平成26年11月12日(No6537)   若者に迷惑を掛けない

 若者に迷惑を掛けない

日本人の平均寿命は相変わらず伸び続けている。2013年の厚労省の調査によれば男性は79,55歳、女性は86,30歳と諸外国に比べれば極めて長寿である。ところが「健康寿命」となれば話は別だ。男性の健康寿命は70,42歳、女性は73,62歳となる。その差は男性が9,13年、女性が12,68年になる。つまりこの間は人のお世話で生きることになる。

 

いくら平均寿命が長くなっても、不健康な期間が伸びるのでは、家族にも負担を掛けるし、社会に負担を聞ける。こんな生き方がいいはずはない。現在は現役世代(20~64歳)が2,4人で一人の老人(65歳以上)を支えている計算になる。これが2050年になると、現役世代1,2人が1人を支える「肩車型」になると予測。現役世代の給料の半分を年寄りが使う。

 

不健康な期間が伸びるほど介護保険や医療保険が膨大なものになるこんな社会が許されるはずはない。成り立つはずはない。だから一人ひとりが自立した老後生活を送るにも、日本の社会を維持していくためにも、健康寿命を伸ばして平均寿命との差を縮めることは老人に課せられた責任ということになる。給料の半分を不健康な老人に使われてはたまらない。

 

健康寿命を伸ばすにはとりあえず働くこと。少なくとも70~75歳くらいまでは働く環境を整えること。収入を得る労働はもちろんのこと、ボランティア活動でもよい。積極的に家を出て規則正しい生活が健康寿命を伸ばすベストの方法である。俗に「テクテク、カミカミ、ニコニコ、ドキドキ」」が必要だ。適度な運動、規則正しい食事、心の健康、五感の感動。

 

何よりも老人特有の甘え、もたれかかりをなくする、自分で生きる気概を持つ。そこから新しい人生が見えてくるのだ。

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