一夕に培われるものではない。途方もない長い時間をかけた蓄積が求められる。だから思いはあっても実現できない。掃除活動は20年に及ぶ。その位は続けないと蓄積効果は得られない。

 

そこに住む人々の善意を集めることが出来れば、まちは必ず美しくなる。「夢拾いウォーク」はそれを見事に証明した。

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